『子宮腺筋症』が判明する以前にも、使っていましたよ、漢方

今回は子宮線筋症に関する
「漢方薬」をテーマに進めていきます。

  
     

これを調べていくうちに、
私にとって興味深いことが分かりました。

  
    

実は20代前半の頃、
漢方薬を服用していました。

  
  
  

「加味逍遥散」「桂皮茯苓丸」
このふたつの漢方薬。

  
  
  

「当帰芍薬散」とともに
婦人科三大処方薬に挙げられている漢方薬です。

私と、漢方薬との出会い

私は10代の頃から生理不順で
半年に1回程度しか
生理が来ませんでした。

  
  
  

その話を当時のバイト先のお姉さんたちにお話したら
「近いうちに病院へ行っておいで!」と
アドバイスをもらうことに。

  
  
  


望んでもなかなか赤ちゃんを授かれない方からの
心からの助言でした。

  
  
  

病院では、子宮不完全育成だと診断されました。
そこで、
漢方の力を借りることを進められたのです。

漢方での診断は…

当時、私の通っていた病院では
漢方薬を処方してもらえなかったので、
自分で漢方薬のお店を訪ね
望診・問診・聞診・切診をしてもらいました。

  
  
  

そこで処方された薬が、
「加味逍遥散」「桂皮茯苓丸」の2つだったのです。

  
    

漢方の処方は
基本体質「証」を見極め
同時に表れる諸症状を考慮して、
どれが最適な処方かを
専門の先生にじっくりと探ってもらいます。

  
  
  

診断には
1時間以上かかったことを覚えています。

  

    
「私にはきっとコレ!」  
  
  
と早合点にしないほうが、
身体にもお財布にも優しい選択ですよ💰

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

虚弱傾向で、
手足の冷え、胃腸虚弱、浮腫、貧血傾向の女性(A特に10代~30代)が適応。

体をあたためて貧血症状を改善する漢方です。

  
痛みを和らげたり、
ホルモンバランスを整える効果もあります。
  
  
消化吸収力を高めて食の細さを補い
弱った体を
いたわりながら優しく効いてくるタイプなので
妊婦さんにも処方されます。

桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

生理痛、生理不順、更年期障害、婦人疾患、打ち身、打撲、出血などの
いろいろな炎症疾患などに適用

下腹部痛や肩こり、めまい、のぼせ、頭痛、冷え、瘀血にも処方されます。
比較的体力のある20〜40代向きです。

加味逍遙散(カミショウヨウサン)

体力がやや弱~中程度で、
めまい、肩凝り、冷え、不眠・イライラ・頭痛などの症状を呈する
女性(特に30代~40代)に効果的。

自律神経に働きかけて
ホルモンバランスを整える働き
があることから、
月経前症候群の全体的な症状にも効き目があり、
イライラしたりくよくよ考えるタイプの
更年期の方にもオススメです。

服用には、注意が必要です!

同じ婦人科系の薬なのに
いろんなタイプの体調に
対応していることがわかります。

  
  
  

  
たった3つの薬を調べただけでしたが、
これだけでも十分に面白い!
そして、奥深ーい!!

  
  
  

緩やかに効く漢方薬ですが、
小さいとはいえども副作用もあります

  
やはり専門の先生にかかり、
正しく体質や症状を判断してもらった上で、
薬を処方してもらいましょうね。