アドラー心理学の
5つの基本前提
この「目的論」で
解説し終わることになります✧*。◝(*’▿’*)◜✧*。
もちろん、たったこのページだけでは
解説できないほど深く
奥行きも広い考え方なので
この先も
小さなトピックスを交えて
考え方を紹介していきます。
特に
子育てにおいての活用については
事例を含めて
解説していけたらなと考えています。
「目的論」とは?
「人間の行動には
『働く人のためのアドラー心理学』(岩井俊憲/朝日新聞出版)より
過去の【原因】があるのではなく
未来の【目的】がある」
人間の行動には、
必ずその人なりの目的が存在する
という考え方です。
具体例を挙げてみましょう。
学校でイヤなことのある小学生が
日曜の夜になると具合が悪くなる。
この場合「目的論」の解釈では
学校生活の何らかのストレスが「原因」ではなく
「学校に行きたくない」という
「目的」があるから
具合が悪くなると考えます。
「原因」に対して
行動(結果)が自動的に決まる
受け身的な原因論ではないということ。
人は自らの「目的」のために
行動を選択できるという
主体的な考え方です。
「目的論」活用のポイント
上の具体例だと
冷めた考え方のように感じるかもしれませんが
『「学校に行きたくない」という目的がダメだ』
というわけではなく
『「学校に行きたくない」気持ちをどうすべきか』と
これからの未来をどうするのかを
考える方が建設的である
という考え方です。
「目的論」を活用するための
ポイントをまとめてみました。
①過去は変えられないが、未来は選択できる
過ぎ去ってしまった「過去」に
縛られるのではなく
「未来」への希望を持つことが出来ます。
過去の原因を分析するよりも
勇気を出して行動する。
失敗を恐れないで
自分の目的に向かって
一歩踏み出すなど、
これから自分はどうなりたいのか
どう変わりたいのか
未来の目標達成に
向けて何をするべきか
建設的に考えることができます。
②現在の状況は、自分が作り出した結果
自分の行動の責任を
自分で負うことができるようになります。
自立心を高め
ひいては自己肯定感を高めることに繋がり
自分の人生を
より主体的に生きることが
できるようになります。
③自分の行動の目的を意識することで、未来を変えることができる
「原因論」では
過去に起こってしまった事柄によって
未来が決まってしまいます。
例えば、
親が片親だったので金銭的に余裕がなく
塾には通えなかった。
だから成績が良くなく
自分には将来の選択肢が少なかった。
ですが「目的論」で考えると
片親で金銭的な余裕はなかったが
将来大学に進みたかった。
働きながら勉強する方法
または奨学金を得て
進学する方法を調べて実践した。
どちらの人生を選択しますか?
目的を明確にすることで
解決策を見つけやすくなるのです。
「なぜ?」「どうして?」と
過ぎ去ってしまった原因を考えることではなく
「この先、どうすれば良いのか」
と前向きに
解決策を考えられるようになります。
おわりに&まとめ
「目的論」は
未来に目を向けた考え方であり
自己決定の力を持つ視点です。
どんな環境でも
どんな過去があったとしても
最終的に人間は
自分自身が人生を決める存在だと
捉えることが出来ますね✨
「原因論」だと
過去に囚われてしまいがちですが
「目的論」は未来を向き
心や体の不調の解決や
バランスの取れた自己成長へと導く視点です。
考え方は
自分の意識でどんどん変わっていきます。
実際の生活の中で
少しずつ試してみてくださいね。
https://www.lifehack.org/communication/motivation「モチベーション」LifeHuck
https://www.keieiryoku.jp/column/detail/?id=32 「アドラー心理学で人手不足対策! 従業員が働き続けたくなる組織の作り方」中小企業活力向上プロジェクトアドバンス実行委員会
https://www.question-circle.jp/2020/10/1141「目的論と原因論とは?ビジネスシーンで考えるアドラー心理学」Question Circle