スマホの「ブルーライト」が『睡眠』に与える影響

現代人には
なくてはならない便利なツール
「スマートフォン」ですが
いろんな弊害が上がっていますね。

  
  
  

『スマホ脳』なんて本が
ベストセラーになったり

子供のスマホ中毒が話題になったり

視力の極端な低下や
斜視などの
カラダへの悪影響が
多く見受けられるようになりました。

  
  
  

なかでも『睡眠』に対する
スマホからの悪影響の話題は
事欠きません。

  
  
  

すでに、寝る直前までスマホを使っていると
寝つきが悪くなるというのは
良く知られた情報ではないでしょうか。

    
  

分かっているけど
スマホを手放すことが出来ない…(*_*;

  
   
  

なんて方もいらっしゃると思います。

  
  
  

完全にやめることは無理でも
時間を限定するなど
節度を持った使い方の工夫で
睡眠への改善点は見つかるはずです。

  
  
  

人間、”良くない”と言われる原因が分かり
納得できると
案外受け入れやすくなったりするものですよ。(^_-)-☆

  
  
  

今回は、『睡眠』に関わる
「スマホ」から発せられる
「ブルーライト」について調べていきます。

スマホから発せられると言われる「ブルーライト」とは?

以前
「スマホのブルーライトは
 青空の光だから
 眠れくなるのは当たり前」

というお話を聞いて、
妙に納得した覚えがあります。

  
  
  

”青空の光”=「ブルーライト」とは
粋なネーミングだなぁと
感心したものです。

  
  
  

スマートフォンだけではなくLED照明にも
「ブルーライト」と呼ばれる
青色光が入
っています。

  
  
  

「ブルーライト」は
目に見える光の中で最も波長が短く
エネルギーが強い
といわれています。

  
  
  

拡散して目が疲れやすいため
眼精疲労や網膜の黄斑変性のなど
病変の可能性
も指摘されています。

そのうえ、最近は
体内時計への影響が特に注目されています。

「ブルーライト」を見ると、なぜ、体内時計のリズムが狂うの?

目からブルーライトが入ると
ガングリオンセルという視細胞が光を感知して
脳の視床下部にある
視交叉上核に情報が伝わります

  
  
  

ここは体内時計の
重要な中枢といわれています。

  
  
  

ブルーライトの刺激は
さらにメラトニンという
ホルモンが作られる松果体
に伝えられます。

  
  
  

昼間、ブルーライトを浴びると
メラトニンの分泌が抑えられて
活動が高まりますが、
夜に浴びると
ブルーライトを含む明るい光を昼と判断し
体内時計に作用して睡眠を促す
メラトニンの分泌が
抑制されて眠れなくなると考えられています

  
  
  

ブルーライトは、パソコンや電子書籍
LED照明などからも出ています

  
  
  

昼夜を問わず、屋外屋内のどこにいても
ブルーライトを浴びる
生活環境になってきたともいえます。

  
  
  

体内時計の睡眠と覚醒のリズムが乱れて
メラトニンの分泌が減ると
肥満や生活習慣病
がんなどの発症に影響
するという報告もあります。

寝る1時間前からは、スマートフォンの使用をやめ、部屋のLED照明をやや暗くしておく
・夜間はテレビやPCなどのデジタル機器の画面を見すぎないようにする
ブルーライトカットのスマホ用画面シールや眼鏡なども市販されているので、活用してみる
新型スマートフォンではブルーライトを調整する機能がついているものもあるので、活用する
夜間にコンビニなどの強い照明の場所へ行くのは避ける

引用:https://kentei.healthcare/info/column/?p=2653 日本成人病予防協会引用

「ブルーライト」以外にも、脳の興奮を引き起こしやすいスマホの接し方

仕事関係のメールをチェックしたり
SNSや動画を見る、
ゲームをすることは
脳が興奮して眠りにくくなります。

  
  
  

明日の仕事を円滑に進めるためにと
前日の夜
メールなどを確認すると
不安や心配事によって
かえって寝付けられなくなることもあります。

引用:https://kaimin-times.com/using-mobile-phone-before-bedtime-15789 快眠タイムズ

仕事は、朝早起きしてからのほうが
効率も良いため
早々に眠りにつくことをおススメします。

  
  
  

SNSや動画は
ついつい長時間見てしまいがちなので
注意が必要です。

  
  
  

特に近年のスマホゲームは
プレイによる興奮の果てに
脳の報酬系を刺激して
幸福・快楽を刺激するホルモンを
大量に放出されることを
目指した設計になっているため
危険です。

  
  
  

夜間は長時間の使用を避けるなど
工夫が必要です。

さらには、子供の不登校の要因にも

「夜にスマートフォンを見ているのは
 若い人たちが多いです。
 子どもたちがブルーライトの影響を知らずに
 IT機器にのめり込んでいくと
 体内時計のリズムが乱れて
 朝、起きられなくなり
 不登校に陥っていくことが一番心配です」

引用:杏林大学医学部 精神神経科学教室 古賀良彦教授

終わりに

何事も楽しいからと言って
やり過ぎては毒にしかなりません。

  
  
  

1日がやっと終わり
ホッと一息抜けたその時間に
SNSや動画を楽しんだり
ゲームに没頭することは
ご自身の心の状態を健全に保つためにも
必要なことだと思います。

  
  
  

私も、この時間を大切にしています!

  
  
  

でも、楽しみを優先しすぎて
身体と心の健康を支える『睡眠』を削ってしまっては
元も子もなくなってしまうんです💧

  
  
  

眠れないとお悩みならば、
一度、スマホとの関わり方を
見直してみるのもイイですね。

●参考サイト●

https://kaimin-times.com/using-mobile-phone-before-bedtime-15789 快眠タイムズ※図も
https://kaimin-times.com/how-to-improve-quality-of-sleep-13451
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/topics/152.html オムロンブルーライトの付き合い方