勇気づけセミナー「STEP」:あなたの近くの「察してちゃん」の心の中と対応方法

「察してちゃん」

 
 
 

世の中にこんな言葉があるとは
知りませんでしたww

 
 
 

今回の記事を書くにあたって
いろんなことを調べていくと
たくさんの記事に使われている言葉でした。

 
 
 

それくらい世間一般の中に
溶け込んでいるんでしょうね。

 
 
 

この「察してちゃん」とは
自分の気持ちや要求を
明確に言葉にしないまま
他人に察してもらうことを
過度に期待する人のこと
を指します。

 
 
 

私も10代半ばの頃
こんな子供だったと思います。

 
 
 

でもこれを続けていくと
周りから友達がいなくなってしまうと
危機感を感じ
少しずつ直していった経験が。

 
 
 

子供ならまだしも
大人の世界にもこんな人がいますね。

 
 
 

このような人の行動を目の前にすると
以前の私は
「気がつかない自分って、ダメだな💦」
って、
自分が悪いと思い込んでいました。

 

 

違いますよーっ!

 
 
 

「察してちゃん」の思惑に
ハマっているだけですよーっ

 
 
 

あなたの周りにいる「察してちゃん」の
心の中をのぞき
振り回されないように
対処方法や

 
 
 

「察してちゃん」から卒業したい!
とお思いなら
一緒に学んでいきましょう♬

「察してほしい」が生まれる心理的な背景

「察してほしい」という気持ちは
誰しも一度は抱く感情。

 
 
 

しかし、心理学的な視点から見ると
この言葉の裏には「甘え」などの
様々な心理的な
要因が隠されている
と言われています。

依存的な対人関係

「察してほしい」という期待は
他者に自分のニーズや
感情を読み取ってもらいたいという
相手に任せた依存的な態度
に繋がっています。

この依存は、特に
自己主張が苦手な人
感情を言葉で表現することに
不安を感じる人
に強く見られます。

 
 
 

依存的な人は
自分のニーズを明確に伝えることに対して
恐怖や不安を抱くた
め、
他者が
自発的に気づいて行動してくれることを
望んでいる
のです。

 
 
 

しかし、それは他者に
過度な負担をかける
ことになり
結果的に対人関係の
緊張を引き起こすことが少なくありません。

 
 
 

自立心が低く
自己肯定感が低い場合
にみられることがあります。

自己中心的な思考・認知

「察してほしい」という感覚は
相手も自分と同じ視点や感情を共有しているはずだと
無意識に期待してしまう

思考パターンの一つです。

 

「当たり前なんだから、分かっているでしょ?」

 
という前提で
相手の視点や状況を考慮せずに
ただ自分の気持ちを
優先してしまう傾向
があります。

 

心理学では、このような認知は
「心の理論」の発達不足とも関連しており
相手の立場や感情を十分に理解しないまま
自分の期待に応じた行動を
求める
ことが問題視されます。

 

この場合、
他者が自分の期待に応えないと
不満やストレスを感じることが多くなり
ますが
相手はその期待に気づいていないことも多く
すれ違いが発生しやすくなります。

未成熟なコミュニケーションスキル

「察してほしい」という思いは
コミュニケーションの未熟さからも
生じることがあります。

 

自分の気持ちや
ニーズを率直に伝えるスキルは
健全な対人関係を築く上で
とても重要です。

 

しかし、特に幼少期から
周囲に自分の感情を伝える機会が少なかったり
感情を表現することが
否定された経験がある人は
そのスキルが未発達のまま
になることがあります。

 

否定されることを恐れ
直接的に自分の気持ちを伝えることが出来ず

遠回しな言葉や態度で
相手に何かを期待してしまいます。

オープンで
直接的なコミュニケーションを避けることは
他者に誤解を与えるリスクを増やしていきます。

 

その結果、暗黙の期待に頼ることが増えるのです。

「察してほしい」が人間関係に与える影響

誤解や衝突

 相手が自分の気持ちを察してくれないと
不満に感じたり
相手を責めたりする
ことがあります。

 

結果として、誤解が生じ
人間関係が悪化してしまう可能性があります。

相手への負担

常に相手の気持ちを
察していなければならないというプレッシャーは
相手にとって大きな負担
になります。

相手も人間であるため
完璧にこちらの気持ちを理解することは
不可能です。

自己成長の阻害

自分の気持ちを
言葉で表現する練習をする機会を逃し
自己成長の妨げになる
可能性があります。

「察してほしい」から脱却するために

「察してちゃん」から脱却するためには
コミュニケーションスキルを向上させ
自己表現を正しく行えることが重要
です。

 

そのためには自己肯定感を高め
相手に期待するのではなく
自分の感情やニーズを
言葉で率直に伝える練習が必要
です。

自己理解を深める

自分の感情やニーズを客観的に見つめ
何を本当に求めているのかを
明確にすることが重要です。

自分がどのような状況で
「察してほしい」と思ってしまうのか
その理由を知ることが大切です。

<具体策>感情を書き出して、自己分析してみる

感情や考えを整理するために
日記やメモなどに言葉にすることで
自分が何を感じているのか
何が必要としているのかを
明確にすることができます。

 
そしてなぜ直接言えないのか
その背景にある恐れや
不安について考えてみましょう。

コミュニケーション能力・自己表現を高める

「察してほしい」という間接的な期待ではなく
率直に自分の気持ちやニーズを
伝える練習が必要です。

  

直接的に
自分の気持ちを伝える練習をすることで
誤解を減らし
より円滑な人間関係を築くことができます。

<具体策> I-メッセージを使う

「私はこう感じている」
「私はこう考えている」というように
自分の感情や考えを
主体的に表現することが大切です。

自分の内面を伝えることで
相手が受け入れやすくなります。

<具体策> 具体的にお願いする

「察して」と期待するのではなく
具体的な要求を
明確に伝えること
が重要です。

自己肯定感を高める

「察してちゃん」の心理には
自己肯定感の低いところが
関係していることがよくあります。

 

自分の気持ちを伝えたときに
相手に否定されることへの恐れや
自分の意見が
尊重されないのではないかという不安から
表現を控えてしまうのです。

自己肯定感を高めることで
自分の意見や感情を
伝える自信を持つことができます。

 

自己批判的な自分思考に陥らず
「自分の気持ちを伝えることは重要だ」という
ポジティブな姿勢を大切に持ちましょう。

「察してほしい」から自分を守るために

「察してちゃん」に振り回されている方

 

「イヤだっ!」とお思いなら
距離を取ってください。

「察してちゃん」が改心しない限り
甘えられる状態がずーーーっと続きます。

 

ご自分を大切にしてくださいね。

まとめ&おわりに

「察してほしい」という気持ちは
決して悪いことではありません。

 
 
 

しかし、それが度を超えると
人間関係に
悪影響を及ぼす可能性があります。

 
 
 

自分の気持ちを言葉で表現
相手とのコミュニケーションを
大切にする
ことが
より良好な人間関係を築くための第一歩です。

もしもあなたの周りに
「察してちゃん」がいるならば
その視点で相手を見つめてください。

 
 
 

その上で
相手の気持ちに寄り添うのか
振り回されないように距離を取るのか。

 

 

 

それは、ご自分の気持ちを
尊重してくださいね。

 
 

 

自分の気持ちを尊重し
なおかつ相手も尊重すること。

 
 
 

健全な対人関係を築くための
必要な第一歩は
自分も相手も
尊重することから始まります。