「養生」という言葉を聞くと
ゆっくり休養するとか
そのときの体調に合わせた食材を食べるとか
美味しくて栄養価の高いものを頂くとか
そういうことを想像しませんか?
私も、そういうものだと思っていました。
漢方を勉強し始めて
食べることの大切さや
身体からの声を聞くことの重要性を
痛感することが多くありました。
意外な感じがするかもしれませんが
『花を見る』養生が
昔から漢方の世界にはあるんです✨✨
季節ごとの花を愛でることは
私も大好き!
見ているだけでも癒されるし
匂いや
その時期に渡る風や空気感にも
癒されますよね。
「花を見る」という養生方法は
心を健やかに保つために
古くから用いられているそうです。
現代でも、
心身の疲れを和らげるための
効果が期待できますよ♬
「花を見る」という漢方の養生方法
花を見ることによって
心身ともに
リラックス効果があるとされています。
優れた香りを持つ花は
見るだけでなく、
香りにも
心を癒す効果があると考えられています。
心を癒す効果
香りの良い花を見ることは
心を落ち着かせ
ストレスを和らげる効果が期待できます。
また、
花の美しさを感じることで
心の豊かさや
感動を
味わうことができます。
花を見ると
心に心地よい刺激が与えられるため
ストレスを解消する効果があります。
花を見ることで
無意識に心が癒され
リラックスした状態になります。
花々が咲く季節には
美しい花を眺めることで
心が豊かさを感じ
前向きな気持ちになることができますよ。
また、花を見ることで
季節を感じることができます。
四季が感じられる日本では
春には桜
夏にはヒマワリ
秋にはコスモス
冬には寒椿など
季節によって美しい花が存在しますね。
その季節に応じた
適切な生活を送る
”基準”にもなるのです。
気と血の改善する効果
花を見ることで、目の疲れ解消や
目のストレッチにも
効果があると言われています。
スマートフォンやパソコンなどによる
長時間の目の使いすぎは
目の疲れや乾燥などを
引き起こすことがあります。
花を見ることで
視力を維持するための
目をストレッチすることができます。
眼精疲労の癒やしに
効果があると言えるでしょう。
また、匂いのある花には
「気」をめぐらせる効果もあります。
目に見えないエネルギーである「気」は
良い匂いによって
巡らせることができると言われているからです。
イライラして「気」が停滞しているときは
良い香りを胸いっぱいに吸い込んで
巡らせてみましょう。
睡眠の質を高める効果
花を見ることは
リラックス効果があるため
睡眠の質を高める効果が期待できます。
特に、ヒマワリやタンポポなどの
明るい色合いの花を見ることは
気持ちを明るくし
自然な眠気を誘う効果があります。
おわりに&まとめ
この季節、
いろんな種類たくさん咲いて
色とりどり✨
会社の小さな庭には
どんな季節でも絶えず花が咲いていて
今回この記事を書くにあたって
じっくりと眺めることができました。
そういえば
精神的に忙しかった時期は
それほど花に目がいかなかった。
なんだか
もったいないことをしていたかもと
反省💧
人を癒すためにも
咲いていたのかもしれないのに
もっと活用すればよかったです。
花だけでなく植物は
人に癒しと
エネルギーを与えてくれています。
花は咲いて
見る人の気持ちを癒してくれて
花のエキスは
人の体に反応するアロマや精油となり
心身の健康を手助けしてくれる
根や皮などは
枯れても漢方薬となり
体を養生し、
種類によっては花は野菜となり
人や動物に栄養を与えてくれる。
また、季節の花を見ることは
自然とのつながりを感じることができ
心を豊かにしてくれます。
まさに『天人合一(てんじんごういつ)』
「人は自然の一部」という考えを
体感できるということですね✨
日々の生活に取り入れて
心地よい生活を送りましょう。