まだまだ寒い日が続いていますね。
先日スーパーで「はまぐり」を見かけ
ひな祭りを思い出しました🎎
貝類は初夏に産卵を迎えるものが多く
身が肥えて
食べ頃となるのは3月から5月。
とりわけ
あさり・アオヤギ(ばか貝)・ミル貝などの
二枚貝が盛りを迎えます。
子供が小さな頃
5月の連休に
潮干狩りに行ったことを思い出しました。
懐かしいなぁ(*˘︶˘*).。.:*♡

そして3月の貝と言えば
ひな祭りの献立で主役を張る
はまぐりですね。
はまぐりの貝殻は一対になっているため
他の貝と合うことがないとして
夫婦円満を表す縁起物とされます。

一生添い遂げられるような
男性に出逢えることを願って
桃の節句には
はまぐりを頂くようになったとのこと。
あさりとはまぐりは
どちらも
春が旬の代表的な貝類です。
あさりをはじめ魚介の多くは
鹹味(かんみ)といって
塩辛い味に分類されます。
鹹味は冬の間働き続けた
「腎」を養う力があります。
寒い冬を乗り越え
これから暖かくなっていく
季節の変わり目のこの時期に
ぜひ食べて
体をいたわっていただきたい食材✨
貝類は昔から
私たちの食卓に欠かせない食材ですが
特に「あさり」と「はまぐり」は
薬膳の観点からもとても優れているんです。
あさりの薬膳的効能
【五味】甘/鹹味
【五性】寒性
肝臓の働きを助け、デトックスを促す
貧血気味の人や疲れやすい人におすすめ
乾燥による咳や声のかすれを改善
あさりは「補陰(ほいん)」の食材とされ
体に潤いを与える働きがあります。
鉄分やビタミンB12が豊富に含まれ
特に女性にとってうれしい食材です。
はまぐりの薬膳的効能
【五味】甘/鹹味
【五性】寒性
口内炎やほてりが気になるときに
余分な水分を排出し、体をスッキリさせる
体に溜まった毒素を排出し、美肌効果も期待
はまぐりは「清熱(せいねつ)」の性質を持ち
体の熱を冷まし
余分なものを排出する働きがあります。
カルシウムやタウリンが豊富に含まれ
ストレスを和らげる効果もあります。
この時期に「あさりとはまぐり」摂ると良い理由
春先は気温の変化が激しく
体調を崩しやすい時期です。
また、冬の間に溜まった老廃物を排出し
体をリセットするのにも適した季節。

あさりやはまぐりはデトックス効果があり
肝の働きを助けるため
春に積極的に摂ると
体のバランスを整えるのに効果絶大
また
花粉症などのアレルギー症状が気になる方にも
体の熱を冷ます「はまぐり」がおススメです。
さらに、この時期はあさりとはまぐりの旬にあたり
栄養価が最も高く
旨みも豊富になります。
特に春のはまぐりは
ひな祭りなどの行事食としても親しまれ
縁起の良い食材とされています。
旬の食材を摂ることで
自然の流れに沿った健康維持ができますよ。
「あさりとはまぐり」おすすめのレシピ
あさりとはまぐり、
どちらも身近な食材ですが
その奥深さをご存じですか?
薬膳の世界では食材は
「特別な力を秘めている」と考えられています。
古くから伝わる薬膳の知恵と
現代の食卓に合うレシピを
組み合わせることで
新たな発見があるかもしれませんよ。
あさりと生姜とねぎのスープ
あさりと生姜を使ったスープは
体を温めながら
デトックスもできる一品
胃の不調や吐き気の改善にも有効。

風邪予防にもおススメです。
あさりは寒性の食べ物のため
体を冷やす傾向にあります。
ねぎ・しょうがの体を温める力を
上手に取り入れてみてくださいね。
はまぐりの酒蒸し
はまぐりを酒蒸しにすると
うまみが凝縮され
余分な熱を冷ます作用がアップ。
春は肝臓が活発になる時期ですが
同時にストレスや疲労も溜まりやすい季節。
はまぐりは肝臓の機能を助け
体内の余分な水分を
排出する効果があります。

また、精神を安定させる効果がある
カルシウムが豊富に含まれているため
ストレスが溜まったときにピッタリ!
美味しいからと言って
食べすぎ注意です⚠️
あさりとはまぐりの炊き込みご飯
両方の貝を使うことで
旨みがたっぷりの薬膳ご飯に。

お好みでネギや生姜などの
薬味を加えてみてくださいね、
それぞれ薬膳的な効果があります。
例えば、
ネギは体を温め
生姜は消化を助ける効果が。
疲れたときや
体調を整えたいときにおススメです🍚
まとめ
あさりとはまぐりは
どちらも健康をサポートしてくれる優れた食材。
特に春先にはデトックス効果を活かし
体調管理にもパワーを発揮します。

さらに、旬の食材として栄養価が高く
自然の流れに沿った食事としても最適!
食からも
季節も感じられることができますよ
薬膳の知恵を
日々の食事に取り入れることで
無理なく体調を整えることができます。
春先の揺らぎがちな心と体を
健やかに保ちましょう!
「漢方ごはん」櫻井大典 著 長岡書店
https://watobi.jp/iroha/1925.html 「春(3月~4月)が旬の魚、おすすめ調理法」WATOBI