はじめの薬膳:程よい酸味と甘さのバランス『いちご🍓』

漢方・東洋医学

今年は春に入ってから
急に気温がぐんぐん高くなり
夏日を迎えた場所もありましたね。

  
  
  

この気温差には
身体はついていけない!!(*_*;

  
  
  

しかも4月上旬は
環境ががらりと変わる人も多く
メンタル面でも
調子を崩しがち。

  
  
  

そうなると
身体に熱がこもりやすくなり
のぼせやほてりといった
症状が出やすく
なります。

  
  
  

こんな時におススメなのが
スーパーにもたくさん並んでいますね
「いちご」🍓

体にこもった熱を
冷ます性質
を持っています。

  
  
  

いちごの旬は4~6月

  
  
  

こんな時節に食べたくなる果物です🍓

薬膳的「いちご」の効果・効能

【五味】 甘味/微酸味
【五性】 涼性
【効果効能】
 ・余分な熱を冷ます
 ・身体に潤いを与える
 ・胃を健康にする
 ・肝を養う

今では品種改良が進み
甘くて大粒の「いちご」が
たくさん出回っていますが
もともとは少し酸味のある果物。

  

その程よい酸味が
春に弱りやすい「肝」を
癒してくれます。

漢方の世界では
「いちごの葉」も
薬として活用
しています。

 ・止血
 ・抗炎症作用
 ・腸内環境の改善
 ・強壮作用があり、倦怠感にも効果

花期の葉を乾燥させたものを煎じて
お茶や煎じ薬として使用します。

栄養学的「いちご」の効果・効能

いちご狩りに行くと
たくさん食べなきゃいけないのに
何故か
トイレを催すことはありませんか?

食物繊維を豊富に含むため
お腹の張りや便秘の解消にも効果的
です。

  
  
  

その他にも、
ビタミンCはレモンよりも多く含み
5~6粒で成人の1日必要量が取れる
と言われています。

ビタミンC

ストレスから体を守る働きをする
「ビタミンC」✨

  

活性酸素を消去する抗酸化作用
皮膚や粘膜、
血管を強くし
保護する効果
もあります。

 

水溶性のビタミンで
熱に弱い性質があるので
生で食べると
より効果的に摂取できます。

  

ビタミンCは
コラーゲンの合成にかかわるため
美肌つくりにも効果的✨

葉酸

ビタミンB群の一種である「葉酸」は
赤血球を作り
「造血のビタミン」とも言われています。

DNAを正常に作る材料にもなるため
妊婦さんには必要不可欠な栄養素です。

ペクチン

食物繊維の一種である
「ペクチン」
も豊富に含まれています。

  

血糖値の急な上昇を防ぎ
コレステロール値を下げる働き
があります。

  

また、腸内環境を整えて
生活習慣病の予防・改善
にも
効果が期待できます。

  

おわりに&まとめ

旬の野菜やくだものは
その時期に
旬を迎える意味があるということを
強く感じます✨

気温差の激しいこの季節に
潤いを与え
気分に左右されやすい「肝」をも
癒してくれますよ。

  
  
  

さわやかな酸味と甘さを
兼ね備えた「いちご」を
楽しんでくださいね🍓

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