前回
「睡眠」と「便秘」について
調べてみました。
この二つの事柄を調べてみると、
必ずと言っていいほど
出てくるワードがありました。
『腸内細菌』です。
最近、いろんなところで
『腸内細菌』という言葉を
耳にする機会が
増えているかと思います。
テレビの健康特集の番組はもちろん、
スーパーでも薬局でも
免疫に関する本などにも
たくさん出てきていますね。
「腸内フローラ」なる
一種独特な言葉さえも
耳慣れてしまった方も
いらっしゃるかと思います。
今回は『腸内細菌』が
「睡眠」に及ぼす影響について
調べてみようと思います。
腸の中で「腸内細菌」も活躍しています
腸の中には
1000種類以上
約100兆個の腸内細菌が
存在すると言われています。
この「腸内細菌」、
一日を通して
増えたり減ったりする菌がいます。
クロストリジウムや
ラクトバチルスと呼ばれている菌で、
夜間に減少したり昼間に増加したり
変動するのです。
これらの細菌ボリュームの変動により、
腸内細菌による
代謝にも影響が現れます。
睡眠不足が続くと
夜に働く腸内細菌の労働量が減り、
便秘を誘発する
可能性があるということです。
便秘だけではなく
代謝のバランスが崩れて太ったり、
抵抗力が弱くなったりするということですね。つまり「快眠と快便」が
https://woman.nikkei.com/atcltrc/blog/ichoyoshiko/post/fc6cebf1789a4a86acebf1789a7a86ae/
私達の健康を支えていると言うことです。
睡眠と腸内細菌叢(慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科 入江潤一郎医師ら)
睡眠ホルモンと腸内細菌との密接な関係
「腸内細菌」が便を作り出すという
大きな仕事をしていることが
よくわかりました。
それだけでなく、
腸内細菌は「睡眠ホルモン」とも
関係があるといわれています。
夜になると眠くなるのは、
睡眠ホルモンの「メラトニン」が働くため。
そのメラトニンの生成に
腸内環境が関係しています。
体内に取り込まれたタンパク質は
腸の中の「腸内細菌」によって
分解・合成され、
トリプトファンという物質を作り出します。
このトリプトファンこそが、
メラトニンの生成に
必要不可欠なもの。
だから腸内細菌の数が多く
善玉菌が優勢な腸内環境であるほど
睡眠ホルモン「メラトニン」の生成は活発になり
質の良い眠りにつながるというわけです。
前回の復習でもあるのですが
睡眠中は副交感神経が働いて
腸の動きが活発になるため
十分な睡眠は便秘解消にとても有効です。
おわりに
「睡眠」と
「大腸の活動」と「腸内細菌」は
とても密接に関連しているのですね。
便秘だからと言って
食物繊維だけを取り
睡眠不足のままでは
効果が出てこないことが多いはず。
身体のメカニズムを理解し
根本から改善していかないと
せっかくの効果が
半減してしまうことになりかねません。
反対に、
ひとつのことを改善すると
思わぬ不調が改善したり
芋づる式に他の症状が良くなったりするのも
人のカラダの不思議なところ♬
「便秘解消」だけでなく
軽く始めたことが
体調の改善のキッカケになるかもしれませんよ。
軽い気持ちで
一歩を踏み出してみませんか?
何かイイことがあるかもしれません☆