はじめの薬膳:海の恵みで健康美!「いか」の薬膳効果で疲労回復から美容まで!

今回の薬膳食材は「いか」🦑

 
 
 

うま味が強くて、食感も大好き!

 
 
 

しかも女性にウレシイ
低カロリー&低脂肪&高たんぱく✨

 
 
 

「いか」は日本だけではなく
世界中で広く食されている人気の海産物です。

 
 
 

日本・中国・韓国料理はもちろん
イタリア・スペイン・ギリシアなどのヨーロッパの国々
東南アジアや地中海沿岸、南アメリカの一部など。

 
 
 

海に面した国々では
古くから「いか」の食文化が根付いていますね。

 
 
 

烏賊(いか)
どうしてこんな漢字が当てられているか
ご存じですか?

 
 
 

死んだふりをして浮かんでいるいかを
カラスがつついてきたところ、
いかが腕を伸ばして
カラスを絡めとったという話から
「烏」を襲う「賊」という意味で
「烏賊」という漢字が当てられたという説

有力のようです。

 
 
  

…獰猛💦

 
 
 

だけども美味しいの✨

 
 
 

そんな「いか」の効果効能に
ついてまとめていきますね。

薬膳的「いか」の効果効能

【五味】甘/鹹味(塩味)
【五性】平性
【効果効能】
 ・滋陰作用:体を潤す
 ・補腎益精:腎を補い精を養う
 ・安神:精神を落ち着ける
 ・活血作用:血液循環を良くする 

滋陰作用:体を潤す

冬は空気の乾燥と冷えによって、
関節の痛みや腰痛などか
起こりやすい時期。

 

いかは身体の「陰」を補い
乾燥による不調
(喉のきき、肌の乾燥・関節の乾燥など)を
改善していきます。

  

いかに含まれるレチノール(ビタミンA)が
粘膜を健やかな状態に保ちます。

補腎益精:腎を補い精を養う

「生命力の貯蔵庫」と呼ばれる腎を補強し
体力や精力を高める効果
があります。

腎は
身体を温めるヒーターの役割も担っているため

冬場はただでさえオーバーワークになりがち

 

冬の養生の基本は
腎を温め
徹底的にケアすることが
とても大切
なのです。

 

いかに多く含まれる
良質のたんぱく質やタウリンが
身体の修復を促し
滋養強壮に役立つ
と言われています。

安神:精神を落ち着ける

精神を安定させ
不安や緊張を和らげてくれます

「いか」はカルシウムが豊富で
神経を安定させ
イライラや不眠を改善する効果もあります。

活血作用:血液循環を良くする

血液の流れを促進し
冷えや肩こり
月経不順などの症状を
改善するのに役立つ
とされています。

 

「いか」は
亜鉛や鉄分が豊富で
月経不順・貧血予防や
血液循環の改善に効果が期待できます。

いかを使った薬膳料理

いかは、美味しいだけでなく
身体に優しい食材として
薬膳にも適しています。

 
 

薬膳だけではなく
世界中で愛されている食材であり
それぞれの国の食文化の中で
独自の進化を遂げてきました。

 
 

そのままお刺身で頂いたり
炒め物や煮物や揚げ物
スープや煮込み料理
形状を活かして詰め物を入れたりとか
いろんな調理方法がありますね。

親しみやすい調理方法を
薬膳の視点から解説しています。

 
 

ぜひ日常の滋養に
摂り入れてみてくださいね。

いかが料理に人気の理由とは?

栄養価の高さ
 いかは高たんぱく・低脂肪で、ビタミンやミネラルも豊富です
調理のしやすさ
 様々な調理法に対応できる食材です
風味の良さ
 独特の風味があり、様々な料理にアクセントを加えることができます

いかとしょうがの炒め物

いかは平性のため
温める作用のあるしょうがやねぎと一緒に炒める
身体を温め
滋養効果が増し
冷え性改善
に役立ちます。

いかと大根の煮物

「おふくろの味」の代表格かもしれませんね。

大根の消化促進作用といかの効果が相まって
胃腸を労わりつつ
身体を軽く整える効果があります。

いかと大根の持つ解毒作用を発揮し
体内の老廃物を排出します。

いかめし

ついつい買ってしまう一品✨

地方のお土産で見つけると
買いたくなってしまいます!

いかとお米
どちらも滋養強壮効果が高く
体力を回復させたい方におススメ
です。

 

米が消化を助け
いかの栄養を効率よく吸収することができます。

いかと米の組み合わせで
五臓をバランス良く補うことができる
万能的な組み合わせです。

いかと冬瓜のスープ

冬瓜の利尿作用と
いかの栄養が組み合わさり、
むくみ解消や美肌効果が期待できます。

⚠️注意点⚠️しっかり噛んで!

いかは平性ですが
冷え性や胃腸が弱い人は
温性の食材(しょうが、ねぎ、にんにくなど)と
一緒に調理するのがおすすめです。

 
 
 

イカは消化に悪いと言われてきましたが
消化しにくいというよりも
噛みごたえがあるため
しっかり噛まないで飲み込んでしまう
ことで
消化しにくくなっている
と考えられます。

 
 
 

また乾燥させた「するめ」は
消化が悪いため
よく噛んで唾液と混ぜてから
食べることを心がけて下さい

 
 
 

どんな食材にも共通して言えることですが
食べ過ぎは要注意!

 

 
 

コレステロール値が高い方は
食べ過ぎないように心がけてくださいね

おわりに

好きなんですー、いか🦑

 
 
 

噛めば噛むほど味わい深い✨

しかもどんな食材と一緒に調理しても
邪魔しないし
でも存在感もある!

 
 
 

調理方法も地方や国によって
いろんな方法のあるステキな食材ですね。

 
 
 

新婚旅行で訪れたスペインも
いか料理がたくさんあって、
どれを食べても
美味しかったことを思い出されます。

 
 
 

パエリアと炒め物が
本当に美味しかった!!

 
 
 

冬の今の季節は
「やりいか」「あおりいか」が旬✨

 
 
 

美味しい時期においしいいかを食べて
冬を乗り切りましょう!