はじめの薬膳:脂質の豊富な「白ごま」

前回の「黒ごま」に続いて
今回は「白ごま」です✨

  
  
  

「黒ごま」の回でも少し触りましたが
「黒」と「白」
色の違いが
効能の違いに繋がっています。

「黒ごま」の良いところを
たくさん調べたと同時に
「白ごま」の良いところも
たくさん知ることが出来ました。

  
  
  

せっかくなので
今回は「白ごま」で
まとめていきたいと思います!

薬膳的「白ごま」の効果効能

【五性】甘味
【五味】平性
【効果効能】
 ・乾燥(特に肺)を潤す
 ・便通をよくする

「白ごま」は潤す力
特に
肺にあるとされています。

  
  
  

中医学では
肺は皮膚とつながっているので
皮膚の乾燥も
改善する力
があります。

そして肺とつながっている
臓器といえば大腸。

肺の潤いを高める「白ごま」は
つながっている大腸も
潤してくれるので
便通をよくしてくれます

  
  
  

ごまの持つ食物繊維は
便のかさ増
しをし
脂質成分で腸管を潤し
便の通過を
より良くす
ると言われています。

  
  
  

白ごまの色は「白」

  
  
  

白は肺の働きを
高める色とされています。

「白ごま」活用法

白ごまは
黒ごまに比べて皮が白く
薄いのが特徴です。

その大きな違いは
豊富な脂質
です。

「白ごま」の豊富な脂質

脂質の豊富な「白ごま」には
リノール酸や
オレイン酸

たっぷりと含んでいます。

  

ちなみに
この脂質が多いことを利用して
ごま油は
「白ごま」から作られています。

  
  
  

「オレイン酸」は
必須脂肪酸である「リノール酸」と
組み合わせて摂ることで
悪玉(LDL)コレステロールを下げ
血中コレステロールを
下げる働き
があると言われています。

  

ごまは1つの食材で
「オレイン酸」と「リノール酸」
2つの栄養素を
摂ることが出来る
有能な食材
でもあるのです。

  

これらの作用と、
ごまに含まれる「ゴマリグナン」や
「セレン」という
抗酸化作用の相乗効果で
がんや生活習慣病の
予防
もできると言われています。

  

老化を進めてしまう
活性酸素が最も発生しやすい場所は
肝臓です。

  

肝臓に
抗酸化作用を届けることで
酸化を防げます。

  

その結果、
老化を防ぐことが出来ます。

  

「ごまを食べると若さを保てる」
と言われる理由はそこにあります。

栄養豊富で香り高い「ごま油」

ごま油には、
種子を焙煎してから搾った
“焙煎ごま油”と、

焙煎していない
”ごまサラダ油”があります。

焙煎ごま油は
褐色で特有の香りがあり
ごまサラダ油は
無味、無臭、無色透明な油。

  
  
  

焙煎ごま油に含まれるセサモリンは
加熱により
さらに抗酸化作用の強い
セサモールという物質に変わります。

  
  
  

焙煎ごま油で
炒め物や揚げ物などをすれば
ごまの栄養価を
余すところなく活用することが出来ます。

  
  
  

体い良いからと言って
過剰摂取はダメですよ!

  
  
  

ごま油も「脂質」です。

まとめ&おわりに

絶世の美女と言われる
クレオパトラや楊貴妃も
ごまを好んで食したと言われており
遣唐使も
生薬として使っていたそうです。

  
  
  

ごまの効果・効能が
栄養学の発達により
明らかになったのは近年のことですが
昔の人は
体験を通して
ごまが美や健康に良いことを
知っていたのでしょうね。

  
  
  

「白ごま」は「黒ごま」より
外皮は硬くありませんが
やはり消化はしにくく
栄養素も取り込みにくいため
擦ったりペーストにしたほうが
体への吸収は良くなります。

体調に応じて
黒ごま・白ごまを
使い分けるもよし、
両方混ぜて使うのも良いですね。

  
  
  

毎日の食事に、
こまめに取り入れてみてください。

  
  
  

ごま油のよさを活かして、
もっとおいしく
もっと健康に💕

●参考サイト●
https://yuzuha-yakuzen.com/archives/1211 [肺を養う]白ごま くらしの薬膳サロン ゆず菜
https://www.shinsei-ip.ne.jp/knowledge/effect-efficacy/ ごまの効果効能 真誠
https://croissant-online.jp/life/95030/2/ どう摂るとより効果的?「ごま」の栄養学 クロワッサン
https://foodandlife.co.jp/blog180204/ お肌を潤す●●って?? food&life