暑すぎる夏のメンタルヘルス:暑さに負けない心のケア方法

あまりに酷暑が続くので
書こうと思っていたブログの記事を
変更することにしました!

 
 
 

今回は
「暑すぎる夏が
 メンタルに及ぼす悪影響について」

 
 
 

熱中症だとか
食欲不振とか
夏のカラダのケアは
いろいろと取りざたされているけれど
案外知られていないのが
メンタルケア

 
 
 

そこには、自律神経が
大きく関わっていることが
分かってきています。

夏の暑さが自律神経の負担に…!

夏の高温が
自律神経にも
悪影響を与えています。

自律神経とは?

私たちの体の中で
意識せずに
自動的に行われている

様々な機能をコントロールする神経です。

自律神経は大きく分けて交感神経副交感神経の2つがあります。

交感神経

身体を活動状態にするための神経で、アクセルのような役割を果たします。
例えば、運動するときや緊張しているときには、交感神経が活発になり、心拍数が増えたり、血圧が上昇したりします。

副交感神経

身体をリラックス状態にするための神経で、ブレーキのような役割を果たします。
例えば、睡眠時やリラックスしているときには、副交感神経が活発になり、心拍数が減ったり、消化活動が活発になったりします。

自律神経は体温調節
心拍数
消化
呼吸などの
無意識の身体機能を管理しているため
高温環境は
そのバランスを乱しやすくなります

高温が自律神経に負担をかけ
脳のオーバーヒートを
引き起こすこと
があります。

交感神経の過剰な活性化

高温環境では
体が体温を下げようとするために
交感神経が活性化されます。

 

これにより、心拍数や血圧が上昇し
常に「戦うか逃げるか」に
近い状態になります

この状態が続くと
心身に過度の負担がかかり
ストレスや不安の原因
となります。

副交感神経の抑制

交感神経が過剰に活性化されると
副交感神経が抑制されます。

 

副交感神経は
リラックスや消化の役割を担っているため
その機能が低下すると
リラックスできず
消化不良や不眠などの問題が発生
します。

体温調節の負担

自律神経は体温を調節するために
発汗を促進し
血流を皮膚に送るなどの
働きを行います。

 

しかし、持続的な高温環境では
これらの機能が
過剰に働き続けることになり
自律神経が疲弊します。

 

これにより、熱中症のリスクが高まります

内分泌系への影響

自律神経系と内分泌系は
密接に関連
しており、
ストレスホルモン(コルチゾールなど)の
分泌も影響を受けます

高温によるストレスは
これらのホルモンバランスを乱し
さらに自律神経のバランスを
崩すことがあります。

 

また、セロトニンと呼ばれる
幸福感をもたらす神経伝達物質の分泌を
抑制することが知られています。

メンタルに現れるさまざまな悪影響

夏の高温が
人間のメンタルに与える影響は
多岐にわたります。

 
  

具体的な例をいくつか挙げながら
ご説明していきましょう。

不快感とイライラ感が増大

高温環境では
体温調節が難しくなり
体が過度に熱を持つことが
ストレスの一因となります。

 

汗をかきやすく
体温が上昇し
不快感が増していきます。

この 不快感は
集中力の低下
イライラ感
焦燥感といった
負の感情を引き起こしやすくなり
感情のコントロールが難しく
なります。

 睡眠の質の低下

体温は就寝時に低下する傾向がありますが
高温環境下では体温がなかなか下がらず
入眠が難しくなります。

  

それと同時に睡眠も浅くなり
夜中に何度も目が覚めることで
疲労感が蓄積し
精神的なストレスに繋がりやすく
なります。

 

その上、高温は
睡眠の質を低下させる
ことが知られています。

 

寝苦しさや寝汗によって
十分な休息が取れず
結果として
メンタルヘルスに悪影響を及ぼすことがあります。

集中力と生産性の低下

高温環境は
脳の血流を変化させ
脳機能の低下
を引き起こす可能性が。

 

集中力が低下することで
作業効率が落ち
ミスが増えるリスクも高まります。

 

仕事や学業において
パフォーマンスが低下し
自己効力感の低下や
ストレスの増加につながることがあります。

うつ症状の悪化

高温環境は
セロトニン(幸福感をもたらす神経伝達物質)の分泌を
抑制することが知られています

これによりうつ症状を抱えている人は
高温によって症状が悪化し
気分が不安定になったり
意欲が低下したりすることがあります。

 

暑さのために
外出を控える人が増えることで
社会的なつながりが減少し
孤立感を感じることがあるかもしれません。

攻撃性や暴力性の増加

一部の研究では
高温と攻撃性や暴力性との間に
関連性が指摘
されています。

 

都市部での高温と
犯罪率の増加との関連性を
示唆する研究もあります。

 

もし、強いストレスを感じたり
精神的な不調を感じたりする場合は
一人で抱え込まずに
専門家や信頼できる人に
相談することも大切です。

夏を乗り切る高温対策の重要性

これらの影響を踏まえると
夏の高温対策は
単に快適さを追求するだけでなく
メンタルヘルスの維持にも
重要な役割を果たすことがわかります。

 
 
 

高温による影響は
個人差や状況によって異なりますが
これらの対策を心掛けることで
暑さによるストレスを軽減し
快適な夏を過ごすことができるでしょう。

適切な環境の確保

エアコンや扇風機を利用して
部屋を涼しく保ちましょう。

涼しい場所へ出かけるのも
気分転換を兼ねて
良いかもしれませんね。

十分な水分補給

脱水症状を防ぐために
こまめに水を飲みましょう。

 

一気にがぶ飲みしてはいけません

利尿作用のあるカフェインや
アルコールは
控えたほうが良いです。

適度な運動

早朝や夕方など
気温が低い時間帯に軽い運動をすることで
ストレスを軽減し
メンタルヘルスを保つことが出来ます。

うっすら汗をかく程度の運動は
代謝を上げ
発汗できる体作りにも
効果があります。

リラクゼーション

瞑想や深呼吸、趣味の時間を持つなど
リラクゼーションを取り入れましょう。

コミュニケーション

家族や友人と
過ごす時間を増やすことで
孤立感を防ぐことができます。

 

必要であれば
専門家に相談することも大切です。

 

  

これらの影響を軽減するためには
適切な体温管理や
ストレス管理が重要ですよ☆

●参考サイト●
https://www.heartfullife.jp/blog/mental-health/intense-heat/「猛暑がメンタルヘルスに与える影響と対策」ハートフルライフカウンセラー学院

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