「STEP」とは、何の略？
アドラー心理学がベースとなっている
勇気づけセミナー「STEP」を
ご存じでしょうか？
正式には
「Systematic Training for Effective Parenting」といい
「STEP」はその略称となります。
日本語に直訳すると
『効果的な子育てのための
系統化されたトレーニング』となります。
そうなんです、
この勉強会はトレーニング。
ご自分で実践し、
何度も繰り返しながら
身に着けていく手法なんです。
座学で一定の時間、
ホワイトボードの前に立った
講師の話を聞き
テキストなどで学ぶわけではありません。
あくまでも、
すぐに家庭で実践できる方法を
学んでいくことに
重きを置いています。
学ぶためのハンドブックも
もちろんあります。
ハンドブックの前書きには
『この勉強法の基本は、
ハンドブックを読み、
ディスカッションし、
典型的な問題について演習し、
参加者同士が勇気づけあい、
基本的な考え方や
子育て法（技術）を
家庭で実際に活用してみることなどから
成り立っているのです。』
とあります。
ディスカッションを通して
考え方を学び
感じ取ることが大切だと
謳っているんですね。
ディスカッションだけではありません。
ロールプレイングや
簡単なゲームなども通じて、
子育ての手法を学んでいきます。
会を開催する
私のようなリーダーと呼ばれる人たちは
カウンセラーのような
子育ての問題をひとつひとつ解決していくような
立ち位置ではなく、
会をスムーズに運営する者を指しています。
決して”先生”ではありません。
ですので、
直接ひとりひとりの
問題を解決するわけでもありません。
あくまでもこの「STEP」では
問題解決の手法を学ぶところなのです。
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もし私に
それぞれの家庭の問題を解決できたのなら
私は
”子育てカウンセラー”として
独り立ちしていたと思いますよｗｗ
ちょっと違和感のある「勇気づけ」という言葉について
アドラー心理学とは
別名「勇気づけの心理学」
とも呼ばれています。
少し以前の話になりますが
『嫌われえる勇気』
という本がベストセラーになり
ドラマ化もされましたね。
そこから爆発的なブームが起き
日本では無名に等しかった
アドラー心理学が浸透していったのだと感じます。
その「勇気づけ」
耳慣れない言葉ですよね。
英語では「encouragement」と言いますが
これに対応する
日本語が実は存在しないんだそう。
一番意味合いとして
しっくりくるものは
「勇気を吹き込む」らしいのですが
これでは表現として扱いにくく
流されやすい。
そこで採用されたのが
「勇気づけ」
なんだそうです✨✨
この「勇気づけ」という言葉を聞いて
なんとなく
違和感を感じませんでしたか？
「…ん？ でも意味は分かるからイイか…」
みたいに
ちょっと引っかかりながらも
スルーしませんでしたか？
違和感を感じて、
一旦立ち止まり、
考える。
それが人の心に残るんです。
そこにも
心理学を使った
効果があるんです✨✨
「勇気づけ」がいかに大切かを
まとめようと思ったのに、
少し脱線してしまいましたね。
でも私は
「勇気づけ」の和訳秘話を聞いて
「良く出来ているなぁ～」って
本当に感心したものです。
さすがは心理学が
ベースになっている勉強会だな
そんな細部にまでも
人の心を動かす
要素が含まれているんだなって。
次回は本題、
「勇気づけ」に触れていきたいと思います✨✨