女性のカラダのトラブルで有名なものに
「貧血」がありますね。
貧血の主な理由は
”鉄分不足”
特に日本は
「鉄欠乏大国」といわれるほど
日常的に
鉄分の摂取しにくい国民性なのだそう。
貧血リスクの人口は
欧米のなんと4~5倍!
しかも鉄分は
”努力のミネラル”と呼ばれ
吸収率が低く
意識してもなかなか推奨される量を
取るのが難しい栄養素。
その鉄分
不足すると『睡眠』にも
影響を与えることがあるそうですよ。
そもそも鉄分はどんな役割としているのでしょう
まずは「鉄分」が身体の中で
どんな働きをしているのか
確認していきましょう。
<鉄分の主な働き>
1.血液の中で酸素を体の隅々にまで運ぶヘモグロビンの主成分
2.脳内の伝達物質を作る触媒である
3.コラーゲンなどの合成に関わっている
4.白血球の働きにも関係しており、不足すると免疫力が落ちる
参考サイト https://adachijibika-fushimi.com/column/iron+geficiency+anemia 足立耳鼻咽喉科
人体に必要不可欠な鉄分ですが
基準保有値は
成人で4000mgと言われています。
70%が血液中で
残り30%は肝臓・脾臓・筋肉の中に貯えられています。
消費量は女性の場合
代謝で0.80mg
発汗で2.30mg
そのうえ、1回の月経で
15~50mg失われるそうです。
だから「貧血」は女性に多いのですね。
『睡眠』に鉄が必要な理由
先述の
「2.脳内の伝達物質を作る触媒である」ことに
関連しています。
脳内のアミノ酸である「トリプトファン」が
幸せホルモン「セロトニン」や
眠りを誘うホルモン「メラトニン」に
変化して行く時にも
「鉄分」が触媒になります。
鉄が不足するとうつ症状が出現したり
不眠症になったりもします。
特に「鉄分」は不足しやすい栄養素です。
「鉄分」は
血液の赤血球のヘモグロビンの成分となり
全身に酸素を運びます。
これによりエネルギーが産生され
体も温まります。
つまり、鉄が不足すれば
体も冷えやすくなるのです。
ぐっすり眠るためには
冷えを防いで
血行を良くすることも大切なポイントです。
<注意書き>
貧血予防のためには、鉄分だけを補えばいいというわけではありません。
ヘモグロビンは鉄(ヘム)と
たんぱく質(グロビン)が結合してできています。
そのためたんぱく質や
ミネラルも摂取する必要があります。
また、赤血球の合成に必要な
ビタミンB12や葉酸も十分に摂取しましょう。
特に妊娠中は
胎児に大量の「鉄分」を与えるので
注意が必要です。
「鉄分不足」が
妊婦さんの産後うつの一因となっているためです。
『睡眠不足』が貧血を引き起こすこともあります
貧血の原因のひとつに
睡眠不足もあげられます。
睡眠不足は
鉄分の吸収を妨げるため
貧血の原因にもなるのです。
「血液」は夜中寝ている間に
作られると考えられています。
睡眠不足や睡眠の質の低下は
「血」の不足を引き起こし
貧血を助長する原因になるといわれています。
●参考サイト●
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-tetsu.html 健康長寿ネット
https://www.walkerplus.com/article/1005253/ WalkerPlus
https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/body/?p=5030 クラシエ カンポフルライフ