「宿便」という言葉をご存じですか?
「小腸の粘膜や絨毛にこびりついている、
古い組織や汚れが剥がれ落ちたもの」
と説明されています。
通常の便も、
食べ物のカスだけではありません。
半分以上は
腸内細菌や腸壁細胞の死骸なのです。
宿便がたまると
腸の消化吸収機能が衰え、
体にさまざまな悪影響が及びます。
宿便を出すことは
腸の機能を回復させることにつながるのです。
医学には「宿便」の概念はないようです
「宿便」とは、
腸管内に長くたまっている便のことを指す言葉です。
「宿便」という言葉には
次の2つの使われ方があるようです。
現状では、
「宿便」という言葉を使った時に
何を指しているかは人によって異なります。
①は「滞留便」とも呼ばれ、
実際に存在することが分かっていますが、
②については懐疑的な意見も多いようです。
しかも、西洋医学では②に当てはまる
「宿便」という概念は存在しないそうです。
「大腸のレントゲンをとっても
カメラを飲んでも
そういったものは映らないから」
単純にそういうことらしいです。(^-^)
プチ断食の宿便へのアプローチします
プチ断食には、
「胃や腸の大掃除」の役割があることを
いままでに何度か書かせていただきました。
つまり…
プチ断食をすると
ちょっとした飢餓状態に
↓
栄養分が余らない
↓
栄養分が全て、綺麗に消化、吸収、分解される
↓
不純物が溜まらない
というのが、
腸にこびりついた「宿便」が解消されるというメカニズムです。
その上、
不純物が溜まらない
↓
毒素が出ない体となる
↓
悪玉菌の過剰な増殖を防ぐことが出来る
というメリット付き!
腸からのホルモンも活性化させます
腸から出るホルモンの働きもあります。
食後8時間以上たつと、
消化管でモチリンというホルモンが分泌されます。
モチリンには腸の運動を活性化させ
腸に残った老廃物の排泄を促す機能があります。
空腹が長いほどモチリンは活発に分泌されるます。
プチ断食によって
毎日16時間以上の空腹状態を作ることで
腸にこびりついた宿便も排泄され
便秘も改善すると言われています。
ふたつの相乗効果で
より宿便を排出する力が強まるというわけです。
腸以外にも、血管の大掃除もしますよ☆
また、細胞の生命活動に必要なエネルギーを産出する為に、
体内に溜まっている脂肪
コレステロール
肝脂肪
動脈瘤など、
今までの食事やストレスで
消化しきれず残った物まで燃焼されるので
血管の大掃除にもなるのです。