はじめの薬膳：完全栄養食『たまご』で暖かくなる時期に備えましょう🍳

今回の薬膳のお話しは
「たまご」✨✨

現在のたまごに
旬はありませんが
この時期に食べて頂きたい食材でもあるので
ここに取り上げさせていただきました🐣

言わずと知れた”完全栄養食品”✨

食物繊維とビタミンC以外の
栄養素を全て含んでいる
理想的な食品です。

炭水化物こそ、あまり含まれていませんが
たんぱく質や脂質をほどよく含み
さらにビタミンやミネラルが豊富。

冬の寒さがピークを迎え
これから暖かくなっていくこの時期に
ぜひ食べていただきたい食材なんです💖

薬膳的「卵黄」・「卵白」の効果・効能

卵黄と卵白
薬膳的な栄養も、五性も違います。

体力を補充するのに
おすすめの食材が「たまご」です。

病気の方や
虚弱体質の方に元気を与え、
妊婦や赤ちゃんにもおススメです。

漢方だけでなく
沖縄の古い食医学書「御膳本草」（1832年）にも
卵は体中に栄養を補い、
精神を安定させる食材と
書かれています。

栄養学的「たまご」の効果効能

先述したように、
『完全栄養食品』といわれる「たまご」
栄養学的にも立証済み！

　　
たくさん栄養は入っているのですが
冬にぜひ採って頂きたい栄養素について
まとめてみました！

タンパク質

栄養学的にも
必須アミノ酸が含まれ
アミノ酸スコアのバランスも取れている
良質のタンパク質です。

鉄分

たまごの鉄分は吸収がいいので
貧血にも効果があります。

レシチン

コレステロールを気にして控えている方も､
卵にはコレステロールを下げる働きのある
レシチンが含まれています。

たまご自身が持つ
コレステロールも気になるところでしょうが
神経質になり過ぎず
バランスよく食べましょう｡

なかでも卵黄には
レシチンが多く含まれ
免疫力や脳
神経細胞の活性化に
効果的だとされています。

でも食べ過ぎは禁物です！

たまごの『アミノ酸スコア』はパーフェクト！！

私たちの身体には
食事から摂取しなければならない
９種類のアミノ酸があり、
これらを｢必須アミノ酸｣と言います｡

身体にとって理想の量
「必須アミノ酸量」というのがあります。

食品に含まれている必須アミノ酸が、
その理想とされる量に比べて
どれくらいの割合で入っているかを
示したものが“アミノ酸スコア”です。

すべての必須アミノ酸が
必要とされる量を満たしている場合は
アミノ酸スコアは”100”と表現され、
”100”に近いほど
良質のタンパク質だとされています。

卵はこのアミノ酸スコアが
”100”の食品なのです✨✨

おわりに＆まとめ

薬膳の考え方において
今の時期の養生は、
次やってくる季節のための
準備期間と考えます。

冬とは、活動的になる春に向けて
栄養を蓄える季節なんですね。

逆に、冬の養生を怠ると、
春に不調が表れると言われています。

今の季節から、
抵抗力や免疫力をアップさせて
精神を穏やか保ち、
次の季節に変化に負けない
体作りをしましょう♪

暖かくなり活動的な気持ちになったのに
身体の不調が原因で
お出掛けできなくなるのは、
あまりにも寂しいですよ。

たまごをはじめ
栄養価の高い食べ物の美味しい季節です。

どうぞ養生してくださいね(*´˘`*)♡