前回の記事では
アドラー心理学の「5つの基本前提」のひとつ
「自己決定性」について紹介しました。
今回は
大人になっても
大きな壁として立ちはだかる
「対人関係論」についてです。
人間の悩みは,すべて対人関係の悩みである
アルフレッド・アドラー
この言葉は有名ですね✨✨
人間は社会的な存在であり
他人との関わりの中で
生きています。
そのため
対人関係における問題が
様々な悩みや
心の問題を
引き起こすと考えられています。
アドラーは
「人は平等であり
相互尊重の精神に基づいて
対人関係を築いていくことが大切」
だと説いています。
この「対人関係論」について
調べれば調べるほど
入り口も広いし
しかも奥も深い。
書きたいことは
たくさんあるけれど、
まとめるのが
本当に大変だということに
気付かされました。
本当に大変💦
まずは広い入り口だけでも
キーワードを通じて
解説したいと思います!
アドラー
アルフレッド・アドラーが提唱したアドラー心理学は
人々の行動や思考を
理解するための理論です。
特に「対人関係」に焦点を当てており
子育てにも応用されています。
対人関係性 ー人間のあらゆる行動は、相手役が存在する ー
アドラーは、
人間は生まれながらに社会的存在であり
他者との関わりの中で
生きていくものである
と考えました。
そして、
人間関係における様々な問題や葛藤は
個人の課題と
他者との関係性の相互作用によって
生じると考えたのです。
人間とは
周囲の人々との関係を通じて成長し
発展すると考えているのです。
人間のあらゆる行動は
相手役が存在する
対人関係であるという
「対人関係論」
「対人関係性」のキーワードは
たくさんありますが、
STEPと関わりあいのある言葉を通じて
説明していきましょう
共同体感覚
「共同体感覚」とは、
自分と他者は共同体の一員であり
互いに支え合い
協力していくという意識です。
共同体とは
「人と人が関わり合う場所」であり
友人同士の小さなグループから
地域や国、
さらには私たちが生きている
世界そのものまで含まれます。
アドラーは
人間は社会の中で生きていくために
「共同体感覚」を持つことが
重要であると考えました。
人々が他人と協力し
共に成長する力を育むことを
重視しているのです。
「共同体感覚」は
社会的なつながりや
協力の重要性を
強調しています。
自己受容
「自己受容」とは、
ありのままの自分自身を
受け入れることです。
アドラーは、
人は誰でも欠点や弱みを持っているが
それらも含めて
自分自身を受け入れることが
重要であると考えました。
「自己受容」することで
人は自信を持ち
自己肯定感を高めることができます。
子育てにおいては
自己肯定感を高めることが重要です。
子どもに対して
「できること」を見つけ
勇気づけてあげましょう。
横の関係
上下関係ではなく
対等な立場で
相手と関わることが大切です。
特に子育てにおいては
子供をひとりの人間として認め
尊重することが大切です。
コントロールするのではなく、
共に協力して
成長させる視点を持ちましょう。
「課題の分離」と「勇気づけ」
「課題の分離」と
「勇気づけ」については、
いままでSTEPの記事の中でも
書いてきました。
今回は省略しますが
ぜひこちらも
ご覧いただけるとうれしいです。
「課題の分離」
自分の課題と他人の課題を区別し
それぞれに責任を持つこと。
「勇気づけ」
相手の良いところを見つけ
具体的に認め
勇気を吹き込むこと