漢方の基礎理論『気血水』:身体を構成する要素「気・血・水」

漢方・東洋医学

前回
漢方の世界での「不眠」について
さわりだけ書いてみました。

「不眠」の状態とは
「気」が滞っている

または
「気」が充満しすぎて
イライラしている状態である

ということでしたね。

  
  
  

そこでいきなり、

「気」が関連していると言われても
そもそも「気」ってなに??

っていうところで
つまずきますよね。(;^ω^)

  
  
  

スマホにしても
新しい勉強にしても
わからない言葉が出てくるとうことは
それ以降のやる気や学習意欲が
削いでしまうものなのです💧

  
  
  

「不眠」の記事も大切なのですが
ここでひとつ、
漢方の基礎を
一緒に勉強していきませんか?

  
  
  

まずは漢方の世界の
基礎知識を解説しつつ
私もぐーーーっと
理解を深めていきたいと思います!

身体を構成する基本的な要素「気・血・水」

「不眠」の回で少しだけ触れた
「気」というもの。

  
  
  

そもそも漢方の世界では
「気(き)」
「血(けつ)」
「水(すい)」

という3つの要素が
身体を構成すると
考えられています。

この3つの状態や
構成バランスが崩れることが
身体の調子を崩した

考えられています。

  
  
  

「気」と「血」と「水」
それぞれの量と質がともに十分で
身体の中をスムーズに循環している状態が
健康を維持できている
ということです。

  
  
  

どれが一つが
多くても、少なくてもダメ。

  
  
  

流れが滞っていたり
量が少なくて
身体の中を巡りきらないのも
不調や病気の原因
になりかねません。

  
  
  

「気血水」のいずれかに
不足や停滞が起こると
病気があらされるとされ
主に、診断や治療に利用されています。

  
  
  

この「気血水」には
人間の身体を維持するための
それぞれ異なる働きがあります。

日本生まれの「気血水」理論

漢方の「気血水」の考え方ですが
実は、日本で生まれたものです。

  
  
  

もともと古代中国医学には
「気血思想」
というもの
があります。

  
  
  

「気」と「血」が身体を巡ることによって
生命活動が維持されているという
考え方です。

  
  
  

この「気血思想」を江戸後期の医師が
「血」をさらに
「血」と「水(血以外の体液)」に分け

日本の独自の発展を遂げた考え方
です。

「気(き)」とは”生きる力”

「気」とは
生きていこうとする
エネルギー
のことです。

  
  
  

身体の活動支える
目には見えない

生命エネルギーの源を指します。

見ることは出来ませんが
「元気」や
「やる気」などの言葉として
普段の生活にも
深く浸透していますね。

  
  
  

「気」が病むことを
「病気」
ともいいます。

「気」の働き

「気」の働き●
・内臓を働かせる
・血や水を作り出し、巡らせる
・体温を保つ
・皮膚を守り、病気の原因の侵入を防ぐ

「気」が原因のトラブル

●気虚
気が不足した状態です。
・元気がない
・食欲がない
・全身の倦怠感
・食欲不振
・疲れやすいなどの、症状があります。

●気滞●
気が滞っている状態です。
・不安感
・抑うつ気分
・頭が重い
・呼吸困難感
・喉が詰まっている感じなどの、症状があります。

気の停滞によって
気が塞がった状態を
「気鬱」
といいます。

●気逆●
全身を巡る気が逆行
または、上半身に上気した状態が気逆
です。
・げっぷ
・のぼせ
・冷え
・発汗
・発作性の頭痛
・動悸
・肩こり
・焦燥感などの、症状があります。

  
  
  
次回は、「気血水」の中の
「血」と「水」についても
調べていきます♪
  

漢方の基本知識を一緒に
勉強していきましょう\٩( ‘ω’ )و ///


  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  

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