はじめの薬膳:夏の味覚!枝豆が夏の不調を改善させる

漢方・東洋医学

日本人にはおなじみの食材である
「枝豆」

 
 
 

これから暑くなる時期に向けて
美味しい季節が到来です╭( ・ㅂ・)و

 
 
 

ビールに合わせてもよし!
おやつに食べてもよし!
炊き込んでご飯にしてもよし!

 
 

 

その他にも
いろんな食べ方があると思います。

 
 

 

どうして薬膳の食材として
今まで調べてこなかったのか
不思議なくらい身近な「枝豆」は
ちょうど今が旬✨


 
 

この時期に旬を迎える理由が
効果効能を調べていくと
わかって来ました✨

「枝豆」は緑黄色野菜、栄養価も違います

枝豆は
大豆が熟す前に収穫したもの

大豆になると
「豆類」に分類されますが、
枝豆は
「緑黄色野菜」に分類
されています。

 
 
 

栄養学的にも、
枝豆は大豆と同様の成分を備え
大豆にない
βカロチン
ビタミンC、E、鉄分を含み
ます

薬膳的「枝豆」の効果効能

【五味】
【五性】
【効果効能】
 健脾:「脾」の働きを高め、水分代謝をよくする/消化を促す
 利湿:余分な水分である「湿」を排出する
 補気:エネルギーの素となる「気」を補う
 補血:「血」を補う

むくみ・冷え対策に

湿度の高くなっていくこの時期に、
身体の余分な水分を
排出する作用
があり、
冷房などで強くなっていく
下半身の冷えやむくみ、
重だるさを改善する効果
があります。

夏バテ防止に

「気」や「血」とは
体の中を巡るエネルギー
のこと。

 

枝豆には
気血を増やす作用があり、
貧血や冷え性
疲労回復などに効果
が期待できます。

 

冷たいもの食べ過ぎ飲み過ぎにより
胃腸の調子を崩しがちですが
消化吸収力を養い
胃腸の調子を整えます

 

食欲不振や消化不良
夏バテなどの改善に
効果が期待できます。

肝機能を向上させるため、ビールのおつまみにピッタリ

枝豆には「メチオニン」という
アミノ酸が豊富に含まれており
肝臓の解毒作用を高め
二日酔いの予防や
肝機能の向上に効果が期待できます。

枝豆の肝機能への働きかけ

 肝機能の向上
 利尿作用
 アルコールの分解促進

先述のむくみの解消と併せて
ビールのおつまみに
おススメなのにも理由があるんですね。

枝豆の薬膳的食べ方

日本では「茹で枝豆」が主流ですが
他にも
いろいろな枝豆の調理方法があります✨

 

枝豆の薬膳効果を
最大限に引き出すためには
調理方法や食べ方に
こだわると楽しいですよ。

茹でる

枝豆を茹でる場合は、
塩茹でにせず
だし汁で茹でるとより効果的です。

だし汁には
昆布や干し椎茸、生姜などを使うと
良いでしょう。

 
塩分を控えている方にも
おススメです。

炒める

枝豆を炒める場合は、
生姜やニンニクなどの薬味を加えると
胃腸を温める効果がアップします。

スープにする

枝豆をスープに入れると
栄養が壊れることなく
体内に吸収されやすい料理になります。

天日干しにする

 枝豆を天日干しにすることで
利尿作用を
高める効果が期待できます。

おわりに&まとめ

日本や中国では
すっかりおなじみの枝豆ですが
西洋諸国では
大豆を未成熟のまま食べるのは
ごく最近になってからのこと。

 
 
 

英語でも
「edamame」と表記されています(*’ω’*)

 
 

薬膳の記事を書くたびに感じますが
旬を迎える野菜には
ちゃんと意味があるんだなって。

 
 
 
自然は上手に出来ていて
スムーズに回っているんだなと感心します。

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