十分に寝たはずなのに
翌日、眠くなる
日中の集中力が続かないーーーー
これは睡眠の質が
低下しているからだと
言われています。
調べてみると
それに該当する病名が
何度も上がってきました。
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気です。
私は勝手に
「太った人が発症しやすい病気」
だと思っていましたが
必ずしも、そうでもないようです。
もしも、睡眠時間はしっかり確保しているのに
日中睡魔が襲ってくると感じていらっしゃるのなら
確認してみましょう!!
『睡眠中の酸素不足』ともいわれる
この病気について、調べていきます。
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」って、どんな病気?
睡眠中、呼吸が10秒以上止まる疾患。
https://doctorsfile.jp/medication/164/ ドクターズファイル「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」とは
1時間あたり5回以上の無呼吸
もしくは呼吸が弱くなる低呼吸が発生している場合は
睡眠時無呼吸症候群と診断される。
カンタンに説明すると
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」とは
就寝中に呼吸が止まったり
止まりかけたりしては
いびきをかく――ということを繰り返す
不安定な呼吸が起こる病気です。
無呼吸によって
血中の酸素が不足してしまうため
睡眠時に
しっかりと体を休ませることができなくなり
日常生活に支障を来すことも
少なくないと言われています。
●「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」かもしれないチェックリスト●
□肥満傾向かもしれない
□高血圧である(もしくは高血圧の薬を飲んでいる)
□会議中や運転中など、昼間も眠い
□すぐ眠れるけど、しばしば目が覚める(トイレも含む)
□いくら寝ても、疲れが取れない(もしくは頭痛を伴う)
□寝ている間の呼吸が止まっていることがある
□寝返りの回数が多い(寝相が悪い)
□朝、ノドが乾いている
□アゴが小さい、または首が短くて太い
□どこでもすぐ寝る
(引用)https://www.philips.co.jp/a-w/healthyjapan/sleep/sas.html
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の良くない影響
「SAS」が起こるとふたつの方向で
良くない影響が起こります。
一つは、呼吸が止まって
酸素が足りなくなるために
自律神経のうちの
交感神経が過敏になって
脳も体も緊張してしまい
睡眠の質が悪くなります。
もう一つは
呼吸が止まり酸素不足の状態に陥れば
呼吸が再開されるたびに
体に負荷がかかるという点です。
●「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が引き起こす病気●
その結果起こりやすくなるのが
高血圧
糖尿病
心房細動
不整脈
心不全
狭心症
心筋梗塞
認知症など
命にも関わる病気を
引き起こす可能性もあります。
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の主な分類3つ
①脳や神経の異常:「中枢型」(CSAS)
脳や神経などの異常で
脳からの呼吸をするための指令が
筋肉へ行き届かなくなることが原因です。
まれなケースだと言われています。
②喉が狭くなる・塞がる:「閉塞型」(OSAS)
肥満などにより
喉の周辺が塞がってしまうことが原因の「閉塞型」(OSAS)が
最も多いと言われています。
・肥満のため首が太く、首回りに脂肪がついている
他にも
・下顎が後ろの方に引っ込んでいる
・舌の付け根が大きい など
体形が影響することも原因となります。
③「中枢型」+「閉塞型」:「混合型」
中枢型と閉塞型が混ざっている「混合型」もあります。
対処方法や治療
肥満の人が
睡眠時無呼吸症候群を患っている場合は
まずは生活習慣の改善から
取り組みましょう!
健康的な食生活や
適度な運動を心がけるなど
体重管理を行い
減量を目指していきます。
さらに、寝ている間の対処療法として
「CPAP療法」と呼ばれる鼻マスク
マスクにつながった機械から
空気を送り込むことで
呼吸を改善させるもの
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2021/03/2216710_s.jpg)
「短期的使用鼻咽頭エアウェイ(鼻腔挿入デバイス)」
気道を確保し
上気道が狭くなる
または閉塞することを防ぐことが出来る
「マウスピース治療」
症状の軽い場合は
専用のマウスピースで
顎の位置を整えることにより
呼吸を改善させることができる
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2021/03/1370877_s.jpg)
おわりに
うちの主人も一時
「いびき」のすごい時期がありました。
本人には自覚もなく
日中の眠気や疲れが抜けないなどの
支障もなかったのですが
やはり家族としては気になる…。
私も「いびき」で
何度も夜中に目が覚めるなどの
弊害もあったため
思い切って本人に話をしました。
主人の、健康に気を使い始めていた時期と重なって
食生活の見直しと
身体を動かすためにジムに行き始めたら
スッキリと体重も落ち
いびきの音量も
時間も減ってきました!
人生の3分の1にあたる
睡眠時の「呼吸」はとても大切なものです。
もしも
日中に支障が出ているのなら
貴重な人生の時間が
もったいない!!
気になるようでしたら
お医者さんに相談されるのも
良いのかもしれませんよ☆