勇気づけセミナー「STEP」：『心を通わせる魔法の方法』反映的な聴き方

今回も前回に引き続き
「聴く技術」の続き
『反映的な聴き方』についてです。

さて、
「反映的」とは
いったいどんな意味でしょうか？

１ 光や色などが反射して光って見えること。
　　「夕日が雪山に反映する」
２ 対照的に色がうつり合って美しさを増すこと。
　　「壁と床ゆかの色が面白く反映し合っている」
３ あるものの性質が、他に影響して現れること。反影。また、それを現すこと。

https://kotobank.jp/word/%E5%8F%8D%E6%98%A0-606046 コトバンク

『反映的な聴き方』がしっかり出来た場合だと
2．と3．の意味合いが
強く出てくるかと思います。

自分が受けた講座において
『反映的な聴き方』とは、
「自分自身が、
　相手を映し出す鏡になったような聴き方」
だと教えて頂きました。

『反映的な聴き方』とは、
相手の話を聞くことで
相手の気持ちや考えを理解し
受け止めることができる
聴き方のことです。

自分の感情や意見を
先に出すのではなく、
相手の話を聞き
相手の気持ちに共感することで
信頼関係を築くことができます。

例題で『反映的な聴き方』をみてみましょう　　

例えば、こんな会話

この会話では、
母親が積極的に
『反映的な聴き方』をしています。

まず子供が帰って来てからの表情を
鏡のように映し出して
表現しています。

それから話を聞き出そうとしていますね。

子供が「辛かった」と言った時も
母親は共感し
そのうえで理由を尋ねています。

「肩が痛くて、
　集中できなかったんだ」
と言う子供の気持ちを理解し
その痛みや辛さにも寄り添っています。

そして「病院へ行く？」と
子供の負担を軽減する
提案を行っています。

子供は自分で考え
判断し、
もし明日も痛むようだったら
病院へ行くのだと
母親に伝えました。

このように『反映的な聴き方』は
子供の気持ちを理解し
共感することで
親子の信頼関係を築くことができ
子供は自らの気持ちを語りやすくなります。

また、母親が否定的な意見や
感情を出さなかったため
子供との間に
対立や軋轢が生じることもありませんでした。

『反映的な聴き方』の効果とは

『反映的な聴き方』をすると
以下のような効果があります。

1. 相手の信頼を得ることができる

相手が話をしているときに
自分の考えや
意見を先に出してしまうと、
相手は自分の話を
聞いていないと感じることがあります。

しかし、
『反映的な聴き方』をすると
相手の話を
しっかり聞いていることが伝わります。

相手は自分の気持ちを
理解してくれていると感じ
信頼することができます。

2. 相手の気持ちを理解し、共感することができる

『反映的な聴き方』をすると
相手の話を理解し
気持ちに共感することができます。

相手は
自分自身を受け入れてもらえたと
感じることができます。

また、相手の話に対して
否定的な意見を出すことがないため
相手との間に
対立や軋轢が生じることもありません。

3. コミュニケーション能力が向上する

『反映的な聴き方』をすることで
相手の話を理解する力が向上します。

相手の気持ちや考えを受け止め
自分自身の意見を押し付けるのではなく
相手と共感しながら
話を進めることができるようになります。

仕事やプライベートでの
人間関係が良好になることが期待できます。

4. 相手とのコミュニケーションが円滑になる

反映的な聴き方をすることで
相手とのコミュニケーションが
円滑になります。

相手の話を聞き
相手の気持ちや考えを
理解し共感することで
相手との間に
信頼関係が築くことができます。

おわりに＆まとめ

前回の「開放的な応答」同様
『えっ、こんな簡単なことで？！』
と思われるかもしれません。

が、効果は絶大です✨

たった1回で
すぐに変化が起こる
保証はありません。

しかし、何度も根気よく続けていくことによって
相手のこちらに対する
壁も取り払われて行くようになります。

変化は
行動を起こした人にのみに
起こり得る✨

何かを変えたいとお思いなら
行動あるのみ！！

思い切って一歩を
踏み出してみてくださいね＼٩( ‘ω’ )و //／