この4月から
「STEP/Teen」が開講予定です✨✨
念願だったので、いまからドキドキ(*´艸`*)
初めて「Teen」の講座を
開催するということで
今現在
テキストをよく読み込んでいるところです。
今までのプライマルな「STEP」と違い
「Teen」の方は
思春期の子供を対象とした講座なので
より大人に近い子供の心を
読み込んで対処していくことになります。
テキストを読んでいくうちに
ある言葉を思い出しました。
『モラトリアム』
心理カウンセラー資格を勉強した際に
正しい言葉の意味を知りました。
(それまでは歌詞で知っていた程度💧)
発達心理学のエリクソンの
提唱した概念です。
初めて「STEP/Teen」に触れた時は
テキストを読んでも
そんなところに引っかからなかったのですが、
今はまた新しい知識がついて
この言葉に興味を持ちました。
調べてまとめていきます。
思春期と「モラトリアム」
「モラトリアム」本来の意味は?
モラトリアムという言葉は
ラテン語の「morari(遅らせる)」に由来し
「猶予期間」という意味です。
日本では主に心理学における
「青年期の猶予期間」を指して
使われることが多くあります。
「モラトリアム」とは、
心理学者のエリクソンが提唱した概念です。
「モラトリアム」は、
社会的な責任や義務を一時的に免除される期間であり
その期間中に自分自身を見つめ、
将来の目標や価値観を探求していくとされ、
そこに本来の意味が重なってきています。
「モラトリアム」とは「自分さがし」の時期
思春期とは、
子供から大人へ変化する重要な期間です。
カラダはもちろん
心も大人に向かって成長し、
大きく変化をしていく時期でもあります。
モラトリアムである思春期は
「自分さがし」の時期です。
自分はどんな人間なのか。
どんな性格なのか。
何をやりたいのか。
どんな職業につきたいのか。
どんな自分になりたいのか。
そして、自分は一体誰なのか。
「自分は誰なのか」という自己認識を
自己/自我同一性(アイデンティティ)を確立
すると言います。
これは自分自身の価値観
目標
能力
役割などに対する
理解に基づいて形成されます。
モラトリアムと自己/自我同一性(アイデンティティ)の関係
モラトリアムとは、
「猶予期間」という意味で
心理学者のエリクソンが提唱した概念でしたね。
「アイデンティティの確立」と「モラトリアム」は、
密接な関係があります。
モラトリアム期間は、
アイデンティティを確立するための
重要な期間なのです。
モラトリアムの役割
心理学者のエリクソンは、
青年期におけるモラトリアムを
「アイデンティティの確立」という
重要な課題に取り組むための
猶予期間と捉えました。
モラトリアムの役割には、
以下のようなものがあります。
様々な可能性を試す
社会的な責任や義務から解放されることで
子どもたちは様々なことに挑戦したり
経験を積んだりすることができます。
自分自身を見つめる
時間と空間を確保することで
子どもたちは自分自身を見つめ
自分の価値観や目標を探求することができます。
大人としての責任に備える
モラトリアムを通して子どもたちは
将来の社会生活に
必要なスキルや知識を身につけることができます。
「モラトリアム」である思春期とは、ゆらぎの期間
思春期は、
様々な葛藤や悩みを抱えることも
少なくありません。
将来の夢や目標がまだ定まっていない
自分の能力に自信が持てない
周囲からの期待に応えられない
と感じてしまうなど、
不安や焦燥感を感じることもあります。
子供自身が、自分自身と対立(葛藤)する時期で
大人になったのだと感じたかと思うと
また小さな子供に戻ったように感じるなど
激しく揺れ動きます。
親が思春期の子供に対してできること
子どもたちがモラトリアム期間を
有効に活用できるように、
親はサポートをすることが重要です。
そこで「STEP/Teen」が役に立ちます✨✨
テキストの一文を引用します。
「STEP/Teen」は、子と親の価値観の違いを
「STEP/Teen」親のためのガイドブック
すべて解決するものではありません。
しかし、
そうした場合の考え方
受け取り方
話の聴き方
コミュニケーションや対応の仕方などの面で
衝撃を和らげる方法を示します。
つまり、どう対処すればよいのかと言うことを
系統的に説明するものなのです。
おわりに&まとめ
モラトリアムは
思春期の子供たちが自分自身を見つけ
アイデンティティを確立し
大人としての責任に備えるための
重要な期間です。
思春期特有の接しにくさはありますがww
それでも親は子供の健全な成長を願って
接していかなければなりません。
その手助けにもなる
「STEP/Teen」を一緒に勉強していきませんか?