漢方の基礎知識:正経十二経脈①手の太陰肺経と②手の陽明大腸経

漢方・東洋医学

悩みに悩みましたが、
経絡も種類別に
まとめていこうと思います!!

  
  

  

「一体こんなもの、誰が見るのか…(-_-;)」

  

と思いましたが
元はと言えば、
自身の勉強のために作ったサイト。

  

  
  

ここでまとめず
適当に流していいのかと
初心に立ち返りました。

  
  
  

まずは自分の知識のために。

   
  
  

そして、
漢方に興味を持ち始めた方たちに
参考にしていただければ
それは幸い💖

  
  
  

そんな気持ちで勉強しつつ
まとめることを始めたんです。

  
  
  

だからこそ
大変なところかもしれませんが、
自分を奮い立たせて頑張りますよー\٩( ‘ω’ )و ///

  
  
  

今回からは
その12本の経脈の各々が
身体のどこを走っているのか

  

どんな症状に効果があるのか

  

そして12本のつながりについて
調べてまとめていきたいと思います。

正経十二経脈のつながり

「経脈」は
「正経十二経脈」と「奇経八脈」の
2つに大別
されているというお話を
以前の回でしましたね。

この12本は
各々単体で身体を走っているわけではなく
一つの経脈の終わったところから
次の経脈が始まり
手足の陰経と陽経が
交互に繋がっている
とされています。

  
  
  

身体をぐるりと
1周するように巡っているのです。

「漢方の基礎講座」p71 谷口ももよ監修 成美堂出版 より引用

正経十二経脈の気血の流れには
規則性があり、
各経絡の中を
一方通行で流れています

  
  
  

その流れを
「流注(るちゅう)」といい
正経十二経脈は
血液の運行を司るため
経脈内に流れる「営気」の運行も
血液の流れと同じ
になっています。

正経十二経脈①手の太陰肺経

十二経脈は
①手の太陰肺経からスタート
します✨✨

中焦(胃)で生み出された血
気を載せて
まずその運行を推し進めるため
大腸→胃→横隔膜を経て
に入ります。

  
  
  

肺からは気管を経て喉を上り
胸部から身体の表面に出ます

  
  
  

そこから腕の内側を通って
親指の端で終わり
ます。

  
  
  

手首で枝分かれして
人差し指の内側で
②手の陽明大腸経に繋がります

この経脈は11の経穴をもち
・ぜんそく
・息切れなど
肺に関わる症状の治療に用いられています。

呼吸器の症状の他
胃・大腸なども経由するため
皮膚の症状に
影響を与えると考えられます。

正経十二経脈②手の陽明大腸経

人差し指の先端
商陽(しょうよう)という経穴から
始まり
腕から肩へのぼり
背中をまわって鎖骨の上へ行きます。

そこから二つに分かれ
1つは首から顔に入り
口の鼻の間を通り
反対側の鼻の外側にある
迎香(げいこう)という経絡で
③足の陽明胃経に繋がります。

  
  
  

もう一つは鎖骨上から中に入り
肺・横隔膜を経て
大腸に入ります。

  
  
  

このほか
大腸からは足へ伸びる支脈があり
③足の陽明胃経の「上巨虚(じょうこきょ)」と呼ばれる経穴

連絡があります。

この経脈は20の経穴をもち
下痢や便秘などの
大腸の症状のほか
顔面の症状や
五十肩の治療に用いられています。

手の陽明大腸経は「歯脈」と呼ばれるほど
歯痛に効果があります。

●参考書籍●
「漢方の基礎講座」 谷口ももよ監修 成美堂出版 
「プロが教える東洋医学のすべてがわかる本」 平馬直樹 ナツメ社
「図解 東洋医学の仕組みと治療法が分かる本」 丁宗鐡 ナツメ社

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