漢方の基礎知識:「二日酔い」を、漢方の視点で見てみましょう🍶

漢方・東洋医学

『もう2度と
 あんな飲み方はしないので
 早くこのツラさを
 解消してください…!!』



そういう強く願う朝は
ありませんでしたか?

  
  
  

私はあります(笑)
お酒、大好きなんです💖

この歳になって、
「二日酔い」自体がとても苦しく
上手に飲む術を、ここ最近
身に着けれるようになりました。

  
  
  

たまには、
「あれ?なんか調子悪いな」
とか
「ちょっといつもと違うな」
と思う日もありますが。

  
  
  

今回は、
酒のみの永遠の課題である
「二日酔い」についてです🍻

  
  
  

「二日酔い」って、
人によっていろんなパターンがあるから
コレといった
特効薬も解消法もない
んですよね。

  
  
  

今回は、漢方の視点で
「二日酔い」を見つめてみます✨

「二日酔い」の定義とは?

「二日酔い」には
きちんとした定義がなく

一般的には
アルコールを飲みすぎた翌日以降に残る
不快な症状のこと
を言います。

  
  
  

代表的な症状として
・頭痛
・吐き気
・下痢
・むくみ
・胃もたれ
・睡眠障害
・動悸 など

  
  
  

肝臓が過剰なアルコールを分解しきれず
有毒なアセトアルデヒドが
血液中に増えてしまうことが
原因
と言われていますが、
「二日酔い」のメカニズムは
未だにはっきりと解明されていません

二日酔いは
酒の飲みすぎが原因であることは明白です。
しかしほとんど誰もが知っている
あのつらい症状が
何故起きるのかについては
驚くほど解明されていません。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-005.html 「二日酔いのメカニズム」厚生労働省e-ヘルスネット

漢方からみた「二日酔い」の原因

「二日酔い」の症状は人によってさまざま。

  
  
  

逆に、
これといった治療法がない証拠でもあります。

  
  
  

症状によって
漢方では3つの原因をあげています。

●二日酔いの3つの原因●
 ①熱邪
 ②湿邪
 ③寒邪

「六淫の邪」の詳しい説明は以下の過去の記事でどうぞ

①熱邪(ねつじゃ)

<症状>
  目の充血、頭痛、ほてり、のぼせ、不眠、動悸、胃の不快感、口の渇き
  尿の色が濃いなどの熱症状が見られます。

アルコール度数の高いお酒では
これらの症状が出やすくなります。

アルコール自体が熱性のため
アルコールをたくさん飲むと
体内で悪さをする
「熱邪」に変化
します

  

熱は上に昇りやすいため
症状が上半身に集中するのが特徴
です。

  

お酒の例:ワインや日本酒、ウィスキーなど

②湿邪(しつじゃ)

<症状>
  むくみや下痢などの症状が見られます。

原因は、水分の取りすぎによるものです。

  

むくみからくる頭痛やだるさ
吐きなども
よくある症状のひとつです。

お酒の例:ビール、酎ハイ、ハイボールなど

③寒邪(かんじゃ)

<症状>
  胃腸が冷え、
  胃もたれや下痢、悪寒などの
  冷えの症状が起こります。

体を冷やすものの取りすぎが原因です。

お酒の例:冷えたビールや酎ハイなど

これらの邪は複合的に関係することも多く
例えばキンキンに冷えたビールを飲みすぎると
「湿邪」と「寒邪」の両方が関わり
むくみが出る上、
下痢を起こしたりします

おわりに

「二日酔い」を思い返すと
手のひらが赤くなっていたことを
思い出しました!

  
  
  

その晩は
ワインをがぶ飲みしたんでしょうね、私は🍷
  
  
  
それにもカラダの中で
こんなことになっているとは
人のカラダは本当に面白い✨

  
  
  

次回は漢方での
解消法と
ツボでの対処法を
紹介します♬

●参考書籍・参考サイト●
カラダを考える東洋医学 伊藤剛著 朝日新聞社出版
https://kano-watanabe.jp/kanowatacolumn/hangover/ 二日酔いの漢方 ~酒は百薬の長・百厄の長?!~ 加納渡辺病院
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-005.html 「二日酔いのメカニズム」厚生労働省e-ヘルスネット
https://midikana.com/hutukayoi-kanpo/ 漢方薬で二日酔い対策 ミジカナ薬局
https://www.kamposupport.com/kentame/archives/1250 「二日酔い(宿酔)に効果的な3つの漢方薬」健タメ!

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