お酒を飲むと、
肝臓がアルコールの分解のために働くのは
みなさんご存じの通りだと思います。
プチ断食中、肝臓は
その他のお仕事も一生懸命こなしています!
肝臓とアルコールの関連と共に、
特にプチ断食中の肝臓の働きから
アプローチしてみたいと思います!!
アルコールが引き起こしてしまう身体の異常と肥満
適度なアルコール摂取量であれば
特に問題はないのですが
それ以上の過剰なアルコールの摂取量になると
身体の至る所に
障害をもたらします。
特に、
栄養素の分解や
吸収・貯蔵などの機能を担っている「肝臓」は
かなり負担を強いられ
本来の機能が果たせなくなります。
そもそも肝臓の機能とは、いったい何?
肝臓は、
右の肋骨(ろっこつ)に守られるようにして存在する
ヒトの体で最も大きい臓器で、
体重の約50分の1を占めています。
「肝臓」は、主に
大塚製薬「肝臓の役割と肝臓の病気」
「代謝」や「解毒」
「胆汁の分泌」の
3つ機能を果たしています。
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/liver-cirrhosis-nutritional-therapy/liver-roles/
①代謝と貯蓄
「代謝」は、
胃や小腸で分解・吸収したものを、
利用しやすくする働きのこと。
肝臓では、
”糖”や”脂質”・”タンパク質”を代謝し
貯蓄する役割を持っています。
②解毒
「解毒」は、
身体に入ってしまった重金属や化学薬品などの毒素を
中和もしくは分解することです。
肝臓自体も「解毒」に関わっていますが
解毒を行ってくれる『胆汁の合成』という
仕事もあります。
③胆汁の分泌
脂肪の消化に必要な
胆汁の生成・分泌をします。
アルコールを摂取すると、肝臓はどうなる?
肝臓でアルコールは
サントリーSMART DRINK「アルコールが身体に入ると」
主に、ADH(アルコール脱水素酵素)の働きによって
「アセトアルデヒド」という有害物質に分解され
さらにALDH(アルデヒド脱水素酵素)の働きによって
無害な酢酸へと変化します。
https://www.suntory.co.jp/arp/alcohol/
大量にアルコールを摂取してしまうと、
そのアルコールの「解毒」に
時間とエネルギーがかかりすぎてしまいます。
そのため、肝臓の代謝機能の一つである
「脂肪の代謝」や「コレステロールの排出」が
アルコールの解毒作用により後回しとなり
体内に蓄積されてしまうことになります。
そのため、太りやすくなるのです。
断食中、肝臓は大忙し!
「代謝」と「解毒」だけでも大変な仕事なのに
その他にも肝臓のお仕事量は
200~1000以上あると言われています。
プチ断食によって
胃や腸はお休みさせることはできますが、
「代謝」と「解毒」の仕事を受け持つ肝臓は
フル稼働の状態!
栄養素が入って来なくなるため
いままで蓄積された脂肪やタンパク質を代謝し
身体を保とうと働きます。
糖新生
肝臓は糖を使うので
筋肉を分解して
たんぱく質を糖に変換して使います。
これを『糖新生』と言います。
ケトン体の合成
脳・筋肉への
糖の代わりになるエネルギーである
『ケトン体の合成』を行い
脂肪燃焼を高めます。
脂肪の分解
肝臓で生成された胆汁は、
胆管に分泌され
胆嚢にたまって濃縮されて
十二指腸で膵液とともに
脂肪の分解を助けています。
本格的な断食を行うと
初日から二日目にかけて、
腰痛を訴える人が出てくるそう。
これは
肝臓が疲労を訴えているから。
一生懸命働いている証拠なんだそうですよ☆