『睡眠中』のやっかいな足のつり(こむら返り)

私の友人であり
お客さんでもある人に
週に1・2回ほど
「足がつる」人がいます。

  
  
  

いわゆる「こむら返り」と言われる
現象です。

  
  
  

その改善のために
整膚を受けに来てくれるのですが
「こむら返り」の痛みは鋭く
寝ていても起こされる上
そこからもしばしの間
痛みで寝付けられなくなるのだそう。

  
  
  

疲れて眠りたいのに
眠れない…!

  
  
  

整膚の世界において
「こむら返りの」原因は
「流れの悪さ」と「冷え」

が原因だと言われています。

  
  
  

実際、私のサロンでの施術と
ご自身で行う
日々のセルフ整膚のおかげで
頻度も痛みも改善されてきました。

  
  
  

私と言えば
妊娠中に数回経験しただけで
それからはほとんどありません。

  
  
  

けれども
あの痛みは痛烈に覚えています。

  
  
  

あの痛みで
心地よい眠りの邪魔をされるのは
ツラいものですね💦

  
  
  

「足のつり(こむら返り)」を経験する人は
かなり多くいらっしゃるようです。

「足のつり」とは「筋肉の強い収縮」

普段
歩行や運動時に
自分の意志で動かしている足の筋肉が
突然、自分の意志とは関係なく
けいれんを起こすことがあります

  
  
  

筋肉が収縮したままで硬直し
元に戻りにくくなり
痛みを生じる
ケース。

  
  
  

これが「足がつる」という症状です。

  
  
  

神経伝達の不調で起こる
”強い筋肉収縮”
を指します。

けいれんの持続時間は、数秒間から数分程度
 多くは病気と関係なく起こります。
・年齢とともに症状が慢性化したり
 重症化したりしやすいといわれています。
・よくあるふくらはぎだけでなく
 足の側面や裏、指、甲、すね
などにも見られます。

ミネラルバランスの崩れが主な原因

「足がつる」主な原因は
「神経伝達の不調」だと言われています。

  
  
  

神経伝達の不調とは
電解質の異常「=ミネラルバランスの崩れ」
です。

  
  
  

電解質とは
マグネシウムやカルシウム
ナトリウム
カリウムなど

水に溶けると電気を通す
ミネラルなどの物質
で、
神経が情報のやりとりをするときに
使われます

  
  
  

不足すると
神経伝達に支障が生じ

足の筋肉の働きも鈍くなり
足がつるのです。

  
  
  

特に、
筋肉の収縮の調節にかかわるのが
マグネシウムとカルシウム。

  
  
  

加齢や疲労、脱水、冷えなどによっても
ミネラルバランスはくずれ

同じ仕組みで足がつります。

どうして就寝中に起こるの?

寝ているときは
筋肉自体の働きが低下
します。

  
  
  

また横になることで
立っている通常時とは
異なる状態です。

  
  
  

そのうえ、
筋肉が疲労していると
過敏な状態になり、
さらに誤作動を起こしやすくなります

  
  
  

それに加えて
睡眠中は自然につま先が外側に伸びるため
ふくらはぎが少し縮んだ状態になっていることも
つりやすくなる原因です。

  
  
  

また、睡眠中は
汗をかいてミネラルバランスがくずれやすいうえ

布団から足が出ていたりして
足が冷えると
血流が滞って
電解質が運ばれにくくなります。

加齢とともにつりやすくなる? “筋力の衰え”問題

加齢とともに
睡眠時の足のつりは
増える傾向
があります。

  
  
  

理由は、加齢によって
「筋肉センサーが衰える」ことと
「足の筋肉量が減る」ためです。

  
  
  

筋肉量が減ると
血流が滞って電解質も運ばれにくくなり

また、筋肉疲労が蓄積し
足がつりやすくなる
のです。

  
  
  

さらに加齢とともに
血行不良による冷え
脱水傾向、動脈硬化
病気などからくる
神経障害などの要因も重なりやすいので
足がつることが増えるのです。

足がよくつる、ふくらはぎが痛くて目が覚める…その時の対処方法は?

まずは、慌てずに身体の力を抜きましょう

1.突っ張った足の筋肉をほぐしましょう
  おススメは、ゆっくりと痛みが出ない程度に
  「足の親指を身体のほうへ倒す」方法です。
  それから、焦らずゆっくりと膝裏を伸ばしてみましょう
  手が足先に届かないときは
  タオルを足に引っ掛けてみたり
  壁を使ってみたり
  工夫してみてくださいね。

2.痛みのあったところをマッサージ
  指先の自由が戻ってきたら
  足全体をマッサージしてあげましょう。
  痛みの余韻もあるかもしれません。
  身体の流れを整えるためにも
  心臓に向かって優しくさするだけでも、効果があります。

足をつらないための6つの予防策

1.適度な運動で筋力アップ
  ウォーキングやスクワットなど
  足の筋肉量維持や血行促進のために
2.日頃から睡眠やストレッチなどで
  疲労回復&筋肉の緊張をほぐしておく
3.体の冷え対策の徹底
4.水分をこまめに補給する
  特にアルコールやカフェインを飲む場合は
  水も飲んで脱水症状を防ぐ
5.神経伝達に必要なミネラル不足にならないよう
  バランスよく食事を摂る
  マグネシウムを含むアーモンドや
  カリウムを多く含むバナナなどを積極的にとって
6.1日の終わりに
  ふくらはぎのマッサージなどのフットケア