冬の終わりから、春先にかけて
スーパーで見かけるようになる
芽キャベツ。
小さな姿がかわいらしく
料理の彩りにもなる芽キャベツですが、
実は漢方や薬膳の視点から見ても
冬から春にかけての
季節の変わり目にぴったりの食材なのです。
実は今回、
この薬膳ブログ記事の題材を
提供していただきました✨
初めてだったから
めちゃウレシイ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
今回は、
芽キャベツの持つ効果効能や
五味五性の観点から
なぜこの時期に食べるとよいのかを
ご紹介します。
普通のキャベツと芽キャベツの違い
芽キャベツは
普通のキャベツとは異なり
キャベツの茎の脇芽にできる
小さな球状の野菜です。

芽キャベツの方が
ビタミンCやビタミンK
抗酸化物質が豊富に含まれています。
普通のキャベツよりも甘みがあり
ほんのり苦味が感じられます。
芽キャベツは普通のキャベツよりも
しっかりとした歯ごたえがあります。
普通のキャベツは
炒め物やサラダに使われることが多いですが
芽キャベツは丸ごとローストしたり
スープや煮込み料理に適しています。
薬膳的「芽キャベツ」の性質
【五味】:甘/苦
【五性】:温性
「甘」はエネルギーを補い
胃腸を整える働きがあります。
「苦」はデトックス作用があり
余分な熱を取り除く効果があります。
体を温める性質を持ち
まだ寒さが残る季節にぴったり✨
薬膳的「芽キャベツ」の効果効能
補気(ほき)
エネルギーを補い
疲労回復や免疫力向上を助けます。
健脾(けんぴ)
脾臓(消化器系)の働きを整え
栄養の吸収を促進します。
清熱(せいねつ)
余裕のある熱を取り除き
体内バランスを整えます。
解毒(げどく)
体内の老廃物や毒素を排出し
デトックスを促進します。

芽キャベツは胃腸を整えつつ
冬の寒さで冷えた体を温めてくれます。
その上、
老廃物を排出しやすくする効果があるため
冬から春への季節の変わり目に
ピッタリの食材なのです✨
免疫力アップ!芽キャベツの効果効能
芽キャベツは
普通のキャベツに比べて
栄養価が高いことで知られています。

ビタミンCやビタミンK
葉酸
食物繊維が豊富に含まれており
特に免疫力アップや
デトックスに優れた効果を発揮!
ビタミンCが豊富で
風邪やインフルエンザの予防に役立ちます。
ビタミンKが血液の健康を守り
動脈硬化や高血圧予防に貢献。
食物繊維が腸内環境を整え
老廃物を排出しやすくします。
抗酸化作用のある
ビタミンCやβカロテンが
肌の老化を防ぎます。
ビタミンKやカルシウムが
骨の健康を支えます。

芽キャベツは、小さな見た目ながらも
栄養がギュッと詰まっており
特に女性にとって
嬉しい効果がたくさんありますよ。
– 春の皿に苦みを盛れ -
なぜこの時期に芽キャベツを食べるとよいのか?
冬から春への移行期は
体調を崩しやすい時期でもあります。
寒暖差が大きく
自律神経が乱れがちになるため
胃腸の調子を整え
免疫力を高める食材が必要になります。
芽キャベツは
冬の間に溜まった老廃物を排出しながら
春に向けた
体の準備を整えてくれる食材なのです。
特に、
・冬の冷えで滞った血流を改善
・花粉症対策として免疫力を高める
・春先の疲れを軽減する
といった効果が期待できます。
また、芽キャベツは
苦味を持つ食材ですが
これは春にふさわしい特徴でもあります。

薬膳では
「春は苦味を摂ると良い」とされており
芽キャベツの苦味成分が
デトックス効果を発揮し、
冬に溜まった不要なものを排出してくれます。
芽キャベツのおすすめレシピ
芽キャベツの栄養を
効率よく摂取するためには
シンプルな調理法がおすすめです。
芽キャベツ自体が
手間のかからない食材でもあります。
ぜひ手軽さも楽しんでくださいね💗
芽キャベツのグリル
オリーブオイルと塩をまぶして
オーブンで焼くだけでも
十分に甘みが引き立ちます。

ビタミンCを損なわずに摂取できるので
美肌効果も期待できます。
芽キャベツとベーコンのソテー
ベーコンの旨みと
芽キャベツの甘みがマッチする
人気のレシピ。

ビタミンKが脂溶性なので
油と一緒に摂ることで
吸収率がアップします。
芽キャベツのスープ
コンソメや鶏ガラスープで煮込むことで
体を温める効果が高まります。

特に冷え性の方におすすめです。
まとめ&おわりに
芽キャベツは、
冬から春へと移り変わるこの時期に
ぴったりの食材です。
五味五性の観点から見ても
胃腸を整え
体を温め
デトックスを助ける効果があり
女性に嬉しい栄養素が
たっぷり詰まっています。
特に、免疫力アップや美肌
デトックスといった
健康効果が期待できるので
日々の食事に積極的に取り入れたいですね。
シンプルな調理法で
手軽に楽しめる芽キャベツ。
この春の体調管理に
ぜひ活用してみてくださいね✨