無事に卒業式も終わり
親として
ホッと一息ついているところだったのですが、
子供の問題は
親を待っていてはくれません。
今度は、上の子。
定期テストで赤点を2つ取ったため
教頭先生を交えた
特別三者懇談のために
呼び出しを喰らいました(-_-;)
だーかーらーっ
日々少しづつでいいから
勉強しておきなさいって
言っておいたのに…..!
今回はこの事例を題材に
STEPの技法でいかにムリなく
素晴らしい対処が出来るかを
まとめていこうと思います。
これは、だれの問題?
今起こっている問題が
誰が抱えているかを
はっきりさせるところから
問題解決への模索は
スタートします。
アドラー心理学でいうところの
『課題の分離』です。
この場合
この問題を放置すると困るのは、
ウチの息子。
進級、または来年
卒業できなくなる可能性が出てきます。
今年は進級は出来る成績ですが
単位を積み重ねて評価していくので
来年卒業が
危うくなる可能性があります。
先生たちはそれを危惧して
今回、特別三者面談になったのです。
解決策の模索
高校の先生たちは
頭ごなしに怒ったりはしませんでした。
現時点での生徒の状況を
適切に伝え、
追試に向けてどうするかを
穏やかに息子に尋ねてきました。
解決策は子供自身に決めさせ
それを実行するよう
約束させるためです。
息子が先生に提示した解決策は
「学校の課題を3巡する」こと。
この解決策を行えば
ちゃんと合格できるかも
先生は確認していました。
ムリな解決策は合格できない上に
息子自身の自信と
信頼も失うことにもなりかねません。
それも吟味したうえで
解決策が実行できなければ
追試は合格できない。
単位が修得することが
出来ないかもしれない。
勉強するのは
君自身だと先生が念を押していました。
そのうえで教頭先生が
「俺は君がすぐに解決策を決めれたことに興味を持った。
校内で君を見つけたら、
どこまで進んでいるか聞くかもしれない。
君から話しかけてくれてもいいよ」
とも声をかけてくれました。
この一言も
息子にやる気を起こさせてくれました。
すごい先生だなぁって
私も圧倒されました。
『I-メッセージ』で親の気持ちを伝える
学校の先生とのやり取りは
以上でした。
特別三者懇談の所要時間は
ものの15分程度。
息子は
今置かれている
自分の立場の重大さにも気付き
困難に立ち向かう
気持ちも出来たようです。
さて、母である私はというと
突然強制的な懇談を知らされ
日取りを決められて
息子に振り回された感が
否めませんでした。
当日仕事があったため
朝から弁当の準備とともに夕飯の下準備をし
職場では時間通りに仕事を切り上げ
高校へ移動し
1日大変な思いをして
三者懇談に挑んのでした。
何も伝えず
終わるわけにはいきません。
『I-メッセージ』を使って
きっちりと母の想いを伝えることにしました。
「お母さんはこの三者面談のために
朝からいろんな仕事をこなして今
ここに来ているんだ。
もう、こういう時間の使い方はしたくないな」
息子は私が仕事をしていることも
お弁当を作るために
朝5時に起きることも知っています。
母には母の生活があって
自分の行動は
母の生活を崩してしまった
ということが伝わったみたいです。
素直な「ごめんなさい」を
聴くことが出来ました。
それで十分だと思っています。
「論理的な結末」を体験させる
問題解決の方法が定まったのなら
あとは子供を信じて
この困難を乗り越えていけるように
勇気づけを行います。
余計なことを
言いたくなる気持ちは分かりますが
ぐっとこらえて
見守る立場に徹します。
頑張って自分の決めた課題をこなさなければ
単位を落とすかもしれない。
誰が悪いわけでもない
自分で判断して行動するしかない。
「論理的な結末」の体験です✨✨
この日は夕食後
息子はどこかへ勉強しに行くと言っていました。
図書館はすぐに閉まってしまうので
勉強が出来る空いているお店と言えば
喫茶店かファミレスくらい。
近所のファミレスで
閉店近くまで頑張ってきていました。
ちょっと親として甘いかもしれませんが
ドリンクバー代はカンパしてあげましたw
やりとげる勇気を
後押ししてあげたかったんです。
おわりに
追試まで、もう少し時間があります。
それまで息子は
頑張って勉強してくれるでしょうかw
見守るしかないんです
勉強するのは息子なんですから。
今回のトラブルも
STEPで解決することが出来そうです。
感情的に声を荒げて怒ることは
一度もありませんでした。
合格しても合格しなくても
息子には自分で選択した行動の結末を
身をもって
経験してもらうしかありません。
もちろん親としては
留年してもらいたくはないんですけどね(;^ω^)
あとは、彼の頑張りに期待するしかありません💪