はじめの薬膳：カカオは発酵食品✨

バレンタインに合わせようと思って
更新しようとしていたのに
気が付けばすっかり過ぎていました💧

　　
　　
　　

ちょっと時期遅れの
カカオについて
今回は薬膳としての効能を
まとめていきたいと思います。

　　
　　
　　

漢方とカカオ。

　　
　　
　　

ちょっと意外な感じがするかもしれませんが
ちゃんと薬膳の書にも記載されているんですよ。

カカオは発酵食品！

あんなになじみのあるカカオですが
意外と知られていないのが
発酵食品であること✨

「発酵」とは
微生物を利用して
食品を作ること。

　　
　　
　　

カカオにおける「発酵」は
その種の中に含まれる
酵素の活性を誘導し、
化学反応を引き起こすことで
チョコレートの香りのもとになる物質を生成し
苦味・渋みを和らげる効果があります。

「発酵」は
カカオの持つ香りの
ポテンシャルを最大限に引き出すための
重要な工程なのです。

薬膳的「カカオ」の効果効能

カカオには「気を補う」作用があり
字の通り「気を増す」

　　

つまり疲労感を改善し
元気になる効能が。

　

カカオやチョコレートの甘みが
疲れをとってくれるイメージがありますが
カカオの「補気」作用でもあるんです。

栄養学的「カカオ」のたくさんの効能

現在の栄養学においても
カカオやココア、チョコレートの効果効能は
たくさん知られていますね。　

美容と健康、
２つを同時に得ることが
出来る効能をまとめてみました。

①血液サラサラ

　カカオに含まれるカカオポリフェノールには
　血液をサラサラに保つはたらきがあり
　動脈硬化のリスク低減に効果的。

②美肌効果

　カカオポリフェノールには
　強い抗酸化作用があり
　体を酸化させる
　活性酸素を除去してくれます。

　

　肌のくすみ・しわ・たるみ・乾燥などの
　原因となる活性酸素に働きかけ
　美肌効果が期待できる上
　ガンも抑制するとも言われています。

③ダイエット効果

　食物繊維のリグニンは
　腸のぜん動運動を活発にすることで
　便通を良くし
　腸内環境を整え
　たまりにくい体質に導いてくれます。

④冷えやむくみの改善

　カカオに含まれるテオブロミンには
　毛細血管の血流を良くする働きがあります。

　血流が良くなることで
　冷えやむくみの改善が期待できます。

⑤ストレスの低減

　テオブロミンには
　リラックス効果もあるといわれています。

　

　ストレス度の高い仕事をする人が2週間
　毎日ダークチョコ40gを食べる生活をすると
　ストレスホルモンが低下したという
　実験結果があるそうです。

⑥脳を活性化させる

　テオブロミンは大脳皮質を刺激して
　集中力や記憶力・思考力・やる気を高めるといわれています。

⑦安眠効果

　カカオに含まれるトリプトファンは
　「幸せホルモン」と呼ばれる
　脳内物質セロトニンを生成します。

　

　セロトニンがメラトニンという物質に変化すると
　体温・血圧を下げて
　体を休ませようとする働きがあります。

　メラトニンが十分に分泌されると
　朝までぐっすり眠ることができ
　目覚めもよくなります。

チョコレートを選ぶポイント

“美と健康”効果をご紹介しましたが
どんなココアやチョコレートでもOK！
という訳ではありません。

　　
　　
　　

カカオ70％以上の
ビターなココアやチョコレートを選びましょう！

ミルクチョコレートやホワイトチョコレートには
全脂粉乳・脱脂粉乳・クリーム粉乳などの
乳製品が多く含まれ
腸内バクテリアにも好まれず
健康効果はほとんどありません。

　　
　　
　　

ご注意くださいね。

おわりに＆まとめ

ココアやチョコレートから漂う
ほろ苦く甘いカカオの香りを嗅ぐと
なんとも言えない
幸福感に満たされませんか？

　　
　　
　　

これは「幸せホルモン」とも呼ばれる
脳内にある神経伝達物質「セロトニン」を
増加させるためだと言われています。

　　
　　
　　

食べるだけでなく
香りからも癒されるんですね(*´罒`*)

　　
　　
　　

チョコレートやココアのあの甘さによって
ストレスが改善される思っていましたが
ちゃんとした栄養素やホルモンによって
癒されているんことが分かりました。
面白かったです。

　　

　　
　　

カカオ含有量70％以上のもので
自分の好みのモノを探してみます！