勇気づけセミナー「STEP」:過保護/過干渉は、どんな子供に影響を与えるのか

前回、
「過干渉は子供の未来や可能性を潰します!」という題名で
過干渉が子供に及ぼす悪影響について
説明しました。

「そもそも子供に対する過干渉って
 一体どんなことを指しているの?」

という声もあったので
解説していきたいと思います。

「過干渉」と「過保護」との違い

「過干渉」と「過保護」は
似たような言葉ですね。

  

明確な違いとは
いったい何なのでしょうか?

過干渉とは?

「過干渉」とは
干渉が行き過ぎていることを指し
相手の行動を制限したり
先に考えを決めたりすること
を言います。

  
  
  

子育てにおける過干渉とは
「子どもが望むか望まないかに関わらず
 親が望むことを子どもにやらせる(禁じる)こと」

とされています。

  
  
  

子供の気持ちは
尊重されていません

  
  
  

親の管理下に子供を置いて
感情を無視し
コントロールしようとしている状態です。

過保護とは?

過保護とは
「子どもが望むことを
 全てやってあげてしまうこと」
です。

  
  
  

子供が不快感を示したり
困難を感じることに対し、
親が先回りして
回避する行為も含まれます。

  
  
  

過干渉との違いは
子供の意見を尊重するものの
甘やかしすぎる
という、明確な違いがあります

  
  
  

どちらの場合も
「子どものため…!」
と思って親がしたことが、
知らぬ間に
過保護・過干渉となっていることも
あるようです。

あなたの過干渉過ぎる親チェックリスト

過干渉な親には
ある特定の言動があります。
  

ご自分に当てはまるものがあるか
確認してみてくださいね。

□ 子どもに「〇〇しなさい」と言うことが口癖になっている。
□ 子どもに対して「あなたのため」と言うことがある。
□ 子どもの話をさえぎり「そうじゃない」と自分の意見を話す。
□ 子どもの日記やスマホ、部屋などプライベートな場所(物)をチェックする。
□ 親が決めたことに、口答えは許さない
□ 最初に子供を責める言葉が出てくる、結果しか見ていない
□ 子どもの考えや行動、友人関係まですべて把握している。
□ 子どもが選んだものでも、親が気に入らなければ変更させる。

心当たりはありませんか?

  

3つ以上あるならば
過干渉になっている可能性があります。

過干渉な親には、共通の特徴があります

子どもに対して
過干渉になってしまう親は
ご自身にも
親に認めてもらえなかった
体験持つケース
があります。

  
  
  

自分の意見を言っても
否定・却下されたり、
制限されたりという経験があれば

ご自身の親御さんも
過干渉な親であったと言えると思います。

「それこそが子育てだ」と
誤った方法を刷り込まれているからこそ
気付かないことなのかもしれません。

  
  
  

また、
子どもをちゃんと育てなければと
過度に頑張り過ぎる
真面目な方も
過干渉になっている
こともあります。

  
  
  

社会に出しても
恥ずかしくない子供に育てなければならないという
義務感に縛られていませんか?

  
  
  

どちらにしても
「親が絶対正しい」
「子供の意見より、親の意見が優先」
という考えからきているので、
まずはその考えを
改めることから始めていきましょう!

  
  
  

子供が正しいときもあるし
親が間違うこともあります。

  
  
  

間違えに気付いた時に、素直に
「間違えてたね、ゴメンね」
といえる親子関係こそが、
良好な関係だと「STEP」では考えています。

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過干渉な親にならず
良好な親子関係を築くためにも
以下のことを心掛けてみてください。

過干渉な親にならないための対処法

上記の「過干渉チェックリスト」で
当てはまったものが多かった方は
ショックを受けられているかもしれませんね。

  
  

でも、大丈夫!

  
  

気付いたこと自体が
改善への第一歩!

  
  

過干渉から抜け出すために
ここから踏み出して行けばいいのです。

子どもの言動を見守る

見守る姿勢を
意識
しましょう。

  

口出ししたくなる気持ちも
よく分かります!

  
アドバイスは
子供から求められた時だけ

  

その場合は
否定の言葉ではなく、
子どもの意思を尊重し
「I-メッセージ」を使って
伝える
ことをおススメします。

ありのままの子どもの姿を認める

子供を認めることが大切です。

  

他の子との比較ではなく
子どもが以前より
どれほどできるようになったか
努力したかを認めてあげましょう。

  

出来た・出来ないではなく
どれだけ進歩したかを
伝えてあげてください

  

ほめることことは避けてください

自分と向き合う

「~するべき」
とか
「~でなければならない」
という考え方が
頭の中に浮かんできているのなら
思い切って捨ててください。

  

「べき思考」の根底には
過去のあなたの
不安だった経験があります

  

自分のどんな不安が
子どもに対する言動に表れているのか
じっくりと自分と
向き合って探してみましょう。

おわりに&まとめ

米国のセラピストである
スーザン・フォワードの著書
『毒になる親』(毎日新聞社)には

「コントロールしたがる親に育てられた子は
 成人後も自分が何者であるのかという
 アイデンティティが
 ぼやけたままはっきりしない

 それは、自分と親は
 独立した異なる人間であることを
 実感しにくいからである」

と説いています。

親の考え方を押し付けられて
それを否定すれば
捨てられる不安があったため
無理に自分を
押し殺し続けた結果なのでしょう。

  
  
  

そんな大人になって欲しいですか?

  
  
  

子供の将来を思うのなら
すぐにでも
過干渉をやめる勇気を持ちましょう!

  
  
  

今日から一歩を
踏む出せばいいのです✨

  
  
  

勇気づけ勉強会「STEP」では
対策方法である
「見守る」
「ありのままの子供の姿を認める」を
トレーニングとして学ぶことが出来ます。

  
  
  

文章を読んだだけでは
しっかりとした理解とは言えません。

  
  
  

実践できることが大切なんです。

  
  
  

一緒に一歩を歩み出しませんか?