春の陽気が
気持ちの良い時期になってきましたね。
ちょっと前まで
ヒーターが無いと
朝は過ごせなかったのに、
少し肌寒いなりにも
活動できています。
暖かくなったなぁ(*´˘`*)♡
春は活気に満ち
人を行動的にさせる季節。
今まで寒くて縮こまっていた身体を
大きく伸ばし、
身体を動かしたくなります。
そんな反面、
気温の寒暖差が激しく
体調を崩しやすい時期だという一面も。
春は「揺らぎの季節」とも言われ
新入学や新社会人スタートなど
環境の変化も慌ただしく
自律神経系のトラブルなども
出てきやすくなります。
でも、わくわくと
楽しくなってくる時期ですよね
「春」って🌸
せっかくの春の時期を
身体健やかに
心おだやかに過ごせるように
養生していきましょう
漢方の世界で見る「春」という季節とは
春は陽気が増し
万物が生き返る季節であり
自然界にとって
活気に満ちた時期とされています。
陰陽五行説では
「木」の気が盛んになり
身体には陽気が上昇していく時期。
そして、春の臓器は「肝」
「肝」が活発に動くようになります。
良くも悪くも
プラスにもマイナスにも
振れ幅が大きくなり、
情緒不安や
自律神経の不調が
みられることもあります。
そのため春の五志は
「怒」や「イライラ」
怒りっぽくなる・イライラ・憂うつ・焦燥感など
自律神経の乱れによる
不調もみられるようになります。
また「肝」は
身体の「筋」を司っているため
この時期は
足がつる・肩がこるなどの
筋の不調を感じることが多くあります。
この季節には、
陰陽の調和をとり
身体のエネルギーを整えることが
重要だと言われています。
春の養生のポイント
春の養生ポイント①「肝」を養う
春は
「肝」の働きが活発になる季節であるため、
「肝」を養うことが重要です。
「肝」は全身の気を調節し
体内の血流量を管理する臓腑
「肝」には、
潤いを与える「肝血」と
スムーズなエネルギーの流れを促す
「肝気」があります。
「肝」を養う食材として
ビタミンB群やビタミンC、鉄分が
多く含まれる新鮮な野菜や果物を
摂取することがおすすめです。
ポイント②免疫力を高める
春は風邪や花粉症などの
アレルギー疾患が
多く発生する季節でもあります。
漢方では、
風邪やアレルギーを予防するために
免疫力を高めることが
重要であると考えられています。
ポイント③身体の水分、「陰」と「血」を補う
春は陽気が増し
体内の水分「陰」が
失われやすい季節でもあります。
春分の日を境に
「陰」が減り
「陽」が力を増していくためです。
漢方では、
春の養生には
体内の水分を補うことが
重要であるとされています。
春は血液の貯蔵庫でもある
「肝」の季節であるため
血液の循環が
盛んになる季節でもあります。
不足しがちな
「血」も補っていきましょう。
また血液の滞りを防ぐため
運動やストレッチを行うことも
おすすめです。
また、冷えを防ぐために
暖かい食べ物や飲み物を
摂取することも大切です。
春は
「木」の気が盛んになる季節であり
気の循環が活発化するため
体内の陰陽のバランスを
整えることが大切です。
陽気になりすぎると
体内の水分が蒸発しやすくなり
乾燥やアレルギーなどの症状が
現れることがあります。
そのため、陰気を補う
食材や漢方薬を摂取することが重要です。
ポイント④呼吸器の養生
春は花粉や黄砂など
刺激物が
多く飛散する季節でもあります。
呼吸器の健康を保つために
定期的に運動を行うことや
マスクの着用
加湿器の使用などがおススメです。
ポイント⑤ストレスを貯めない生活を
「肝」が司る感情は「怒」
寒暖差や気圧の乱高下
環境の変化など
さまざまな要因によって
自律神経系のトラブルが出やすくなります。
大きな変化に適応しようとするため
交感神経を優位に立ちやすくなり
身体を守るための
エネルギーを消耗しやすくなります。
特に
動悸・発汗・睡眠トラブル
メンタルの不調も
多くみられるようになります。
ここで深呼吸です✨✨
深呼吸をすることにより
副交感神経が優位になり
リラックス状態になりやすくなります。
しっかり息を吐き切って
緊張した身体や心を緩めましょう。
「陽気」を胸いっぱいに吸い込んで
身体に巡らせましょう!
おわりに&まとめ
春はわくわくと
高揚するイメージがある反面
体調的には
注意することがたくさんあります。
春の養生が、
この1年の体調の要になるという
考え方もあるほど
大切な時期なんだそうですよ。
この春だけではなく
この先の季節を楽しむためにも
春の養生を大切にしてくださいね🌸
二十四節気の暦使い暮らし 著櫻井大典 ワニブックス