プチ断食における
ダイエットの部分について、
今回は書いていこうと思います。
プチ断食を始めると
順調にサイズダウンしていくときは楽しいのですが
止まってしまう時期がありますね。
こんな時期、
心が折れてやる気がなくなったり
気が緩んで
節制していた食事で羽目を外してしまったりと
甘えが出てしまいがちです。
よく言われる『停滞期』と言われる時期です。
『停滞期』とは、
ダイエットなどで体重が減らない期間を指します。
長期的なファスティングの時には、
よく起こる期間です。
この期間はダイエットにおける”魔の期間”として
多くの方を苦しめているのではないでしょうか。
停滞期が起こるタイミングがあります
停滞期は、
体重が5%減ったときに起こりやすくなると言われています。
例えば、60kgの人が「痩せたい!」
とプチ断食を始めたとします。
その時、プチ断食で3kg減ったところで、
停滞期が起きるということです。
体重が5%落ちると
人の身体は、ほんの少しのカロリーでも
エネルギーの吸収率を上げようと、
脳が身体に働きかけます。
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2020/03/1230213_s.jpg)
ちょうどダイエットを始めて1か月程度経ったあたりで
このタイミングがやってくることが多いようです。
どうして『停滞期』があるのでしょうか?
それは、
身体が飢餓状態と勘違いするから
人の身体は、
急激に痩せていくと身体が
「飢餓状態」と勘違いしてしまう時期があります。
体重が急激に減少すると
私たちの身体は飢餓になっていると判断します。
飢餓の時を乗り切るために
一定の体重を守ろうとする働きが
体内では作用します。
これをホメオスタシス機能といいます。
●ホメオスタシス機能とは?●
生きるために
人間は環境の変化や食物の影響にかかわることなく
体温・血糖値・血液酸性度などの
体内の状態を一定に保つことのための
生理的な仕組みがあります。
人間が生きるために
食べるものが十分に摂れないときでも
命をつなぐために持っている能力です。
ファスティングと停滞期の関係
数日だけのファスティングの場合は、
ホメオスタシス機能が働くことはありません。
ホメオスタシス機能は、
長期のファスティングの時に起こります。
1日だけや数日だけのファスティングの時は
体重の減少は、1~2kgとなるため
ホメオスタシス機能が働く間もありません。
反対に、長期のファスティングでは
徐々に体重が減るため、
身体の中で
「飢餓」の状態が続いているということになります。
そのために、飢餓状態を避けるため
停滞期が起こってしまいます。
断食中にまったく運動をしていないはNG!
空腹を避けるために運動をしないのは
停滞期を脱することができない
一番最悪なダイエットになります。
![](https://yoyu-shakushaku.com/wp-content/uploads/2021/01/3155216_s.jpg)
筋力が減り、脂肪だけが残る
ただ食べない水分だけで過ごすプチ断食は
筋力の低下につながります。
筋力が低下すると
基礎代謝量が減少してしまいます。
「サルコペニア肥満」に
近い状態になってしまう人もいます。
「サルコペニア肥満」とは筋肉と骨が細いために、
体重そのものは少ないですが
脂肪だけが残る最も危険な肥満です。
骨密度も低く、骨粗鬆症という状態になっている人もいます。
実際に、
体重だけに着目した過度なダイエットを行った20代の女性の中にも
骨粗鬆症の状態になる人もいます。
断食を行う時は、
必ず運動を一緒に行いましょう。
停滞期は誰にでもやってきます! 乗り越えていきましょう
順調にボディラインや
体重の変化が出ていたのに、
変化が止まってしまうと
やる気がなくなってしまいますよね。
しかし、このままプチ断食を続けていきましょう!
それまで運動を取り入れずに
プチ断食だけを行っていたなら
運動を取り入れてみるのも効果があります。
ここからプチ断食を頑張って続けていると
数週間から1カ月で
また体重が減り始めていきます。