はじめの薬膳:豆腐の進化系!「お揚げ」の薬膳効果で隠れた魅力に迫る

つい最近、
「油揚げ」が薬膳リストに載っていることに
驚きまして。

 
 
 

「え、豆腐と一緒じゃないの?」
「お揚げさんは、薬膳としてそんなメジャーなの?」

って気持ちがいっぱいにww

 
 
 

面白そうだったので調べてみると
お豆腐とは全く別の
効果効能がたくさんありました。

「揚げてるしカロリー高いから避けてます💦」
なんて、もったいない!!

 
 
 

豆腐を油で揚げることによって
ぎゅっと濃縮され
栄養価が高まります。

 
 
 

油揚げがお好きなら
ぜひ一度、ご一読ください🦊

 
 
 

今夜から食べてみようって
意識が変わりますよ✨✨

薬膳的「油揚げ」の効果効能

【五味】甘味
【五性】平/温性

油揚げは豆腐を揚げたものなので
豆腐とは異なり
調理により
「平性」もしくは「温性」の性質を持っています。

薬膳的には、
油揚げは身体を温め
補気・補血作用
があり
体力や消化機能のサポート
役立つ食品とされています。

【効果効能】

補気強壮

油揚げの主要成分は大豆から作られており
薬膳では
大豆が「脾」を補う
とされています。

 

大豆の栄養を凝縮しているため
特に「補気」の作用が強く

体力を補い
気力を高めます

特に疲れやすい人や
体力が落ちているとき

油揚げを食べると、
エネルギーを補う助けとなります。

脾胃を温める

油揚げは油で揚げることで温性を持ち
冷え性の改善効果があります。

 

寒い季節や冷え性の人には
特に適しており
体を内側から温めて血行を促進します。

消化を助け、水分代謝を促進

豆腐のたんぱく質は消化しやすく
揚げることでさらに消化が促進される
いわれています。

 

油揚げも豆腐と同様に
利水作用があり
体内の余分な水分を排出する助けとなり
むくみの改善に寄与します。

補血作用

大豆には鉄分やその他のミネラルが含まれており
血を補う働き
があります。

 

特に女性の健康維持や
貧血の予防に良いとされています。

美容・ダイエット効果

油揚げに含まれる
イソフラボンやビタミンEは
抗酸化作用を持ち
美肌効果やアンチエイジング効果
期待できます。

 

油揚げは腹持ちが良く
食物繊維も豊富なので
ダイエット中の食事に取り入れると効果的です。

また、
大豆サポニンという成分が含まれており
コレステロールや中性脂肪を下げる働きがあるため
肥満予防にも効果が期待できます。

油揚げ豆知識①大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは
豆乳にも含まれている栄養素です。

女性ホルモンの「エストロゲン」に似ていて
お肌の調子やハリを良くしてくれます。

油揚げには大豆イソフラボンが
豆乳の2倍弱も含まれています

油揚げをたった半分食べるだけで
一日に必要な摂取量を取ることができます。

油揚げをよりヘルシーにする油抜きとは?

油抜きは
あくまで酸化した油分を落として
油揚げの風味を損なわないため
に行います。

そのため全部の料理で
油抜きが必要というわけではありません。

 
 
 

しかし、油抜きをすると
余分な油が落ちてよりヘルシーに
そして味がより引き立つ
ようになります。

 

ぜひお試しを!✧*。◝(*’▿’*)◜✧*。

カロリーを減らせる

油揚げのカロリーは
一般的に1枚30gに対して
約120kcalほどです。

 

やはり、油で揚げているだけあって
カロリーが高め
です。

 

そこで油抜きをすることによって
約120kcalあるカロリーを
75%の90kcalまで減らすことができます。

料理が油っぽくなるのを防ぐ

油抜きをひと手間加えると
油揚げが持つ酸化した油分が落ちて
普段よりさっぱりした仕上がりになります。

 

しかも
油揚げ本来の風味を損なわないことも
ポイントです。

お酢を調味料に加えると
油が分解されて食感がさらっと
味もさっぱりした感じになります。

油揚げに味が染み込みやすくなる

油揚げの表面に油分が多いと
水分をはじいてしまうため
味が染み込みにくいままです。

 

油抜きすることによって
油の膜を落とし
味自体も染み込みやすくなります。

お揚げ豆知識②大豆サポニン

大豆サポニンという栄養素は、大豆だけでなく
抹茶やコーヒーの苦味にあたるもので
脂肪分解の働きがあります。 

しかも、大豆サポニンは
腸で吸収されたブドウ糖が脂肪酸とくっつくのを防いで
余分な脂肪を蓄積させない効果もあります。

油揚げを取り入れるだけで
脂肪を分解するだけでなく
肥満予防にも繋がる
ので
積極的に摂りたい栄養素です。

豆腐vs 油揚げ!薬膳で見つける美と健康の使い分け術

油揚げの薬膳効果ばかりに注目してきましたが
おおもとのお豆腐と
どう違いがあるのか、
それをまとめてみました。

 
 

例えば、性質。

 
 

豆腐は「寒性」で体を冷やし
熱を取る
のに適しています。

一方、油揚げは「平/温性」で
体を温め
特に冷え性や胃腸の弱い人に向いています

主な効果も全く違い、
豆腐は清熱や解毒
体の「陰」を補い潤す効果
があり
油揚げは補気作用が強く
気力を補い体を温める働きが強い
です。

 
 
 

効果によってどちらを選ぶのか
季節によって選んでみたり
体調によって選んでみるのも
薬膳の楽しみですね♬

特徴豆 腐油揚げ
性質寒性(体を冷やす)平性/やや温性(体を適度に温める)
主な効果清熱解毒、滋陰補腎、潤腸通便、健脾利湿補気強壮、脾胃を温める、水分代謝促進、美容効果
体への作用体の熱を冷ます、消化機能を助ける体を温め、気力や体力を補う
おすすめの体質熱がこもりやすい、体が乾燥しやすい人冷え性、疲れやすい、体力が落ちている人
適した季節夏、暑い時期冬、寒い時期
利尿作用ありあり
美容効果肌の乾燥を防ぐアンチエイジング、美肌効果

おわりに&まとめ

ね、
「食べないなんて、もったいない!」
と思いませんでしたか?(*ˊᗜˋ*)

 
 

 

油で揚げることによって
大豆の栄養がぎゅっと凝縮させ
エネルギー補給にもなる。

 
 
 

しかも腹持ちイイから
少量でも満足することが出来ますよ✨

大豆タンパク質は
お肉に含まれるタンパク質と
同じくらいの栄養価がある上に
消化吸収を助けてくれる効果
もあるんです。

 
 
 

お肉に比べて
脂質を摂りすぎることもないので
気軽に料理に加えることも
魅力の一つですね。

 
 
 

どんな食材にも共通して言えることですが
身体にイイからといって
それだけを食べ続けることは
かえってよくありません!

 
 
 

どんなものも、適量がベスト✨

 
 
 

特にお揚げさんは
油で揚げてあるので
カロリーは高め。

 
 
 

揚げたてを
すぐに口に出来ればイイでしょうが
古い油であることも多々あります。

 
 
 

ご自分の身体と相談しながら
上手に取り入れていってくださいね(*´罒`*)

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