勇気づけセミナー『STEP』:「目的論」と「原因論」、使い分けて問題を解決しよう!

STEP勇気づけ

前回のコラムでは、
STEPにおいての
子供の行動の「目的を知る」
ということを
お話させていただきました。

アドラー心理学でいうところの
「目的論」を調べていくうちに

  
  
  

フロイトの「原因論」に触れることも出来
ふたつの相違が面白いなぁっと感じたので、
今回
私なりにまとめてみることにしました。

  
  
  

アドラーはもともと
フロイトのお弟子さんでしたが
師匠との考えの相違から
袂を分かつことになり、
自身の考えである
「目的論」を提唱したのだと言われています。

「目的論」と「原因論」

  
  
  
  

どちらが優れているとか
劣っているとかではなく

良いところを上手に取り入れながら
良好な人間関係を構築していく術が
この2つにはあると思います。

「原因論」とは一体なに??

フロイトの提唱した「原因論」とは
過去の経験が
今の状況を作り出している

という考え方です。

  
  
  

例えば

『小さな頃に、
 犬に追いかけられて怖い思いをした。

 だから、犬が苦手』

普段から
よく使われる考え方ですね。

    
  
  

この「原因論」の中でも
人生をも左右するような
大きな事象として有名なのが
「トラウマ」
です。

  
  
  

特に日本人には
この思考が
強く根付いている
と言われています。

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「原因論」と「目的論」を使い分ける

「原因論」「目的論」

  
  
  

この2つは
相対する考え方であり
見つめる視点も
全く違う方向
を向いています。

  
  
  

ざっくりと大きく言ってしまえば
「原因論」は過去

  
  
  

「目的論」は
未来を向いている

言われています。

  
  
  

例えば
あなたが勤務する工場で
製品トラブルが発生したとします。

  
  
  

製品の不具合や
システムなどに
問題があるときには、

「どうしてこういうことが
 起こってしまったのか?」
と、

とことん原因を深掘りし
問題を取り除き
改善していくことが
必要となります。

そこでは「原因論」
重要に
なってきます。

  
  
  

人的ミスが原因であった場合、
そこでは「目的論」
を使用して
ご自身、または
ミスを起こしてしまった方と
向き合います。

  
  
  

この場合は、
「よりよい製品を安定的に作り出す」

「いつでも使える安定したシステム作り」
が課題であるならば、
どうしたら目標となる製品や
システムを作れるかに
焦点を当てていきます。

  
  
  

そのために出来る努力について
意見を出し合ったり
話し合いの場を設けたり
建設的な方法を探っていきます

  
   
  

逆に、人に対して
ひたすらに「原因」を追求していくと
相手を萎縮させたり
ネガティブな感情にしてしまったり
責めるような
悪影響を及ぼす
ことがあります。

注意が必要です。

  
  
  

「君は管理が甘くて
 以前もこんなミスを起こしたね。
 今回もそれなのか?」

  

「今までもそうだった。
 自分は詰めの甘い人間なんだから
 仕方がないのか」

  
  
  

原因論で問い詰めると
解決策は見つけることは出来ず

ただ相手や自分を
責める気持ちが
強くなる
だけです。

  
  
  

なぜなら過去は
変えることが出来ない
からです。

アドラーが描いていた「人間の可能性」

ふたつの良いところを
上手に使うことによって
問題の解決や
現状の打破が出来ることを
ご理解していただけたと思います。

  
  
  

「原因論」と「目的論」は
ビジネスシーンの問題解決にだけ
活用できるものではありません。

『人の心理は物理学とは違う。
 問題の原因を指摘しても
 勇気を奪うだけ。
 解決法と可能性に集中すべきなのだ』

アルフレッド・アドラー

アドラーは、
こう言及しています。

  
  
  

『過去の原因に囚われずに
 今の自分の気持ちに向き合いなさい』

  
  
  

自分はどうなりたいのか。

どういう人生を歩みたいのか。

 
  
  

向き合うことによって
『人は変われる』のだと。

  
  
  

人間の可能性を最後まで信じ
「目的論」で解決していく手法が
アドラー心理学にはあるのだと思います。

おわりに&まとめ

私の開催する勉強会には
お子さんとの関係の改善のほかに
ご自身の心の在り方を
模索している方も
多く受講しています。

  
  
  

今までの自分を変えたい。

  
  
  

本当に変わりたいと思っている人には
変えるための
考え方や具体的な方法が必要
です。

  
  
  

フロイトの「原因論」も
アドラーの「目的論」も、
視点を変えた別々のアプローチ方法。

  
  
  

難しく考えすぎずに
世の中に数あるうちの
ひとつの道具に過ぎないことを
ご理解していただけると
気持ちが楽になるかと思います。

  
  
  

変えたい、変わりたい!

  
  
  

と感じているならば
ぜひ行動を起こしていきましょう。

  
  
  

行動無くして
変化はありませんよ。

●参考サイト●
https://www.question-circle.jp/2020/10/1141 『目的論と原因論とは?』QuestionCircle
http://biz-frameworks.com/individual_psychology_for_beginners/two_reasons_why_Adler_denied_it_.html
https://anotherhistory.co.jp/blog/teleology/ 「目的論:人間の行動には全て目的がある」㈱アナザーヒストリー

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