はじめの薬膳:「あずき」と「砂糖」の絶妙なマッチング

漢方・東洋医学

昨日、「あんこ」を頂きました✨

  
  
  

お隣の市にある
「あんこ」専門業者さんのもので
和菓子屋さんにも卸しているような
スッキリとした甘さ控えめの「あんこ」が自慢だそう。

実際、食べてみたら美味しかった✨✨

  
  
  

翌朝、
ヨーグルトのトッピングにしたのですが
市販のものとは違って
あっさりした甘さと
ヨーグルトの酸味が相まって
とても美味しかったです☆

  
  

つぶあん
こしあん
しろあん
うぐいすあん etc

  
   

いろいろありそうなので
もしかしたら後日
買いにいくかもしれません(笑)

  
  
  

さてさて、薬膳の世界では
「あずき」はとても有名!

  
  
  

食べて得られる効果・効能はもちろん
袋に詰めてあたためて
ホットアイマスクに使えたりと
利用価値が高いことでも有名です。

  
  
  

では「あんこ」はどうなのでしょう??

  
  
  

大っ好きなんだけど
食べることに
罪悪感のある食材でもあると思います(笑)

  
  
  

しかし調べていくと
薬膳としても
ちゃんと効果・効能のある食材でしたよ♪

  
  
  

漢方の「五臓六腑」にも関連していて
とても興味深いものでした。

あずき(小豆)

五味:甘/酸味
性質:平性
水分代謝をよくして、老廃物を排出する働きがあります。
利尿作用はかなり強く、下半身のむくみに効果的。
膿を出し、解毒作用があります。

<効能>
だるさ解消便秘
肌荒れ解消
貧血解消
高血圧解
母乳の促進

白砂糖

五味:甘味
性質:平性
肺の乾燥を潤し、津液を生じさせます

あずきと白砂糖の絶妙なマッチング

「平性」と言われていますが
白砂糖には
「水分を溜め込む」作用があり
身体は冷えやすくなるので
むくみやすくなります

  
  
  

甘味の食性は
『湿』の性質があります。

  
  
  

「甘」の食材を摂り過ぎると
体が湿地の土のように
ドロドロの状態になります。

  
  
  

このドロドロの土を乾かすには
『風』が必要です。

  
  
  

その『風』にあたる食性が
酸味
なのです。

栄養学的にもスゴイ「あずき」

栄養学的にも
「あずき」は効果が高いです✨✨

ポリフェノール

あずきの赤い色は
抗酸化作用のポリフェノール

その量は
赤ワインの2倍ほどあると
言われています。

加熱すると煮汁に溶け出すため
そのまま捨てずに
小豆茶やお汁粉として摂取しましょう。

サポニン

サポニンには、
ブドウ糖が中性脂肪に変化するのを抑え
脂質の代謝を促進する働きがあります。

コレステロールの生成も抑えるため
動脈硬化を防ぐ働きもあると言われています。

ビタミンB1

ビタミンB1が豊富に含まれているため
便秘解消・肥満解消になるほか
美肌にも働きかけてくれます。

疲れた時には
疲労回復にも良いともいわれています。

番外:発酵あずき

白砂糖が気になる方は
お砂糖の種類を変えみるのはいかがですか?

  
  

てんさい大根から作られる「てんさい糖」などは
身体を暖める食材です。

  
  

糖の精製の観点からも
ミネラル分が多く残っているので
身体にも優しい甘味だと言えるでしょう。

  
  
  

「米こうじ」で発酵させる
『発酵あずき』というのも有名らしいです。

発酵あんこのつくり方

https://cookpad.com/recipe/4900001 COOKPAD「発酵あずき」「発酵あんこ」

発酵の力で甘さを引き出すため
砂糖類は使用しません。

おわりに  

「白砂糖」の悪いところを
相殺してくれるじゃん✨✨

  

って、たくさん食べては
元も子もありませんよ。

  
  
  

薬膳には「食べてはダメ」
っていうものはありませんが
食べ過ぎは良くありません。

  
  
  

罪悪感なしに
楽しみながら
健康に役立ててもらえると嬉しいです(*´˘`*)♡

●参考サイト●
https://www.yonezawa-np.jp/html/feature/2020-1%20red%20beans/red_beans.html 『小豆パワーで心も体もほっこりと!』米沢日報デジタル

https://anko-dept.jp/yakuzen-to-wagashi007/ あんこ百貨店 薬膳で考える夏のアイスは「小豆あんこ入り」が断然おススメの理由
https://www.honzou.jp/wordpress/ 薬膳ラボ

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