夏の初め、
湿度が高くなり
梅雨を思わせるような
天気が続くようになりました☂
まだ身体が湿度に慣れていないため
カラダがだるくて
重い不調を訴える人が
多くなったように感じます。
こんな時期に旬を迎える野菜
「しそ」
薬味としてはお馴染みですが
「しそ」には
いろーーーーんな効果があります☆
湿度が上がって
胃腸がダメージを受けるこの時期
食品の痛みが気になる
この季節
ジメジメもやもやと
「気」が巡らなくなる
この時節
「しそ」が助けてくれますよ(*´˘`*)♡
薬膳的「しそ」の効果・効能
【五味】 辛
【五性】 温性
【効果効能】
・発汗作用
・滞った「気」を巡らせる
・解毒・防腐作用
・胃腸の働きを回復させる
その昔、
カニによる食中毒で
瀕死の状態にあった若者に
紫色の薬草「赤しそ」を
煎じて与えたところ、
若者は見事回復したのだそう。
そのため、
死にかけていた人を
蘇らせた
紫色の薬草ということで
「紫蘇」と名が付けられました。
「赤しそ」と「青しそ」
「青しそ」は薬味としてよく使用され
刺身などと
一緒に出てくることが多いですね。
「しそ」の葉に
殺菌作用や
解毒作用があるために
利用されています。
薬草や生薬として利用されるのは
「赤しそ」
あの赤色は
アントシアニンというポリフェノールの一種。
強い抗菌作用や
活性酸素を抑制する働きがあります。
「青しそ」よりえぐみが強く
葉も硬いため
生食よりもジュースにしたり
乾燥させて「ゆかり」などに加工して
利用することが多いです。
部位によって効果・効能が違う「しそ」
「しそ」は部位によっても
効果効能が違う食材です。
「しそ」全体は
かぜや咳
消化不良に良いとされていますが
部位によって
使い分けられています。
成長段階に合わせて
・発芽したばかりのしその芽を「芽じそ」
・花がついた「花穂」
・実が入った「穂じそ」
として、和食で利用されています。
しその葉「蘇葉(そよう)」・「紫蘇葉(しそよう)」
生薬では「しそ」の葉を
「蘇葉(そよう)」
または「紫蘇葉(しそよう)」と呼んでいます。
注意したいのは、
摂り過ぎると
汗のかき過ぎにつながること。
弱っているときや
疲れたときは
量を控えめにしましょう。
しその花
「しそ」の花は
気の巡りを良くします。
お茶にも料理にも使われています。
しその茎『蘇梗(そこう)』
茎は生薬では
「蘇梗(そこう)」といいます。
しその種「紫蘇子(しそし)」・「蘇子(そし)」
種子を乾燥して
生薬としたものを「紫蘇子(しそし)」
または「蘇子(そし)」といいます。
おわりに&まとめ
これだけ効果効能の高い「しそ」
薬味だけではもったいない!!
湿度の高くなることによって
出てくる不調に対応すべく
日本と代表するハーブ「しそ」を
楽しみましょう♬
今年は久しぶりに
「赤しそドリンク」を作ろうかな??
●参考サイト●
https://www.kampo-sodan.com/column/column-2760 「シソの葉はかぜに、茎は消化に、種は咳やむくみによし」漢方ライフ
https://www.yuskin.co.jp/hadaiku/detail.html?pdid=100 「しそが漢方に用いられる理由」肌育研究所
http://www.hal.msn.to/kankaisetu/chuyaku060.html 「紫蘇葉」ハル薬局 生薬解説