勇気づけセミナー「STEP」:子供のお手伝い問題、どうしていますか?

お子さんに
家のお手伝いをさせていますか?

 
 
 

各家庭によって
始めるタイミングや考え方
お小遣いとの関連性
問題はさまざまだと思います。

 

 

この話も
「これが正解!」なんてものはなく
親と子供とで話し合いをして
決定していく問題。

 
 
 

つい最近、
我が家に起こった事例を通して
STEPの考え方を整理してみました。

 
 
 

これからお子さんに
家の仕事をさせたいとお考えの方は
ぜひ一読し
参考にして頂けたら幸いです(*´˘`*)♡

我が家の「お手伝い」場合

我が家は、子供が小学校に上がる頃
家の手伝いをお願いしました。

 
 
 

「何故、手伝いをしなければならないのか」
という問いに対して
「何故なら、小遣いは労働の対価」
という理論。

大人になったら
「給料は労働の対価」の世界で
生きていくことになるのだから
当たり前だと思っていました。

 
 
 

そのときは
それが自分に一番しっくりくる
理由だったのです。

 
 
 

子供としても
「お小遣いが欲しいならば、
 お手伝いをする」
ということを納得してくれたようで
話はまとまりました。

 
 
 

内容は、2人の子供に
「風呂掃除」と
「洗濯物を取り込んでたたむ」という仕事を
1週間ごとに交代するというもの。

 
 
 

最初は何もトラブルなく
ふたりとも頑張ってくれていました。

 
 
 

けれども、何事にも
「慣れ」というものが
発生してくるというもの。

 
 
 

だんだん声をかけないと
やらなくなっていきました。

STEP「家族会議」の考え方を取り入れてみる

このころ、私がSTEPに出会います✨
子供を怒ってばかりの時期です。

 
 
 

それこそ
お手伝いが出来ていなかったりすると
声を荒げて注意してばかりでした。

 
 
 

もちろんそんなことでは
子供たちが協力的になるわけでもなく

どうやったら
母の気持ちがわかってもらえるんだろうとか

どうしたら責任感をもって
仕事をやり遂げてくれるようになるんだろうとばかり
考えていた頃です。

 

 
 

STEPには
「家族会議を開こう」という章があります。

当時は家族会議なんて
大それたものを開くことは
我が家では
ハードルが高いなと思っていたため
まずは母と子供と3人だけで
軽く話し合いをすることになりました。

 
 
 

それでも
形式だけでも整えて
ちゃんと議事録を作成するための
ペンとノートを用意。

 
 
 

子供には
何が始まるかが伝わるらしく
一瞬にして
緊張した空気になったことを思い出します。

まずは、子供の意見を聞こう

議題は「お手伝い」について。

 

母の抱える問題を伝える前に
子供たちが困っていることを
ヒアリングすることになりました。

子供からの問題提起

・風呂掃除をどこまでやればいいのか、分からない
・洗濯物の存在を忘れてしまう
・自分のタイミングで仕事がしたい など

母の抱える問題は

母からの問題提起

・掃除が荒いときがある
・掃除の時間が遅くて、入りたいときに入れない

だと伝えます。

 

お風呂掃除については、簡単に解決しました。

解決策

解決策①風呂に入る時間がおおむね決まっているので、20:00までに掃除をしておく
    どうしても早く入りたいときは、担当者に早めにお願いする
解決策②掃除の範囲を明確にしておく

ここで、
掃除道具を買い足して欲しいと
要望があったので、
準備しておくことになりました。

押し付けではなく、話し合いを

洗濯物については、話し合いが必要でした。

一番の問題は
「自分のタイミングで仕事がしたい」

 

習い事があったり
中学に入ると、
塾と部活も始まったため
家に帰って来てから
ゆっくりしたいと言います。

 

以前の私なら
「お母さんだって、仕事して帰って来て
 それでもご飯を作っている。
 君たちだけが働いているわけじゃない」とか
もっともらしいことを言って
子供たちを丸め込んでいました。

 

STEPに出会った後なので
子供の気持ちを尊重し
「だったら、いつだったら出来る?」
と聞くと
「自分たちのタイミングがある」
という答えが返ってきました。

 

ここでやっと母の希望を伝えます。

 

「朝起きて、
 洗濯物が残っているとガッカリするし
 次の日の洗濯物が干せないから
 お母さんが起きるまでには
 終わっていて欲しい」

 

話し合いの結果、洗濯物は
「習い事や塾で遅くなる時は、
 洗濯物を先に取り込んでおく」
「畳むことは、母が朝起きる
 05:00までに畳んでおけばOK」
というルールになりました。

 

この会議をし終わってから
お手伝いについて怒ることは
5年以上ありませんでした。

お手伝いが出来ていない…! そんな時は

特に洗濯物については
出来ていないことも何度かありました。

 

わざと忘れているわけでは
ないと思います。

 

本当に疲れて
寝落ちしてしまったり、
単純に忘れてしまったんだと思います。

 

私が朝05:00に起きて
洗濯物がそのままだったとき。

 

こんなときは怒らず
普段通りに子供を起こします。

 

「洗濯ものを畳み忘れているよ。
 これから干さなきゃならないから、やってね」って。

 

子供は怒りません。
無視もしません。

 

もちろん逆ギレもせずに
「…ごめん、これからやるわ」
って眠い目をこすって
起きて畳み始めます。

 

最初、
これに出くわしたときは
私も驚きました。

 

それまでだったら逆ギレして
八つ当たりしながら
イヤイヤ洗濯物を畳んだでしょうに。

 

けれども子供は、
眠いながらも起きて
しかも謝って畳んでくれました。

 

これは
一度だけのことではありません。

 

思春期の親子関係が大変な時期も
ずーーっと続いたことです。

STEPで学んだこと:「子供は、自ら決めたことは、一生懸命やり遂げようとする」

ここで学んだことは
「子供は自分のことを、
 自分で決めたがっている」
ということ。

 
 
 

そして
「自分で決めたことは、
 一生懸命やり遂げようとする」
ということです。

自分は尊重されているんだ

 

自分は自分のことを
決めることが出来るんだ

 
という自己肯定感にも繋がります。

 
 
 

そしてやり遂げる努力をし
もし出来なかったのならば、
どうやったら
出来るようになるのかと
考える子供になります。

 
 
 

もしも出来なていなかったとき。

 
 
 

「ルールが守られていなかったよ」
と伝えるだけで充分
なんです。

 
 
 

責める気持ちは必要ありません。
だた事実を伝えるだけです。

 
 
 

それだけで子供は
次にしなければならないことを考えて
行動出来るようになります

お手伝い、卒業

上の子が
大学生になった今年
お手伝いが
とにかく出来なくなりました。

 
 
 

時間的に余裕がないのが
大きな理由です。

 
 
 

お手伝いをお願いした当初の
「お小遣いは労働の対価」は
バイトを始めたために
お小遣い制ではなくなったため
通用しなくなりました。

 
 
 

これを機会に
お手伝いから
卒業することになりました。

 
 
 

小学校のころから10年近く
よく頑張ってくれました。

 
 
 

それに認めた上で
上の子には
どれほど母が楽になったか
眠い目こすって、畳んでくれたこと
長い間約束を守ってくれたこと
など
感謝を伝えることが出来ました。

 
 
 

ホント、ありがとう✨

おわりに&まとめ

長くなりましたが、
これは最近我が家であった出来事です。

 
 
 

こう書くと
なんて素直な子供なんだろうと
思われるかもしれませんが、
我が子は至って
普通の子供。

 
 
 

大学生ならではのトラブルは絶えませんし
母の気持ちのモヤモヤも
絶えません(笑)

 
 
 

でも対処は出来ると信じています。

 

そして我が子と一緒に
乗り越えていけると信じています✨

 
 
 

こうやって前向きに考えていけることが
STEPをやってきた
醍醐味なんだと思うんです。

 
 
 

私もまだまだ勉強中。

 

 
 

ぜひ一緒に勉強していきませんか?