はじめの食養生:ビタミン&ミネラルたっぷり 冬に食べたい「かぼちゃ」

今回は、
ハロウィンだから「かぼちゃ」です🎃

  
  

安直です(笑)

  

  
  

ちまたでは可愛らしいオレンジ色の
ジャック・オー・ランタンがたくさん並び
すっかりハロウィンムード✨

秋が深まり、冬の訪れを感じますね。

  
  
  

実際、日本の食卓には、
秋から冬に向けて
あの元気なオレンジの食材に
お目にかかることも多くなります。

  
  
  

煮物はもちろんのこと
クリームとの相性も良いため
ケーキ屋さんにも
新しいスイーツがたくさん並んでいます。

  
  
  

今回の食養生の主役は「かぼちゃ」ですよー🎃

「旬の時期」と「収穫時期」が違うかぼちゃ

さてさて、かぼちゃは
「旬の時期」と
「収穫時期」が違う
という事を
ご存じでしたか?

  
  
  

国内で栽培されているかぼちゃは
梅雨の時期から秋までが
収穫時期。

  
  
  

でも旬は、
今から冬
にかけてなんです。

  
  
  

普通、野菜は
採れたてが一番おいしいと
言われていますが
しかし、かぼちゃは違います。

  
  
  

採れたてのかぼちゃは水分が多いうえ
糖分が少ないため、
あまりおいしくありません。

  
  
  

あの硬い皮のおかげで
保存性の高いかぼちゃを
3か月ほど追熟させると、
でんぷんが糖分に変化し
あのホクホクと甘いかぼちゃになる
のです✨

そのうえ栄養価まで高くなります!!

  
  
  

「旬」という言葉は
「採れたて」をさしているわけではありません。

  
  
  

自然のなかで育った食べ物が
もっとも美味しく
もっとも栄養価が高い時期を意味しています。

  
  
  

冬至の日に
かぼちゃを食べる風習がありますね

  
  
  

この風習は
栄養価の高いかぼちゃを食べることで、
より厳しくなっていく冬への
免疫力を高めるため
と言われています。

食養生としての「かぼちゃ」

南瓜(かぼちゃ)
【五味】:甘
【五性】:温
【効果・効能】
 ・疲労回復・滋養強壮
 ・「気」と「血」を補う
 ・内臓の働きを助け、消化の促進
 ・下痢便秘の改善

人間が生きていくためのエネルギー源である「気」

  
  
  

この「気」を
かぼちゃは補ってくれます

  
  
  

「気」は食べ物が
胃腸で消化吸収されて作られます。

  
    

かぼちゃは体を温め
消化吸収を助けるため
疲労回復にも役立ちます。

栄養学的にも優れています

漢方の世界でも
かぼちゃは栄養豊富な野菜の一つなのですが、
栄養学の面からも
優れた食材だと言われています。

  
  

栄養学が発達してなかった昔から
人々は食生活によって
かぼちゃの効能を知っていたのでしょうね。

βカロテン

かぼちゃの鮮やかなオレンジ色は
βカロテンによるものです。

β-カロテンは体内で
ビタミンAに変換
されます。

ビタミンAは目の機能
皮膚や粘膜の健康を保つために必要なビタミン
粘膜のダメージを回復する効果や
免疫力を高める働きがあります。

ビタミンC

ビタミンC
ご存じの通り強い抗酸化作用があり
体を守る働き
をします。

活性酸素を消去
粘膜を強くして健康に保つ効果があることから
風邪予防の効果も期待できます。

かぼちゃに含まれているビタミンCは
熱に強く
加熱しても壊れにくいことが
特徴
です。

ビタミンE

血行不良は冷え性や肩こり
頭痛のほかにも
肌荒れなどの原因にもなりますが、
ビタミンEは身体の末梢血管を広げることで
血流を改善し
疲労の回復を早めます

かぼちゃにはビタミンEが
100gあたり4.9mg
野菜の中でもトップクラスの量が含まれています。

成人が一日に必要とするビタミンEは
6〜7mgですので、
かぼちゃ料理をひと皿食卓に加えるだけでも
かなりの量を補うことができます。

カリウム

カリウムは体の水分バランスを保ち
ナトリウムを排出して
正常な血圧を保つ効果があります。

体内の余分な塩分を排出することから
むくみの解消
にも効果があります。

かぼちゃは全部使いきって

かぼちゃは捨てるところがありません✨
皮も種も使い切ってくださいね。

カラダにも地球にも優しい食材です。

かぼちゃの皮にも栄養がたっぷり

皮には
疲労回復・免疫力アップの効果があるβカロテンが
なんと実の2倍以上

他にもカリウムやビタミンE、食物繊維が豊富に含まれています。

南瓜仁(なんかんにん)かぼちゃの種

かぼちゃの種は南瓜(なんかんにん)とも呼ばれる生薬です。

マグネシウムをはじめとする
鉄・カリウム・亜鉛などの
ミネラル分を多く含むため、
むくみ取り
虫下しの生薬としても有名です。

また女性ホルモンのバランスを整える
リグナン類が含まれる
ため
産後のむくみを解消し母乳を出やすくする
更年期障害・月経不順にも対応できる
女性の味方の生薬です。

参考サイト

https://furunavi.jp/discovery/product/202108-pumpkin/  ふるなび「かぼちゃの旬は夏?冬?かぼちゃの旬や種類、選び方のコツを紹介します!」
https://macaro-ni.jp/57064 macaroni「ホクホクで甘い「かぼちゃ」の旬は?種類から選び方、保存方法まで」
https://gohanjp.com/posts/26824 ごはん「かぼちゃは皮にも栄養がぎっしり!期待できる効果効能をご紹介」
https://www.rakurakudo.com/%E8%96%AC%E8%86%B3%E8%8C%B6-%E8%96%AC%E8%86%B3%E9%A3%9F%E6%9D%90%E3%81%AE%E8%A9%B3%E3%81%97%E3%81%84%E8%AA%AC%E6%98%8E/%E5%B8%B8%E5%82%99%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84%E8%96%AC%E8%86%B3%E9%A3%9F%E6%9D%90/%E3%81%8B%E3%81%BC%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%AE%E7%A8%AE/ 中医推拿 楽楽堂「常備しておきたい薬膳食材」