前回、「痛み」について調べてまとめてみました✨✨
どのような原因があると、
どのように痛むのか。
痛みにもいろんな種類があって
理由・原因によって
痛み方が変わることが分かりましたね♬
今回は「冷え」と「痛み」の関連についてです。
私が漢方を勉強しようと思ったキッカケは
「子宮腺筋症」という病気の発症です。
『婦人病の9割の原因は、
冷えとストレス』
といわれるほど
「冷え」は婦人病のもとであることを
この時、初めて知りました✨✨
婦人病だけではありません。
『冷えは、万病のもと』です!
現に中国の人は
冷えた飲み物を嫌い
温かな白湯の入った水筒を携帯し
いつも飲んでいるほど。
飲みものだけではありませんが
身体を冷やさない工夫が
生活に浸透しているのでしょうね✨✨
「気・血・水」が絶えず流れている状態が『正常』です
漢方の世界では、
身体の巡りを大切にしています。
巡りも、
目には見えない機能的な側面である「気」と
実体的な側面である「血」・「津液(水)」
に分けて考えていきます。
「気」や「血」「水」は
常に経絡に沿って体の中を流動しており
滞らずに
絶えず流れている状態が”正常”
つまり”健康”であると考えられています。
これに対して病気の原因とは
これらが不足する(虚する)
あるいは流れが滞ること(停滞)で
生じるとされています。
まずは「不足」を原因とする場合から
考えてみましょう。
「不足」が冷えと痛みの原因の場合
不足が原因となり
痛みが生じることを「不栄則痛(ふえいそくつう)」といいます。
気の不足
「気」には『温煦(おんく)作用』と呼ばれる
身体を温める機能があります。
「気」が不足している「気虚」の場合では
この機能が低下し
冷えていきます。
また身体に大切なものが
行き渡らなくなることで
痛みも生じます。
血の不足
「血」の不足している状態を
「血虚」といいます。
「血は気を載せる」ともいわれ
「血」が少なくなれば
「気」も少なくなるため
冷えが生じると言われています。
水(津液)の不足
「陰虚」と呼ばれる
津液不足の状態では
ほてりが生じますが
冷えや痛みはあまり感じられないと
言われています。
「流れの滞り」が冷えと痛みの原因の場合
流れが滞る場合では
気・血・水(津液)いずれの要因でも
「冷え」と「痛み」が生じます。
流れが滞ることにより
生じる痛みを
「不通則痛(ふつうそくつう)」といいます。
気の停滞
「気」が滞る「気滞」の状態では
上記の『温煦作用』が滞るため
冷えが生じます。
体の中心部に冷えはありませんが
手足の先だけ冷えるような
末端の冷えの場合
気滞の冷えが疑われることになります。
気滞では
張ったような痛みを生じることが多くあります。
血の停滞
「血」の滞った状態を
「瘀血(おけつ)」と言います。
「瘀血」によって生じる痛みは
ズキズキと強く
長く持続するのが特徴です。
水(津液)の停滞
「水(津液)」の滞った「水滞(痰湿)」の状態では
「気」や「血」の流れが妨害されることと
「水滞」自体が寒性の邪気であることから
冷えが生じます。
痛みは、重だるいのが特徴です。
外因の場合の「痛み」と「冷え」
ここまで「冷え」と「痛み」が
生じる身体の原因
つまり内因について解説してきましたが、
冷えと痛みの原因としては
「外因」も
もちろんあります。
外因である6つの邪気の中で
「冷え」と「痛み」を発生
あるいは増悪させるのは
「風」「寒」「湿」の3つです。
「風」は邪気の性質・変化を表すため
実質的に「冷え」と「痛み」の原因となるのは
「寒」と「湿」だと言われています。
まとめ
このように「気・血・水」は
不足したり
滞ったりすると
種類や性質に違いはあるものの
おおよそ「冷え」と「痛み」を
生じることがわかります。
「冷え」を甘く見ないで欲しいなと
病気を発症した私は
強く思うのです(*´˘`*)♡
https://www.kanpo-genkido.co.jp/archive/portfolio/herbal-remedy-for-headaches/ 「元気堂薬局」頭痛の漢方治療
https://www.kampoyubi.jp/learn/matsuhashi/03.html クラシエ薬局「冷えと痛みの弁証論治」
https://yamazaki-yakkyoku.jimdo.com/%E5%BD%93%E8%96%AC%E5%B1%80%E3%81%AB%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%81%94%E7%9B%B8%E8%AB%87/%E7%94%9F%E7%90%86%E7%97%9B-%E6%9C%88%E7%B5%8C%E5%9B%B0%E9%9B%A3%E7%97%87/ 漢方専門山崎薬局「生理痛(月経困難症)」