漢方の基礎知識:あなたは大丈夫?夏の女性の不正出血

夏は不正出血の季節!
かもしれません笑

 
 
 

先週、
突然「生理」がやってきました

 
 
 

もう9ヶ月も来ていなかったので
年齢的にも
閉経だと思い込んでいたのに。

 
 
 

ちょうどその頃、
突然の不正出血の話を
聴く機会が多かったので、
調べてみました。

 
 
 

夏は多いんだそうですよ。

漢方の考え方で見る「夏の女性の不正出血」

漢方では、人の身体は
「気」「血」「水」という
3つの要素のバランスによって
健康が保たれていると
考えられています。

不正出血は
このバランスが崩れた状態の
一つの現れ
として捉えられます。

暑さによる体力消耗

夏の暑さで体力が消耗しやすく
体のエネルギーである「気」が不足すると
血液の循環が悪くなり
不正出血が起こりやすくなります。

水分不足

暑さで汗をかくことで
体内の水分が不足し、
血液が濃縮されて
血の巡りが悪くなることがあります。

ストレスと睡眠不足

夏は活動的になりやすく
ストレスや睡眠不足が増えることがあります。

 

これがホルモンバランスを崩し
不正出血を引き起こすことがあります。

漢方では不正出血のことを
「崩漏(ほうろう)」や
「血崩(けっぽう)」と呼び
主に「気」や「血」の不調が原因と考えられます。

「夏の女性の不正出血」の原因と漢方の見解

漢方の考え方では、夏は
「暑邪」と呼ばれる熱の影響を受けやすく
体内のバランスが崩れやすいとされています。

 

 
 

夏の不正出血は
暑さによる体の機能低下や
冷房による体の冷え
など
様々な要因が考えられます。

暑邪(しょじゃ)による影響

夏は高温多湿な環境が続くため
身体に「暑邪」が侵入しやすくなります。

暑邪は体内の
「気」や「血」を消耗し
血液の流れを乱すことがあります。

 

その結果、
体内の陰陽バランスが崩れ
不正出血を引き起こすことがあります。

水湿(すいしつ)の滞り

湿気が多い夏は
体内に「湿」が溜まりやすくなります。

 

湿が滞ると、
脾胃(ひい)の働きが低下し
血液循環に影響を与えます。

これが「血」の停滞を引き起こし
不正出血の原因になることがあります。

冷え(寒湿)の影響

夏でも
冷房の効いた室内で過ごすことが多いと
体が冷えて
血の巡りが悪くなることがあります。

 

特に下腹部の冷えは
子宮や卵巣の働きを低下させ
不正出血を招くことがあります。

精神的ストレス

夏の暑さや外的環境の変化は
精神的なストレスを
引き起こすことがあります。

 

ストレスは肝の気を滞らせ
「気」の巡りが悪くなることで
血行不良を引き起こし、
不正出血を助長することがあります。

「夏の女性の不正出血」の養生と予防方法

上記の原因に
当てはまるものはありましたか?

 
 
 

漢方では、
症状に応じて
適切な処方が選ばれます。

 
 
 

「暑邪」による不正出血には
体を冷やしつつ、
「気」や「血」のバランスを整える
方法や食事が用いられます。

 
 
 

冷えや湿気が原因の場合は
体を温め
「湿」を取り除く方法や
食事が用いられます。

身体を冷やし過ぎない

冷房を使う際は
直接冷気を浴びないようにし
適度な温度設定を心掛けましょう。

 

1枚羽織る、
3首(首・手首・足首)を冷やさないなど
工夫をしてくださいね。

十分な水分補給

こまめに水分を摂ることで
体内の水分バランスを保ちます。

水分補給を十分に行うことにより
血液の流れを促します。

 

ごくごく飲まずに
ちびちびと点滴のように
水分補給すると良いと言われています。

ストレス管理と適度な休息

リラックスする時間を持ち
ストレスを溜めないように心がけましょう。

 

体力を消耗しないように
適度な休息を取ることも大切です。

「血」と大きく関係する「脾」の働き

五臓のひとつである「脾」には
次の働きがあります。

食物を消化吸収して
 ・体内の「気」(生命エネルギー)や「血」を作る
 ・体内の「血」が外に漏れ出ないようにする
 ・体内の水分代謝をコントロールする
 ・栄養を全身に送り届け、内臓が下垂しないように保つ

身体が冷えて「脾」の働きが悪くなると
「血」が欠乏し
漏れ出しやすくなるのはそのためです。

「血」は身心にとっての栄養であり
人は栄養のほぼ全てを
食べ物から得るため
夏場は特に胃腸を労わることが大切
です。

まとめ

女性の不正出血は
体内のバランスが崩れた状態
であると
考えられています。

 
 
 

特に夏の時期は
体のバランスが崩れやすく
不正出血が起こりやすいとされています。

 
 
 

しかし、もし不正出血が多くあったり
痛みを伴う場合は
迷わず病院の受診をおススメ
します。

 
 
 

漢方的に解釈が出来ても
勝手に思い込むのは
危険
だと思うのです。

 
 
 

検査をして何もなければ
それから夏の養生を行っていきましょう!

 
 
 

身体からのサインだと思い
病院へ行ってくださいね🏥

●参考サイト●
https://toushindo.com/fuseishukketsu不正出血のときの漢方薬の考え方と体質、食事について」灯心堂漢方薬局
https://ameblo.jp/wakuwaku-youjyou/entry-11869539162.html 「不正出血と胃もたれの不思議な関係とは」心と体のライフスタイル漢方
https://www.longwood-senshu-cl.com/blog/entry351.html 「「熱」と身心の関係(夏の暑さが心と体に及ぼす影響」泉州統合クリニック

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