はじめの食養生:土用の丑の日ではなく、あえて秋の初めに「うなぎ」を

漢方・東洋医学

今月の会長ランチは
「うな丼」定食!

  
 
 

普段、
むずかしい顔をして
仕事をしているおじさんたちも
月1のランチ会は
たのしげなご様子♪ 

  
  
  

夏の盛りの
「土用の丑の日」を過ぎると
卸し業者さんでの
うなぎの値段は半分になるらしく

 
  
  

今回はランチはもちろん
家族へのお持たせも
たくさん頂きました♪

そもそも「土用」って、なに?

「土用」と聞くと
「土用の丑の日」を
思い浮かべる方が多いと思いますが
実は「土用」は
年に4回あります。

 
  
  

それぞれ、
立春
立夏
立秋
立冬の前
18日間の期間
をさします。

 
  
  

次の季節へ移る前の
調整期間
といったところでしょうか。

 
  
  

もちろん「うなぎ」は、
「土用の丑の日」に
食べて欲しい食材でもありますが
夏の疲れが出始める
この秋口に食べて欲しい食材
なんです。

食養生としての「うなぎ」の効果効能

五性:平性
五味:甘
<効果・効能>
・虚弱を補い、めまい・ふらつき・かゆみ・震え・しびれ・痙攣などの症状を取り除く
・筋や骨・関節を強化する。
・血流を改善し、経絡の通りをよくする。
・瘀血による関節・筋肉の疼痛、生理不順・生理痛などの緩和
・肺の虚弱を補い、胃を補益する

  

生きるためのエネルギーでもある「気」
栄養と酸素を巡らせる「血」を補うことが出来ます。

栄養学的にも滋養強壮に優れています

ビタミンA

ビタミンAは
皮膚や粘膜、目の健康を維持するために
不可欠なビタミンです。

  

ビタミンB群

ビタミンB群の中でも
鰻にはビタミンB1とビタミンB2が
豊富に含まれています。

ビタミンB1
糖質の代謝に関わり
エネルギーを産生するために
必要な大切な栄養素。

糖質を多く摂る人や
よく体を動かす人は、
エネルギーの産生が盛んなため、
より多くのビタミンB1を必要とするので
特に不足しないように
注意が必要です。

ビタミンB2は
皮膚や粘膜の機能を正常に
保つ
ことに関わっています。

不足すると口内炎、口角炎、舌炎、角膜炎などを
起こします。

成長に関わるビタミンでもあり
子どもは不足しないように
注意が必要
です。

  

DHA・EPA

DHA(ドコサヘキサエン酸)や
EPA(エイコサペンタエン酸)

脂質の仲間で、
動脈硬化や血栓を防ぎ、
血圧を下げるほか、
LDLコレステロールを減らす
などの
効果があります。

体内では合成できない脂肪酸なので
魚類は積極的に摂りたいですね。

まとめ&おわりに

夏の疲れが取れないこの時期は
栄養滋養の補給
たっぷりの休息をとりましょう

  
  

うなぎは栄養価は
とても高い分、
消化には
かなり胃や脾の負担が増えてしまいます

  
  

そんな場合は
まず胃脾の回復を待ってから
うなぎを頂きましょう!

 
   

せっかくの養生効果の高い食事です!

  
  
  

吸収されないのは
もったいないですよ(*’ω’*)

●参考サイト●
https://macaro-ni.jp/75814 macaroni 【管理栄養士監修】精がつくは本当?鰻の栄養成分とおすすめの食べ方
https://www.honzou.jp/wordpress/%E9%A3%9F%E8%96%AC/%E8%A3%9C%E7%9B%8A%E9%A1%9E/%E8%A3%9C%E6%B0%97%E9%A1%9E/%E3%81%86%E3%81%AA%E3%81%8E 薬膳LAB.うなぎ

  

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