先日のSTEP/Teenの講座の中で
「罪悪感」についての話題がありました。
STEP/Teenのテキストの中では
「子供に罪悪感をなすりつけるようなことは、しない」と
「罪悪感を持つ必要はない」
というような内容です。
子供に「罪悪感をなすりつける」悪意については
テキストの文章からでも理解出来るのですが
「罪悪感を持つ必要はない」という文章だけだと
解説が少ないように感じていました。
「一切の罪悪感は必要ない」という意味合いではなく
「過度に罪悪感を持つこと」または
「長期に渡って罪悪感を持ち続けること」は
必要がないということだと
私は認識しています。
以前の記事で
「罪悪感」について書いたものがありましたが
それは『課題の分離』をして
現状を整理するという視点についてでした。
今回はそこを発展させて
「罪悪感を払拭するための3STEP」について
解説していこうと思います。
「罪悪感」とは、本能的な感情
「罪悪感」とは
いったい、どんな感情なのでしょう?
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2024/06/28613653_s.jpg)
「本当に悪いことをしてしまった」
または
「何もしてあげられなかった」
などの、自分への非難の感情ですね。
先述していますが
「罪悪感」とは、もともと人間本来に備わっている感情で
「このような失敗をもう2度としない」
「次はこんな気持ちにならないように行動しよう!」とする
防衛反応のようなものです。
罪の意識あるいは罪悪感ともいう。
法律上の犯罪ばかりではなく
「心理学辞典」 有斐閣
倫理的、道徳的、宗教的規範に背き
過失を犯した
あるいは犯そうと欲した時に感じる
自己を責める感情
「相手との関係を修復するような行動をとり
好ましくない行動を避けるようになる」
と解説されているように
「罪悪感」とは本来、
ポジティブな人間関係づくりを
後押しているものなのです。
そんなポジティブな意義のある感情ですが
過剰に
または長く持ちすぎると
自分自身を苦しめることになります。
「罪悪感」を解き放つ3ステップ
「罪悪感」を手放すための”3ステップ”のうち
①・②までやられている人は多いけれど
大切なのは3つ目✨
お分かりになっていると思いますが
大前提として
自分の行動で
相手に迷惑をかけたことが分かっている場合の
対応です。
※こちらに非がないのに
八つ当たりで不機嫌になっている人など
そういう場合はもちろん論外です。
ステップ①とにかく、心からの謝罪を
とにもかくにも、謝りましょう!
※もちろん自分に不備があった場合です。
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2024/06/28331704_s.jpg)
もう2度と
このような過ちを起こさないためにも
しっかり謝って
自分の非を認めましょう。
ステップ②現状の回復と、正しい手順で課題に取り組む
自分の行動で
本来ではない状態になっているのであれば
正しい状態にまで回復させます。
まずは元通りにすることを目標にしましょう。
仕事であれば
上司や同僚を頼って
現状復旧することも良いやり方です。
そうすることによって
正しいやり方を身に付けることが出来るし
仲間との信頼関係も強くなります。
現状の回復が出来たら
正しい手順で仕事を進めてみましょう。
ステップ③同じ間違いを繰り返さないための方策を立てる
ここで「罪悪感」の本領発揮です!
同じ間違いを繰り返さないための
防御の方策を立てましょう。
仕事であれば
「ダブルチェックをする」とか
いろんな形があると思います。
「もう2度とあんな思いはしないぞ!」
という気持ちを込めて
方策を立てることをおススメします。
ここでも
上司や同僚を巻き込んで方策を立てるのも
よい手立てですね♪
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2024/06/24671608_s.jpg)
ここまで3ステップを進めれば
もう「罪悪感」は手放しても大丈夫!!
あなたを苦しめた「失敗」は
ひとつの貴重な「経験」となって
未来への成功へと繋がっていきます。
子育てに3STEPを取り入れて、勇気のある子供に育てよう!
この3ステップは
仕事上だけで
使える技術ではありません。
子育てにも取り入れていきましょう!\٩( ‘ω’ )و ///
子供が、この3ステップを活用すると
この3ステップを習得した子供は
過度に失敗を恐れなくなります。
一時的な「失敗」をしたとしても
ちゃんと反省して
失敗と向き合い、
気持ちを切り替え
次に挑戦する気持ちを取り戻すことができます。
「失敗しても、大丈夫!
また立ち上がって
やり直せばいいんだ!」という自信に繋がっていくのです。
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勇気づけられた子供になっていきます✨
失敗を、そのままにしていた子供は
この3ステップを踏まずに
失敗をそのままに放置したり
逆に失敗を責めたりすると
失敗を過度に恐れる子供になります。
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失敗した自分は、愛されないんだ。
また失敗したら、今度は見捨てられるかもしれない。
そんな気持ちを持つ子供は
失敗しないためにも
何事にもチャレンジしない
無気力な子供になっていきます。
または失敗した場合、
回復する術を持たないため
失敗したことを隠そうとして
ウソをつくようになるパターンもあります。
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どちらにしても
前途ある子供にとっては
良いことではありません。
おわりに&まとめ
この3ステップは
仕事でももちろん
子育てにも有効なことが
お分かりいただけたと思います。
どんな世代でも
あらゆる人にも使える考え方であり
失敗をしない人なんて
いないのですから✨
前回の「課題の分離」を使って
誰に問題があったのかを見極めた後
自分に原因があった場合には
ぜひ取り組んで頂きたいと思います。