前回のブログで
「寝返り」が地味だけど
いかに大切な動作であるかが
わかりました。
「寝返り」不足は
緊張状態だけが
引き起こすわけではありません。
その他にも
「寝起き腰痛」を引き起こす
いろいろな原因が考えられます。
寝具が身体に合っていますか?
朝起きて
腰が痛いと感じる場合
寝具が体に合っていないのかもしれません。
①マットレスの硬さ
マットレスが硬すぎると
腰や背中が浮いて
肩とお尻だけで体を支えてしまうため
筋肉が緊張して
腰に大きな負担をかけてしまいます。
また、マットレスが柔らかすぎると
お尻が沈み込んで
腰がひらがなの「くの字」のように曲がり
不自然な体勢から
腰痛につながることがあります。
②布団の重さ
かけ布団の重さは
羽毛で2.5㎏前後、
木綿で4.5㎏前後のものが
多く販売されています。
重いタイプのかけ布団だと
体にずっしりと重力がかかり
寝返りをするときの
負担になることがあります。
③枕の高さ
枕の高さが合わないと
肩こりや頭痛になりやすいというのは
よく知られています。
頭部、首、腰は
背骨でつながっているため
首などの筋肉の緊張が続くと
肩こりだけではなく
腰の調子も悪くなることもあります。
対処法
マットレスは
体が沈み込まない程度のものを
かけ布団は
軽めのものが適しています。
枕については
仰向けになった際に
体が立っているときと
同じ姿勢を保てる高さのものを
選ぶようにしましょう。
眠る姿勢、背中が浮いていませんか?
人は正しい姿勢で立つと
背骨が緩やかなS字を描きます。
寝ているときにも
立っているときと
同じような姿勢を保てていることが
理想です。
例えば、仰向けになった状態で
頭部、背中、お尻、かかとの4点が
しっかりマットレスに付かない場合は
体にゆがみがある可能性があります。
また、極端に腰とマットレスの間に隙間がある
反り腰の場合は
さらに腰に負担がかかり
痛みを感じるようになってしまいます。
対処法
体のゆがみや反り腰を起こすのは
特定の筋肉が固かったり
弱かったりしている可能性があります。
そこで、正しいストレッチや
筋トレなどの
運動をすることも大切です。
反り腰の場合は
寝る際に腰の下にタオルを敷いたり
バスタオルを腰に巻くと
楽になります。
その他にも、
仰向けで膝を立てる寝方や
横向きでクッションを挟んで眠ると
腰への負担が少なくなります。
https://cacom.jp/blog/detail.php?blog_id=22 【ベッドと腰痛】原因と対策、マットレスの選び方、応急処置について解説
https://tential.jp/journals/waist/backache/010 寝起き腰痛の原因になる悪い寝方は?腰に負担をかけない睡眠方法を紹介!