漢方の基礎知識:「経脈」の大きな分類2つ ー 正経十二経脈と奇経八脈 ー

ここからは
よく似た名称だの
脈だの
経だの
分かりにくい世界に入っていきます💦

  
  
  

読んでくださっている方のためにも
または自分の知識のためにも
コツコツまとめていきますよー!

  
  
  

知らない言葉があると
人間、そこで躓きますが
少しでも「あ、見たことある💖」
と感じるだけでも
拒絶感は少なくなっていくかと思います。

  
  
  

どうぞお付き合いくださいね♬

「経脈」の種類2つ

「経脈」は
「正経十二経脈」と
「奇経八脈」
の2つに
大別されます。

正経十二経脈

12本ずつ
身体の経脈が左右の縦に流れる
計24本を指します。

そのうち
手を通る6本を「手経」
足を通る6本を「足経」
と区別し
さらにこれらの12本の経脈は
それぞれ特定の六臓六腑と関連しています。

通常、臓腑のことを「五臓六腑」と表現しますが
経絡を考える場合は
五臓に心包(心を包む膜)が加わって
「六臓六腑」
と表現されます。

心包に対応する腑は
三焦
になります。

12本ある正経十二経脈は
それぞれ臓腑とのつながりを持ちます。

五臓六腑
気血水を作り、貯蔵する飲食物を消化吸収し
栄養分を取り出す
小腸
大腸
膀胱
心包三焦

六臓は3つの陰経と呼ばれる
三陰(太陰・少陰・厥陰)

六腑は3つの陽経と呼ばれる
三陽(陽明・太陽・少陽)
に繋がり
これらの要素を含んだ名称が付いています。

三陰三陽は
陰陽の量が異なります。

陰は
太陰>少陰>厥陰
陽は
陽明>太陽>少陽
の順に量が少なくなっていくとされ
陰陽の量が等しい
「太陰と陽明」
「少陰と太陽」
「厥陰と少陽」が対になっています。

このような表裏関係にある経絡は
お互いの病を
治療することが出来ます。

例えば、
手を通る大腸経ならば
「大腸」は「腑」に属する陽経なので
『手の陽明大腸経』
になります。

奇経八脈

奇経とは
正経に相対して
呼ばれる経名だと言われています。

  
  

全部で8本ありますが、
正経と違い
臓腑との関係はありません。

  
  

正経十二脈を流れる
気血の量を調節したり
十二経の連携を密接にしたりする
働き
を担っています。

①督脈
②任脈
③陰維脈
④陽維脈
⑤陰蹻脈
⑥陽蹻脈
⑦衝脈
⑧帯脈

なかでも①督脈と②任脈は
正経と同じく
特有の経穴(ツボ)を持っています

  

陽経を統括する①督脈
陰経を統括する②任脈
特に重要とされ、
正経十二経脈と合わせて
十四経脈
と呼ばれています。

①督脈

督脈は「陽経の海」といわれ、
陽経を統括する作用
を持っています。

子宮(胞中)から起こり
会陰を出て脊柱を上がり
頭の後ろの風府から脳に入ります。
さらに頭部の正中線を通って
頭頂部、額、鼻を経て上の歯茎で終わります。

・頭項部の鎮静作用
・上背部の呼吸・循環器系の調節
・中背部の消化器系の治療
・泌尿器系及び腰椎の疾患の治療
・腰仙骨部の生殖器系や婦人科の疾患の治療 などに
用いられます。

②任脈

任脈は「陰経の海」といわれ、
陰経を統括する作用
を持っています。

任脈も胞中から起こり
会陰、腹部、胸部の正中線に沿って上がり
下あごで終わります。
・泌尿・生殖器の治療
・消化器系の治療
・胸部の心肺疾患や頚部の咽喉疾患の治療

この中で特に
下腹部の経穴は
泌尿・生殖器系、婦人科の疾患
に、
腹部の経穴は
消化器系の疾患
によく用いられています。

 
 
 

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「漢方の基礎講座」 谷口ももよ監修 成美堂出版
「プロが教える東洋医学のすべてがわかる本」 平馬直樹 ナツメ社
「図解 東洋医学の仕組みと治療法が分かる本」 丁宗鐡 ナツメ社
https://life-sp.sakura.ne.jp/category13/category16/ 「奇経八脈」訪問鍼灸ライフサポート