はじめの薬膳：『れんこん』あのキレイな花の下に、こんなおいしいものが埋まっているとは✨✨

通年、出回っている「れんこん」

「蓮根（れんこん）」とはご存じの通り
あのお釈迦様が座っていらした
蓮の花の”根っこ”です。

調べて知ったのですが
れんこんも今が旬。

秋から冬が一番おいしく
栄養価の高い時期です✨✨

れんこんは生の状態と
加熱した状態では
効果効能の違うという
珍しい食材✨

部位によっても
食感が違うため
料理の幅も広がりますね。

れんこんは昔から
薬用植物としても有名で
効果効能もたくさんある食材です。

薬膳的れんこんの効果・効能

れんこん【生】の効能

れんこん【加熱】の効能

白い食材なので
身体に潤いを与える効果が高く
喉の痛みや咳、痰といった
不快な症状を
改善する効果が高いです。

れんこんに着目したキッカケは
「血」に関わる効果が高いから✨✨

生の状態と加熱後で
「血」に対する効能が異なるのも特徴です。

貧血の方や
瘀血が原因の婦人科の病気の方にも
おススメです。

産後の出血などにも効果があり
女性の強い味方になってくれます。

栄養学的れんこんの効果・効能

薬膳的効能を裏付けるべく
たくさんの栄養が詰まっています！

いろんな成分が含まれていますが
ここでは特殊な性質を持つ栄養素を
取り上げてみました。

ビタミンC

コラーゲンの生成を促し
毛細血管を強くする
ビタミンＣが豊富で
みかんの1.5倍
大根の3.7倍に相当する量が
含まれていると言われています。

ビタミンCは
水溶性で水に溶けやすく
熱や光に弱い性質を持っていますが
れんこんのビタミンCは
でんぷん質で守られているため
加熱しても
壊れにくいという特徴があります。

食物繊維

食物繊維は
ヒトの消化酵素で
消化・吸収されることのない糖の一種。

水に溶けない不溶性食物繊維と
水に溶ける水溶性食物繊維に
分けることができ、

両方の食物繊維を含んでいるのが
れんこんの優れたところです。

タンニン

れんこんは切った後
放置すると切り口が黒くなります。

その原因は
ファイトケミカルの仲間で
アク成分である、
タンニンというポリフェノールです。

近年タンニンには
止血・消炎作用があることが
証明されています。

さらにれんこんは
鉄分も含んでいるので
慢性的な出血などからくる
貧血の予防にも役立ちます。

部位によって味わい方が違います

れんこんの
１番最初に出来た部分は
でんぷん質が多いので
もっちり・ねっとりとした食感。

コロンと丸い小さめの
先方部分は
やや透明感があり
歯ざわりが良いのが特徴です。

真ん中は
両方の良いところを持ち合わせます。

”蓮”は部位ごとにそれぞれに効果がある生薬なんです

蓮は観賞するだけでなく
花・葉・根・実と
すべて食用になり、
それぞれに薬用効果があります。

中国では
今から2200年ほど前の漢代に
蓮は万病の薬
不老長寿の薬として珍重され
漢方薬として用いられています。

「荷葉（かよう）」：葉
　発熱や胃腸の症状、止血作用

「蓮子肉（れんしにく）」・「蓮肉（れんにく）」：蓮の実、種子
　鎮静、下痢止めやオリモノのトラブル、健胃作用

「蓮子心（れんししん）」：蓮の実の中の胚芽
　イライラや不眠、解熱作用

「蓮鬚（れんしゅ）」：雄しべ
　強壮作用

「蓮房（れんぼう）」：果托・花托
　止血作用

「藕節（ぐうせつ）」：節の部分
　出血を止め、鬱血を散らす

 おわりに＆まとめ

実は「貧血」と
「不正出血」について調べていた際に
れんこんの優れた効能に出会いました✨✨

しかも、今の時期
秋から冬が旬！

効果・効能は
薬膳的にも
栄養学的にも素晴らしく
驚くことばかり✨(๑º ﾛ º๑)

私のカラダのトラブルを
解消してくれる
優秀な食材でした！

れんこん
素晴らしいです✨✨