今回はアドラー心理学から離れて
カラダのこと。
更年期の女性の
身体の変化についてです。
このブログでも
何度か取り上げてきましたが
今回は「脂質代謝異常」について。
私の更年期も
どうやら折り返し地点を過ぎ
後半に突入したようです。
生理が、この半年が来ていません。
そのせいでしょうか、
半年で急激に太ってしまい
毎年恒例の健康診断では
見事に「脂質代謝異常」の要注意判定が💧
かなりショーーーック💦
いままでそんな
予兆もなかったのに(-_-メ)
調べてみると
「脂質代謝異常」は
更年期のカラダの不調に
挙げられていました。
閉経って
いろんなリスクがあるんですね
自分の身に降りかかると
あらためて
大変な時期に突入したんだな
と感じます。
更年期の「脂質代謝異常」について
(自分のためにも)
まとめていきますね✧*。◝(*’▿’*)◜✧*。
エストロゲンの減少が大きなキッカケ
閉経は女性の生殖能力が終了し
月経が停止する自然な過程です。
閉経後、女性の体内では
ホルモンのバランスが変化し
特にエストロゲンの減少が顕著です。
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2020/01/エストロゲン分泌量.png)
これにより、
脂質代謝にも影響が及びます。
具体的には
エストロゲンはLDL(悪玉コレステロール)の濃度を低下させ
HDL(善玉コレステロール)の濃度を上昇させることで
動脈硬化や心血管疾患のリスクを低減しています。
しかし、
閉経に伴うエストロゲンの減少は
LDLの濃度が上昇し
同時にHDLの濃度が低下する傾向があります。
この変化が、
動脈硬化や心血管疾患のリスクを
増加させる可能性があるのです。
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2024/05/2359719.jpg)
厚生労働省の調査によると
50歳以上の女性のうち
約50%が脂質異常症と診断されています。
LDLコレステロールとHDLコレステロールって何?
1日に食事からとるコレステロールの量は
1グラム。
実際、
血中のコレステロールの大部分は
肝臓で合成されたものです。
肝臓でつくられたコレステロールは
血中へ出てきて全身へ送られ
細胞膜やホルモンなどをつくる材料として使われます。
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2024/05/22713917-1024x768.jpg)
しかし、
血中のコレステロールが必要以上に多くなると
余分なコレステロールが動脈の血管の内側にたまって
「こぶ」のようなものをつくります。
これが動脈硬化(アテローム性動脈硬化)とよばれる状態です。
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2024/05/1320439-1024x857.jpg)
一方、
逆に血管から肝臓へ向かうコレステロールもあり
これが多いと
血管にコレステロールがたまりにくくなるので
動脈硬化は進みにくくなります。
血管へ向かうコレステロールを
LDLコレステロール
肝臓へ向かうコレステロールを
HDLコレステロールとよんでいます。
脂質異常症の判定基準値
LDLコレステロール | 140mg/dL以上高LDLコレステロール血症 |
---|---|
HDLコレステロール | 40mg/dL未満低HDLコレステロール血症 |
中性脂肪(トリグリセライド) | 150mg/dL以上高トリグリセライド血症 |
生活習慣の見直しを
閉経後の「脂質代謝異常」を防ぐためには
以下の生活習慣の改善が重要です。
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2024/05/24177430-1024x734.jpg)
LDLコレステロールが高い場合
LDLコレステロールが高い場合は
食事について注意が必要です。
食品中の脂肪の大部分を占める中性脂肪には
脂肪酸がくっついています。
脂肪酸には
・飽和脂肪酸
・一価不飽和脂肪酸
・多価不飽和脂肪酸がありますが、
このうち飽和脂肪酸を多く含む脂肪を
たくさん食べると
肝臓でのコレステロールの合成が促進されます。
一方、
多価不飽和脂肪酸は
むしろコレステロールの合成を抑える作用が
あるといわれています。
血中のコレステロールを下げるためには
食品としては
コレステロールとは無関係な食事中の
中性脂肪の質が問題になってくるわけです。
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2024/05/22020778-1024x756.jpg)
もちろん
食事中のコレステロールが多くても
血中のコレステロールは高くなるので
とり過ぎは
控えたほうがよいのですが、
肝臓で合成されるコレステロールのほうが多いので
まず飽和脂肪酸を控えることが
重要となるのです。
中性脂肪が高い場合
基本的に
カロリー(エネルギー)のとり過ぎに
注意が必要です。
菓子類など糖分の多い間食や
清涼飲料水
アルコールの飲み過ぎなど
これらの量を減らす必要があります。
運動不足も大敵です。
HDLコレステロールが低い場合
食事の影響をあまり受けませんが
トリグリセライド(中性脂肪)を下げることで
HDLコレステロールを増やすことができます。
また喫煙や運動不足も
HDLコレステロールを低下させるため
禁煙や有酸素運動で
HDLコレステロールを増やすことができます。
おわりに
生活習慣病なんて
全く縁遠いものだと思い込んでいたのだと
この歳になって痛いほど分かりました💦
とうとうそんな歳になったんだなー(-_-;)
感慨深い
閉経に関連した体調の変化が
こんな数値で
分かりやすいものとして出てくることも。
この一つしかないカラダを大切にして
この先の人生も
楽しく過ごしていきたいと思います✨✨
●参考サイト●
https://www.smartlife.mhlw.go.jp/event/disease/cholesterol/ 「脂質異常」スマート・ライフ・プロジェクト