勇気づけセミナー「STEP」:アドラーの言葉で拓く、自分だけの未来「自己決定性」のすすめ

前回の記事で、アドラー心理学の
「5つの基本前提」について
紹介させてもらいました。

「5つの基本前提」1つ1つに
アドラー心理学をベースとした
子育てのヒントが隠されています✨✨

 
 
 

アドラー心理学を使って
子育てをすると
たくさんあるイイことの紹介と一緒に
身近な例を挙げながら
詳しく解説していきたいと思います。

自己決定性 ー 自分の人生は、自分が決める ー

「変われない」のではない。
「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。

アルフレッド・アドラー

劣等性や劣等感、生育環境がどのようであろうとも
それだけでは人生は決まらない。
その後、建設的(創造的)な行動をとるか
非建設的(破壊的)な行動をとるかは
自分で決められる

『働く人のためのアドラー心理学』(岩井俊憲/朝日新聞出版)より

アドラー心理学における
「自己決定性」とは
「自分の人生は、自分が決める」
というものです。

 
 
 

引いては
「自分の行動は自分で選択し
その責任を負うこと」
も意味します。

 
 
 

これは、アドラーの思想の核となる
重要な概念の一つです。

 
 
 

子育てにおいて
「自己決定性」を尊重することは
子どもが自立した
「人生の主人公」へと
成長するために非常に重要
です。

 
 
 

大人になり、社会に出れば皆
それを強いられることになるからです。

 
 
 

幼いころから
「自己決定性」を養ってあげると
変化に対応のできる
社会で通用する子供になります。

 
 
 

それでは、
どうやって「自己決定性」を養っていくのか
子育てにおいての
実践例と一緒にみていきましょう。

子ども自身の意見や考えを尊重する

子どもが、何かを決めようとしているとき
親はすぐに答えを教えるのではなく
「どう思う?」と尋ねて
子どもの意見を
じっくりと聞くようにしましょう。

 

たとえ、
親がその意見に賛成できない場合でも

「なるほどね、そういう考えもあるんだね」

と共感を示し
子どもの考えを否定しないことが大切です。

 

これによって子どもが
自分の考えを「尊重されている」と感じ
自信を持つことにつながります。

ここで言う
「子供の考えを否定しない」とは
すべての子供の意見を鵜呑みにし
肯定するという意味ではありません。

 

明らかに間違っている場合や
危険を伴う場合は、
親の意見として
子供に伝える必要があります

 選択肢を与え、自分で決めさせる

毎日のおやつを選ぶ

遊びに行く場所を決める

など、
子どもが自分で選択できる場面を
できるだけ多く設けましょう

 

「自らの意志で決定する」
という機会を作り出すのです✨✨

もし、
子どもが間違った選択をした場合は
それを否定せずに
「どうしてそう思ったの?」
と理由を尋ねてみてください。

 

子供なりの考えがあるはずです。

それを聞き出してみましょう。

 

親の意見は
「こうしてみたらどうかな?」
と提案する程度にとどめ
答えを強制しないことが大切です。

 

子どもが「自分で決断する力」を
身につけることにつながります。

失敗を恐れさせない

子どもが何か
「挑戦しよう」と決心したとき
失敗を恐れて尻込みしている様子があれば

「大丈夫、失敗してもいいんだよ。
 失敗から学ぶことができるからね」

と励ましの言葉をかけましょう。

 

失敗を恐れて挑戦しないことは
子どもの成長を妨げてしまいます

 

また失敗することを恐れて
親が先回りしてもいけません

 

大切なのは
「挑戦すること」であり
「成功すること」ではない
からです。

 

失敗を「学びの機会」と捉え
そこから成長していくことを促しましょう。

 

もしも失敗した場合は
子供と一緒に
原因を考えましょう

幼い時は経験値も少なく
原因を発見できないまま
終わることが多々あります。

 

どうして失敗してしまったのか
次回はどうしたら失敗を回避できるのか
親と一緒に考えることによって
思考の癖がつくようになります

 

失敗を回収できる術が身につけば
失敗を過度に恐れなくなります。

責任感を持たせる ー行動には責任が伴うことを教えるー

自立には、責任が伴います。

 

子どもが何かをやらかしたときは
すぐに親が代わりに解決するのではなく
「自分で責任を持って解決することだよ」
と促しましょう。

 

たとえ、解決に時間がかかったり
うまくいかなかったとしても
「最後までやり遂げることが大切だよ」
と教えましょう。

 

これは、
子どもが「責任感」を持ち
「問題を解決する力」を
身につけること
につながります。

まとめ&おわりに

アドラー心理学における
「自己決定性」を尊重した子育ては
子どもが「自立した心」を持ち
「人生の主人公」として
歩んでいくための土台
となります。

 
 
 

また、
自立には責任が伴うことも
学んでいくことが出来ます。

 
 
 

アドラーはこうも言っています。

重要なことは人が何を持って生まれたかではなく
与えられたものを
どう使いこなすかである

生まれつき才能や能力に差があっても
与えられたものをどう活かすかによって
人生は大きく変わるのです。

子どもとの関わり方の見直しの
手掛かりにしてみては
いかがでしょうか✨✨

●参考サイト●
https://toranet.jp/contents/career_skill/motivation/18787/ アドラー心理学に学ぶ!仕事のストレスに負けない8つの習慣とは?【前篇】とらばーゆ 
https://coach-minoru.com/self-determination/アドラー心理学】[名言]『自己決定性』の言葉3選(個人心理学・自己決定論・自己啓発)ビジネスコミュニケーション最適化ブログ