前回、前々回と
「免疫力」と睡眠について調べていきました。
自律神経のバランスを保つことが
いかに大切かが分かりました✨✨
その中でも交感神経が司る
「顆粒球」の免疫力について
補足をしていこうと思います。
前回の復習
自律神経には
「交感神経」と「副交感神経」があり
この二つの神経のバランスが
免疫力に深く関係しています。
「交感神経」が活発になると白血球の中の「顆粒球」が
「副交感神経」が活発になると「リンパ球」が増えていきます。
顆粒球の暴走「組織障害」
白血球はご存知の通り
免疫に関係しています。
交感神経が優位になると増加する「顆粒球」は
細菌などの大きな異物を処理を担当しているため、
とても攻撃的です。
分解酵素と活性酸素を武器に
体に脅威である細菌と戦います。
重要な働きをしている「顆粒球」は
交感神経が高まりすぎて多くなりすぎると
制御が効かなくなり
暴走するらしいのです。
身体の中で共存している良い菌に対してまで
攻撃を繰り返し
大切な臓器や血管まで破壊してしまうのです。
これを「組織障害」といいます。
ストレスが原因として名前が出る病気として、
よく思い出されるものに
”胃潰瘍”があります。
これはストレスが交感神経を活発にし
「顆粒球」が増えすぎて暴走を起こした結果
自身の体の中の
胃や腸、そこに絡みつく血管などを攻撃し
引き起こされた「組織障害」だと言われています。
口内炎もニキビ
(大人のニキビなんてのも、顕著な例ですよね)
潰瘍性の炎症も
ストレスが原因だったりすることがあります。
カラダを錆びさせる「活性酸素」も
顆粒球の寿命は2~3日と短いのですが
死ぬ際に
大量の活性酸素を発生させます。
活性酸素とは
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/2.html オムロン「活性酸素を減らす生活」
「ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素」のことです。
活性酸素は殺菌力が強く、
体内では細菌やウィルスを攻撃する役目をしています。
ところが活性酸素が増えすぎると
正常な細胞や遺伝子をも攻撃(酸化)してしまうのです。
自分のカラダを防御するために出た「活性酸素」が
自身の体を傷つけることになるのです。
動脈硬化やガンなども
この「活性酸素」と
密接な関係があると言われている所以でもあります。
「顆粒球」の暴走は、「リンパ球」にも影響を与えます
交感神経が高まり過ぎると困るのは
なにも「顆粒球」の暴走だけではありません。
交感神経が高まると、副交感神経が抑えられます。
するとリンパ球が減っていきます。
同じ白血球の仲間ではありますが
「リンパ球」と「顆粒球」は役割が違います。
「顆粒球」は細菌など大きな異物と戦うのですが
「リンパ球」はウィルスやガン細胞などの
小さな異物を担当しています。
その「リンパ球」が減少するため
インフルエンザなどの感染症や
ガンなどの処理が間に合わなくなってしまうわけです。
感染症やガンに対する抵抗力が
低下してしまうことにもなりかねないのです。
たかが「ストレス」と軽んずることなかれ
仕事やプライベートでも
いろいろなストレスにさらされていませんか。
仕事のストレスから
私も”大人ニキビ”に悩まされたことがあります。
これは自分のカラダから生成されたものが
自分のカラダを攻撃していたのですね。
すごく納得しました💧
でも同時に
自分のカラダに反応が出たことによって
ストレスを軽減の方法を考えるなど
対処をしたことを思い出しました。
ニキビは、
カラダからのアラームだったんですね。
睡眠によって副交感神経を優位に立たせ
リラックス状態を作ることは
人間が健やかに生きていくためには
必要なことなんですね。
免疫力を上げて
心もカラダも、健やかに~🍃