カウンセラーへの道:脳神経と神経伝達物質

STEP勇気づけ

「脳神経系」と言われて
自律神経については
ボディケアもしているので
それについての知識はありますが
「脳と脊髄」は
これまた高校の生物の授業以来。

  
  
  

小難しい漢字が並ぶと
拒絶反応が出てきてしまいます(笑)

  
  
  

これも
通らなくてはならない道。

  
  
  

まとめていきまーす✨
今回は「自律神経」の容量がある分、
気持ちが楽かも。

神経系とは

神経系とは、
皮膚、その他の器官で
受け入れた外界の刺激や
体内部で起こったいろいろな刺激を
中枢に導き、
それに反応して興奮を起こし
この命令として
身体各部の筋や腺に
伝える器官系のことを指します。

脳脊髄神経系と自律神経

神経系は大別すると
「脳脊髄神経系」
「自律神経」に分けることができます。

  
  
  

脳脊髄神経は
さらに「中枢神経」「末梢神経」
分けることが出来、
中枢神経は
「脳」「脊髄」
末梢神経は「脳神経」
「脊髄神経」に分けられます。

自律神経は「交感神経」
「副交感神経」に分けられます。

中枢神経

脊髄から構成されていて
神経の中心になる部分

末梢神経

中枢神経の
末梢の受容器や
効果器を結ぶ神経を
「末梢神経」と呼びます。

  

中心神経は
全身に分布している末梢神経を介して
全身の細胞を支配し
調節しています

  

末梢神経の神経線維は
「知覚神経」「運動神経」
その両方が混じった
「混合神経」に分類されています。

脳神経

左右12対ある脳神経は
脳から発する末梢神経で
脳の下から左右対称に1対ずつ出ています。

脊髄神経

脊髄から出ている末梢神経で
31対あります。

  

脊柱の区分に従うと
頚神経・胸神経・腰神経・仙骨神経・尾骨神経の
5種に分けることが出来ます

自律神経

「自律神経」とは
身体で特に意識しなくても
勝手に調節している
生体機能のことをさします。

  

つまり体温・食欲・性欲・睡眠・全体的な代謝・血圧などの
コントロールを行っている
という意味です。

  

自律神経は「交感神経」
「副交感神経」とに分類され、
同じ終末器官に並んで存在しているが
まったく作用は別です。

  

互いにバランスを取りながら
身体の状態を整えているのです。

●交感神経

交感神経は
活動するときに働く神経で
アクセルとして働きます。

●副交感神経

副交感神経は、
休息やリラックスをするときに働く神経。

副交感神経がブレーキの役割を果たしています。

神経伝達物質とは

神経伝達物質とは、
文字通り
『神経と神経の間で
 情報を伝達するための物質』

  
  
  

全てを合わせると
その総数は
およそ1400種類以上であると
いわれています。

  
  
  

代表的なものを
いくつか見ていきましょう。

1.ドーパミン

興奮性

神経を興奮させ、
快感と陶酔感を与えています

  

「快感や多幸感を得る」
「意欲を作ったり感じたりする」
「運動調節に関連する」
といった機能を担っています。

  

攻撃性や創造性
運動機能を調節する働きがあります。

  

また、消化管の機能を低下させる
作用や血圧上昇作用もあります。

  

パーキンソン病では
ドーパミンが不足することが原因
で発症します。

2.ノルアドレナリン

興奮性

不安や恐怖を引き起こしたり
目覚め・集中力・記憶・積極性を高めたり
痛みを感じなくする
などの
働きがあります。

  

またストレスとの関連性が深く
ストレスがノルアドレナリンの働きを高めます

  

目の前の恐怖や不安に対して
体と脳が戦闘モードに切り替わり
立ち向かうことができ
そのため、集中力を高めたり
積極性な行動を起こすこと
にも役立っています。

  

ノルアドレナリンが不足すると
やる気や集中力が低下
してしまいます。

  

逆にノルアドレナリンが
過剰に分泌されると
「パニック障害」を引き起こす
原因
になるといわれています。

アドレナリンとノルアドレナリンの違い
ノルアドレナリンとアドレナリンの
最も大きな違いは
脳への精神的な作用の有無です。

ノルアドレナリン
脳内で神経伝達物質として分泌されるため
恐怖や怒り、不安などの
精神的な作用にかかわっています

一方、アドレナリン
脳内ではほとんど分泌されず
また副腎髄質で分泌されたアドレナリンは
血液脳関門を通過することができないため
精神的な作用には関与していません

3.アセチルコリン

興奮性

神経を興奮さえ
学習・記憶、レム睡眠や目覚め
に関わっています。

  

動作や運動の調節、感情や
意欲の制御に関わっています。

  

アセチルコリンは
自律神経と運動神経の
双方の作用に関わる神経伝達物質です。

  

脳内のアセチルコリンは
知的活動、特に記憶との関係が注目されています。

  

アルツハイマー型認知症の患者の
脳内はアセチルコリン濃度が
低下
していると言われています。

4.セロトニン

行動には抑制性に働きますが
気分は興奮させる方向に働きます。

  

セロトニンは
トリプトファンという
アミノ酸から作られる神経伝達物質

  

脳のどの部分で
セロトニンが不足しているかによって
異なる病気として現れるようになります。

体温調節、血管や筋肉の調節、攻撃性の調節、運動、食欲、睡眠、不安などに関わっています。

欠乏すると
感情や食欲、性欲、睡眠の障害が出やすくなり
うつ病の原因のひとつ
考えられています。

5.GABA:ガンマアミノ酪酸(γ-aminobutyric acid)

抑制性

GABAとは、
ガンマアミノ酪酸(γ-aminobutyric acid)の略称

  

不安を鎮める、睡眠、けいれんを鎮める
筋肉の緊張を解くなどの働きがあります。

  

GABAが中枢神経のシナプスで増加すると
沈静や抗不安の作用
もたらされると考えられています。

まとめ&おわりに

脳内物質については、
よくテレビの健康番組や
巷でも効き馴染みのある言葉が
並びましたね。

  
  
  

特にGABAは
睡眠サポート製品として
チョコレートなどのお菓子が流行しました。

  
  
  

胃腸から吸収されたGABAは
血液で運ばれるわけですが、
残念ながら脳には「血液脳関門」という
バリア機能があり、
通常の物質はそこを通過できないので
脳までは到達できない
といわれています。

  
  
  

でも、「それを食べれば安眠できる!」
と実感している方は、
それで充分。

  
  
  

よく眠れれば
目的達成なのですから✧*。◝(*’▿’*)◜✧*。

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