閉経と脂質代謝異常:知っておくべきリスクと対策

カラダのこと

今回はアドラー心理学から離れて
カラダのこと。

 
 
 

更年期の女性の
身体の変化についてです。

 

 
 

このブログでも
何度か取り上げてきましたが
今回は「脂質代謝異常」について。

 
 
 

私の更年期も
どうやら折り返し地点を過ぎ
後半に突入したようです。

 
 
 

生理が、この半年が来ていません。

 
 
 

そのせいでしょうか、
半年で急激に太ってしまい
毎年恒例の健康診断では
見事に「脂質代謝異常」の要注意判定が💧

 
 
 

かなりショーーーック💦

 
 
 

いままでそんな
予兆もなかったのに(-_-メ)

 
 

 

調べてみると
「脂質代謝異常」は
更年期のカラダの不調

挙げられていました。

 
 
 

閉経って
いろんなリスクがあるんですね

 
 
 

自分の身に降りかかると
あらためて
大変な時期に突入したんだな
と感じます。

 
 
 

更年期の「脂質代謝異常」について
(自分のためにも)
まとめていきますね✧*。◝(*’▿’*)◜✧*。

エストロゲンの減少が大きなキッカケ

閉経は女性の生殖能力が終了し
月経が停止する自然な過程
です。

 
 
 

閉経後、女性の体内では
ホルモンのバランスが変化し
特にエストロゲンの減少が顕著です。

これにより、
脂質代謝にも影響が及びます。

 
 
 

具体的には
エストロゲンはLDL(悪玉コレステロール)の濃度を低下させ
HDL(善玉コレステロール)の濃度を上昇させることで
動脈硬化や心血管疾患のリスクを低減しています。

 
 
 

しかし、
閉経に伴うエストロゲンの減少は
LDLの濃度が上昇し
同時にHDLの濃度が低下する
傾向があります。

 
 
 

この変化が、
動脈硬化や心血管疾患のリスクを
増加させる可能性
があるのです。

厚生労働省の調査によると
50歳以上の女性のうち
約50%が脂質異常症と診断
されています。

LDLコレステロールとHDLコレステロールって何?

1日に食事からとるコレステロールの量は
1グラム。

 

 
 

実際、
血中のコレステロールの大部分は
肝臓で合成されたものです。

 
 
 

肝臓でつくられたコレステロールは
血中へ出てきて全身へ送られ
細胞膜やホルモンなどをつくる材料として使われます。

しかし、
血中のコレステロールが必要以上に多くなると
余分なコレステロールが動脈の血管の内側にたまって
「こぶ」のようなものをつくります。

 
 
 

これが動脈硬化(アテローム性動脈硬化)とよばれる状態です。

一方、
逆に血管から肝臓へ向かうコレステロールもあり
これが多いと
血管にコレステロールがたまりにくくなるので
動脈硬化は進みにくくなります。

 
 
 

血管へ向かうコレステロールを
LDLコレステロール

肝臓へ向かうコレステロールを
HDLコレステロールとよんでいます。

LDLコレステロール=悪玉コレステロール
HDLコレステロール=善玉コレステロール
と分けていますが
コレステロールの種類が違うわけではありません

脂質異常症の判定基準値

LDLコレステロール140mg/dL以上高LDLコレステロール血症
HDLコレステロール40mg/dL未満低HDLコレステロール血症
中性脂肪(トリグリセライド)150mg/dL以上高トリグリセライド血症
日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版」より作成

生活習慣の見直しを

閉経後の「脂質代謝異常」を防ぐためには
以下の生活習慣の改善が重要です。

LDLコレステロールが高い場合

LDLコレステロールが高い場合は
食事について注意が必要です。

 

食品中の脂肪の大部分を占める中性脂肪には
脂肪酸がくっついています。

 

脂肪酸には
飽和脂肪酸
・一価不飽和脂肪酸
・多価不飽和脂肪酸
がありますが、
このうち飽和脂肪酸を多く含む脂肪を
たくさん食べると
肝臓でのコレステロールの合成が促進
されます。

 

一方、
多価不飽和脂肪酸は
むしろコレステロールの合成を抑える作用

あるといわれています。

 

血中のコレステロールを下げるためには
食品としては
コレステロールとは無関係な食事中の
中性脂肪の質が問題になってくるわけです。

もちろん
食事中のコレステロールが多くても
血中のコレステロールは高くなるので
とり過ぎは
控えたほうがよいのですが、
肝臓で合成されるコレステロールのほうが多いので
まず飽和脂肪酸を控えることが
重要
となるのです。

飽和脂肪酸が多いのは
動物性の脂肪です。

中性脂肪が高い場合

基本的に
カロリー(エネルギー)のとり過ぎ
注意が必要です。

 

菓子類など糖分の多い間食や
清涼飲料水
アルコールの飲み過ぎなど
これらの量を減らす必要があります。

 

運動不足も大敵です。

HDLコレステロールが低い場合

食事の影響をあまり受けませんが
トリグリセライド(中性脂肪)を下げることで
HDLコレステロールを増やす
ことができます。

 

また喫煙や運動不足も
HDLコレステロールを低下させるため
禁煙や有酸素運動で
HDLコレステロールを増やすこと
ができます。

おわりに

生活習慣病なんて
全く縁遠いものだと思い込んでいたのだと
この歳になって痛いほど分かりました💦

 
 
 

とうとうそんな歳になったんだなー(-_-;)
感慨深い

 
 
 

閉経に関連した体調の変化が
こんな数値で
分かりやすいものとして出てくることも。

 
 

 

この一つしかないカラダを大切にして
この先の人生も
楽しく過ごしていきたいと思います✨✨

●参考サイト●
https://www.smartlife.mhlw.go.jp/event/disease/cholesterol/ 「脂質異常」スマート・ライフ・プロジェクト

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