STEPを学び始めたとき
「こんな親でいたい」
「子どもと、こんな関係を築きたい」
そんな希望を感じた方は
多いと思います。
相互尊敬
対話
勇気づけ
どれも頭では
「大切だ」と
わかることばかりでした。
それなのに
いつの間にか苦しくなって
「私には向いていないのかもしれない」
「できない私がダメなんだ」
そう感じて
STEPから距離を取った人も
少なくありません。
また今月から
新しいSTEP/Teenの講座が始まります
Teenの講座は子供だけではなく
自分とも向き合うことが多くあるため
ツラさを感じてしまう
受講者の方がいらっしゃるのも事実。
今回はそんな気持ちに苛まれた場合の
原因と対処方法を
まとめてみました。
STEPの講座だけではありません。
新しい何かにチャレンジしようとした時
他人と比べたり
自分の成長速度に悩まされて
辞めてしまった経験のある方は
ぜひ、ご一読していただきたいと思います。
STEPの基本姿勢は、決して厳しいものではない
STEPが大切にしている基本姿勢は
・相互尊敬
・相互理解
・評価しない
・対話を大切にする
・完璧を目指さない
本来は、
親も子も、楽になるための学びです。

にもかかわらず
なぜSTEPは
「ツライもの」になってしまうのでしょうか。
STEPがつらくなるとき、親の内側で起きていること
STEPがしんどくなっていくとき
多くの場合、親の心の中では
こんなことが起きています。
「知っているのに、できない」
「わかっているのに、怒ってしまう」
「勇気づけなきゃと思うほど、苦しくなる」
ここで起きているのは
STEPの姿勢が、
子どもにだけ向いてしまっている状態です。
子どもには
「責めない」
「他人と評価しない」
「気持ちを聴く」
と言いながら
自分には
「できていない」
「まだ足りない」
「ダメな親だ」
と、厳しい言葉を向けてしまう。

このズレが
STEPを
少しずつ苦しいものに変えていきます。
STEPをやめてしまった人の気持ちがわかるとき
STEPから離れてしまった人は
学ぶ意欲がなかったわけでも
子どもへの愛情が
足りなかったわけでもありません。
むしろ
真剣に取り組んだ人ほど
静かに疲れていった
ということが
実際には多くあります。

STEPを学ぶと
「理想の関わり」が
はっきり見えてきます。
それと同時に
できていない自分の姿も
はっきり見えてしまう。
自分への「思いやり」がないまま続けると
STEPは
「できない自分」を映し出す鏡に
なってしまうのです。

また、真面目な人ほど
「学んだんだから、ちゃんとやらなきゃ」
と、自分を追い込みます。
勇気づけが
心から生まれる関わりではなく
守らなければいけないルールになったとき
心は少しずつすり減っていきます。
そして何より
STEPを大切にしている人ほど
「しんどい」
「つらい」と
弱音を吐けなくなってしまうことがあります。
本当は
一番勇気づけてほしかったのは
自分自身だった

そのことに気づいたとき
もう続ける力が残っていなかった。
STEPをやめたのではなく
自分の心を守るために
いったん離れただけ
そんなケースは
決して少なくありません。
セルフコンパッションは「自分への勇気づけ」
ここで大切になるのが
セルフコンパッションです。
セルフコンパッションとは
つらいときの自分に向けた思いやり。

STEPの視点で見ると
それはそのまま
自分自身への勇気づけでもあります。
怒ってしまったあとに
「またできなかった」と責めるのは
自分の勇気をくじく関わり。
一方で
「それだけ余裕がなかったんだね」
「ここまで、本当によくやってる」
と声をかけることは
自分を勇気づける関わりです。
「自分への思いやり」が入ると、STEPは戻ってこられる場所になる
セルフコンパッションを土台にすると
STEPの意味合いは
大きく変わります。
・できなかった日は、責める代わりに立ち止まれる
・失敗は、やめる理由ではなく、振り返りになる
・またここからでいい、と思える

STEPは
正しくできる親になるための
道ではありません。
関係に戻り続けるための道です。
まとめ&おわりに
STEPがつらくなってしまったとき
問題はやり方ではなく
自分への関わり方にあるのかもしれません。
STEPをやめてしまった人は
できなかった人ではなく
できるようになろうと
誰よりも頑張った人。
セルフコンパッションは
STEPを支える
見えない土台です。
自分を勇気づけられるようになると
勇気づけは
自然と子どもにも向かって
流れていきます。
何度離れても
何度でも戻ってこられる。
STEPは、
そんなやさしい学びの場です。
まずは
自分自身に向けた
あたたかなまなざしから
スタートしなおしてみましょう🌿

