
子育ては「愛情を持って!」
いわれなくても知っているよ!って
みなさん
感じていらっしゃると思います(*ˊᗜˋ*)
では、愛情と同時に
子供の気持ちを的確に受け止める
「感情反射」をご存じですか??
「感情反射(Emotion Reflection)」というスキルは
親子の絆を深め
子どもの自己肯定感を高める
素晴らしい方法✨
勇気づけプログラム「STEP」では
『反映的な聴き方』と呼ばれています。

今回のブログでは
「感情反射」とはどんなものなのか
そして、それをどのように
日常の子育てに活用できるかについて
具体的に解説します。
感情反射とは?
感情反射とは、
相手が表現した感情をそのまま受け止めて
言葉や態度で返すことを指します。
たとえば、子どもが
「今日友達に無視されてすごく悲しい」と言った場合
次のように対応するのが感情反射です。

そうだったんだね。それは本当に悲しい気持ちになるよね

無視されると寂しいし、傷つくよね
子どもの感情を否定せずにそのまま認め
共感することで、子どもは
「自分の感情をわかってくれている」
という安心感を持つことができます。
「感情反射」の具体的な実践方法
感情を受け止める
子どもの感情を
そのまま言葉にして返すことが重要です。
たとえば、子どもが
「学校が嫌い!」と言った場合
「どうして?」とすぐに原因を探ろうとするのではなく
まずは
「学校が嫌だって思ったんだね」
と感情を受け止めましょう。

質問がある場合は
感情を受け止めたそのあと
「何か嫌なことがあったのかな?」
と聞いてみてください。
否定しない
「そんなの大したことないよ」
や
「我慢しなさい」といった
否定的な言葉は避けましょう。

子どもの感情が認められないと
「どうせ自分の気持ちはわかってもらえない」
と感じるようになり
親に本音を話すのを
やめてしまうようになります。
共感する言葉を使う
子どもの気持ちに共感することで
心の負担を
軽くしてあげることができます。
「それは大変だったね」
「本当に悲しかったんだね」
という言葉がけは
子どもの心に寄り添う重要な一歩です。
子どものペースを大切にする
子どもが感情を伝えるのを
急かさないことも大事です。
「ゆっくりでいいよ」といった言葉で
子どもが自分のペースで
感情を整理できるようにサポートしましょう。
「感情反射」をされた子どもの変化
自己肯定感が高まる
感情反射を通し、
親が子どもの気持ちを受け入れることで
子どもは
「自分の感情には価値がある」
「自分は親にとって大切な存在だ」
と感じるようになります。
これにより
子どもの自己肯定感が育まれ
自分を信じる力が強くなります。

たとえば
学校で友達とけんかをした子どもが
「もう友達なんかいらない!」
と感情をぶつけたときに
親が「そんなこと言わないで仲直りしなさい!」
と叱るのではなく
「友達とけんかして、本当は悲しかったのかな?」
と気持ちを受け止めると
子どもは安心感を得ます。
この安心感が
「自分の存在は認められている」
という意識につながるのです。
感情を言葉で表現できるようになる
感情反射を受けた子どもは
自分の気持ちを理解しやすくなります。
たとえば
「悲しい」
「悔しい」
「イライラする」といった感情を
親が言葉にして返してあげることで
子どもは自分の感情を整理しやすくなり
少しずつ自分の気持ちを
正確に表現できるようになります。

このスキルは
友人関係や学校生活など
社会の中でコミュニケーションを取る際に
役立つものです。
感情を適切に言葉で伝えられる子どもは
他人とのトラブルを回避しやすくなり
人間関係を円滑に築く力が育ちます。
情緒が安定する
感情反射を受けた子どもは
「どんな気持ちでも親は受け止めてくれる」
と感じ、
感情を押し殺す必要がなくなります。
この安心感は
情緒の安定に直結します。
逆に、感情が受け入れられず
否定され続けると
子どもは自分の感情を隠すようになり
心にストレスを
溜め込んでしまうことがあります。

たとえば、子どもが
「テストで失敗してすごく悔しい」
と泣いているとき
親が
「失敗したことは悪くないよ」と慰めたり
「次は頑張ればいいじゃないか」と励ます前に
「悔しいよね。一生懸命やったもんね」
と気持ちを共有してあげると
子どもは気持ちを安心して
表現できるようになります。
これが情緒の安定につながります。
「感情反射」により、親子関係はこうやって変化していきます✨
信頼関係が深まる
感情反射を通じて
子どもの気持ちをしっかり受け止めることで
「この人なら自分の気持ちをわかってくれる」
という信頼感を持つようになります。

この信頼感は
日常生活の小さな会話から
思春期の深刻な悩み相談まで
あらゆる場面で役立ちます。
たとえば、思春期になると
親に本音を言いにくくなる子どもも多いですが
小さいころから
感情反射を通して
親子の信頼関係を築いておけば
思春期になっても
子どもは親を頼りやすくなります。
親も子どもの感情を理解しやすくなる
感情反射を繰り返す中で
親自身も子どもの感情に敏感になり
子どもの心の動きを
より深く理解できるようになります。

たとえば
いつもと違う表情や態度から
「今日は何かあったのかな?」
と気づきやすくなります。
この「気づき」は
問題が大きくなる前に
サポートできる重要な力となります。
感情反射を使う際の注意点
感情反射は
素晴らしいスキルですが
いくつか注意点もあります。
親の感情を押し付けない
子どもの感情を反射する際
親自身の感情や
価値観を過剰に押し付けないよう
注意が必要です。
子ども自身の感情を
尊重することが大切です。
過剰な介入をしない
感情反射は
あくまで子どもをサポートする方法です。

解決策を押し付けるのではなく
子どもが自分で
気持ちを整理するプロセスを見守りましょう。
おわりに&まとめ
感情反射は、一朝一夕で
完璧にできるものではありませんが
少しずつ取り入れることで
子どもの心に
大きな変化をもたらし
親子の関係を深めることができます。
子どもが親に対して
「この人は自分の気持ちをわかってくれる」
と信頼できるようになれば
どんな困難も
一緒に乗り越えていける強い絆が築かれます。

子どもの成長に寄り添いながら
親子で一緒に感情を分かち合い
理解し合う関係を目指しましょう。
それが、子どもの未来だけでなく
親自身も成長し
幸せにもつながっていきますよ✨